ニコンからAPS-Cコンパクト誕生か

 一週間前に、ライカ(Leica)からAPS-Cサイズのイメージセンサー(撮像素子)を使ったコンパクトカメラ、X1が発表になった事を書いた(ライカという選択9/11 )。そのライカのアジア・太平洋地区担当ディレクターのSunil Kaul氏が、新しいニコン(Nikon)のコンパクトカメラにX1と同じソニー製の1200万画素のイメージセンサーが使われるだろうと発言したことが報じられていた。(元ネタはこちら

 ライカのアジア・太平洋地区担当ディレクターがニコンの新製品開発に関する情報を果たしてどの程度知っているのかわからないが、話としては実に興味深いものである。と云うか、郷秋<Gauche>としては大いに期待したい噂であるぞ。

 書かれている事を鵜呑みにすれば、それは「コンパクト・カメラ」だと云うことだから、それはキットレンズ交換ができないタイプだということである。P6000の後継機がAPS-Cだという可能性もなくは無いけれど、Sunil Kaul氏が語ったニコンは、まさしくX1の対抗機種であろうと考えたい。そう考えると、果たしてライカの人間がX1の購入を思い留まらせるような発言をするかと云えば、しないと考えるのが妥当だろう。

 ライカX1の価格は20万円程度と予想されているが、ニコンのAPS-Cコンパクトが現実のものとなったと仮定すれば、いかにイメージセンサーがAPS-Cとは云ってもレンズ交換のできないカメラがD5000レンズキットより高いわけにはいかないだろうから、その価格は10万円以下。つまりライカX1の半分だ。似たようなスペックのカメラ2台、果たして消費者はニコンとライカ、どちらのブランドを選ぶだろうか。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、恩田の森の刈取り目前の稲田と秋の空。首都圏など大都市圏以外にお住まいの方には見慣れた景色かも知れませんが、郷秋<Gauche>の住む横浜でこんな景色を見ることの出来る場所は本当に少なくなっているのです。ホントに貴重な景色なのです。
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