唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
ペーパー辞書って何?
親愛なるなる神奈川新聞の投書欄、今日の「読者のページ」に「ペーパー辞書の楽しみ」と題する投書が掲載されていた。「ペーパー辞書って何?」と一瞬思ったが、さすがにすぐに判った。電子辞書に対する「ペーパー辞書」であり、つまり、紙に印刷され製本され分厚い本の形をしている、昔ながらの辞書のことなのである。
自宅の玄関先や居間にあって、設置場所を動かすことができないのが電話であったが、自由に持ち歩くことの出来る電話、携帯電話が登場したことから、携帯電話と区別するために固定電話、家電(いえでん、家にある電話、あるいは家から動かない電話の意味)と云う言葉が生まれた。
フィルムを入れて撮影するのが当たり前であったカメラ(写真)に、フィルムを使わないカメラ、つまりデジタルカメラ(写真)が登場したことから、デジタルカメラ(通称デジカメ)やデジタル写真と区別するためにフィルムカメラとか銀塩写真(塩化銀の化学反応を利用して画像を固定したことから作られた)という言葉が生まれた。
古くは(例としても古過ぎるかも知れないが)電灯に対する懐中電灯、ラジオに対する携帯ラジオ、氷を入れて冷やす冷蔵庫に対する電気冷蔵庫など、それまで単に「電灯」「ラジオ」「冷蔵庫」と呼ばれていたものが、持ち歩けるようになったり、電気によって機能を果たすようになるなどその機能が大きく変わった時に、それまでのものと区別するために新しい言葉が生まれてきた。
そして、ついに、ここに来て、いよいよ、「ペーパー辞書」の登場である。9月17日に掲載した書店はどこへ行くにも書いたけど、いまや辞書だけではなく小説さえも携帯電話やPCで読む時代に突入しており、ホントに、冗談ではなく「ペーパー本(ぼん)」なんて言葉が登場しそうで怖いわけですね。17日に書いたから今日は繰り返さないけれど、なんか、ほんとに、まったく寂しい時代になったものだと、郷秋<Gauche>はつくずく思うわけですよ。
P.S. 件の記事の要旨を書くのをすっかり忘れていました。「ペーパー辞書」にはアナログならではの、電子辞書よりも優れた点が沢山ある。電子辞書の良さも認めるが、時間に余裕があるときにはもっとペーパー辞書に親しみ、多くの言葉と思わぬ出会いを重ね、知識を広めて欲しいと云う内容でございました。郷秋<Gauche>に云わせれば、実に真っ当なご意見でございました。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、横浜市指定名木、藪椿の大樹の足元で群れる彼岸花。満開には数日早かったようですが、それでも恩田の森有数の彼岸花群生地の片鱗はお判りいただけるでしょうか。
自宅の玄関先や居間にあって、設置場所を動かすことができないのが電話であったが、自由に持ち歩くことの出来る電話、携帯電話が登場したことから、携帯電話と区別するために固定電話、家電(いえでん、家にある電話、あるいは家から動かない電話の意味)と云う言葉が生まれた。
フィルムを入れて撮影するのが当たり前であったカメラ(写真)に、フィルムを使わないカメラ、つまりデジタルカメラ(写真)が登場したことから、デジタルカメラ(通称デジカメ)やデジタル写真と区別するためにフィルムカメラとか銀塩写真(塩化銀の化学反応を利用して画像を固定したことから作られた)という言葉が生まれた。
古くは(例としても古過ぎるかも知れないが)電灯に対する懐中電灯、ラジオに対する携帯ラジオ、氷を入れて冷やす冷蔵庫に対する電気冷蔵庫など、それまで単に「電灯」「ラジオ」「冷蔵庫」と呼ばれていたものが、持ち歩けるようになったり、電気によって機能を果たすようになるなどその機能が大きく変わった時に、それまでのものと区別するために新しい言葉が生まれてきた。
そして、ついに、ここに来て、いよいよ、「ペーパー辞書」の登場である。9月17日に掲載した書店はどこへ行くにも書いたけど、いまや辞書だけではなく小説さえも携帯電話やPCで読む時代に突入しており、ホントに、冗談ではなく「ペーパー本(ぼん)」なんて言葉が登場しそうで怖いわけですね。17日に書いたから今日は繰り返さないけれど、なんか、ほんとに、まったく寂しい時代になったものだと、郷秋<Gauche>はつくずく思うわけですよ。
P.S. 件の記事の要旨を書くのをすっかり忘れていました。「ペーパー辞書」にはアナログならではの、電子辞書よりも優れた点が沢山ある。電子辞書の良さも認めるが、時間に余裕があるときにはもっとペーパー辞書に親しみ、多くの言葉と思わぬ出会いを重ね、知識を広めて欲しいと云う内容でございました。郷秋<Gauche>に云わせれば、実に真っ当なご意見でございました。
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例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、横浜市指定名木、藪椿の大樹の足元で群れる彼岸花。満開には数日早かったようですが、それでも恩田の森有数の彼岸花群生地の片鱗はお判りいただけるでしょうか。
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