山本左近がレギュラードライバーに昇格

 7月18日に「完走すれば『印象的なパフォーマンス』なのか?」と題する小文を書いた(see here)。7月30日には「山本左近は速いのか上手いのか?」と云う小文も書いた(see more)。

 二つの記事を要約すれば、予選でも決勝レースでもチームメイトの後塵を拝し常に最後尾を走る山本が、なぜレギュラードライバーを押し退けて決勝レースを走る事が出来るのかと云えば、彼が速いわけでもレース運びが上手いわけでもなく、チームにとって「美味しい」からである、と云うことになる。

 これまでの3戦はマシンに対する馴れの問題だと言い訳することもできたが、彼にとっての第4戦となる次戦、スパ・フランコルシャンでもはやその言い訳は通用しない。スパのコースが初めてのブルーノ・セナに対して山本は既に2回、この難しいけれど攻め甲斐のあるコースを走っているのだから。

 たとえどんな経緯があったとしても、世界中でわずか24席しかないF1ドライバーのシートを獲得したのだから、大きなチャンスを与えられたのだからそのチャンスをものにしてもらいたいものである。可夢偉が2009年シーズン最後の2戦でその才能を見せつけレギュラードライバーの座を仕留めたように。
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写真展出品作品紹介(10)

 6月15日(火)から7月11日(日)まで、相模原市橋本のカフェ・コレット(JR横浜線&京王相模原線相模原駅南口)で開催いたしました小さな写真展で展示した作品全12点の紹介、10日目です。


タイトル:錦秋
撮影場所:町田市玉川学園
カメラ:Nikon D200
レンズ:AF-S DX ZOOM-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)
展示期間:後期(6/29-7/11)

昨日ご紹介いたしました「目覚めの時」と対を成すように展示したのが今日ご紹介する「錦秋」です。「目覚めの時」は頭上を見上げたものでしたが、こちらは逆に3、40センチ程の高さの石の上に乗って紅葉の落ち葉が降り積もった庭を俯瞰したものです。俯瞰と同類の言葉に「鳥瞰」がありますが、こちらは文字通り「鳥の目」で俯瞰したもの。鳥瞰ほどでなくてもホンの数10センチ目線が高くなっただけでも撮られた写真は変わってきます。

 報道カメラマンが人垣の向こうにある現場や話題の人を撮る為に4、50センチ程の小さな脚立に乗っている姿はよく目にしますが、風景写真の場合にもこの小さな脚立は実に有効で、これ一つで更に広々感を表現する事ができるようになります。徒歩で出かけるときには無理ですが、クルマを使っての撮影行の際にはぜひ持って行きたい小道具です。ただし、三脚が使えなくなりますので中判以上のカメラには不向き。35mmやAPS-CのSLRの場合でも目一杯絞りシャッタースピードが遅くなっている場合などには脚立の上で一脚を使うなどの工夫が必要になります。
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