ミヒャエル、もうあなたの時代ではないのです

 ハンガリーGP決勝レース終盤でのルーベンス・バリチェロに対するミヒャエル・シューマッハによる走行妨害に対して、次戦(スパ・フランコルシャン)での10番グリッド降格のペナルティが言い渡された。当然である。

 ミヒャルはウォールまではまだ十分なスペースがあったと主張しているようだがそのようには見えない明らかに度を越した走行妨害であり、ピットレーン出口付近の狭くなった場所ではバリチェロのマシンはコースを踏み外して土煙を上げていた。うっかりアクセルでも緩めようものならスピンしミヒャエルのマシンと接触し大事故になる可能性もあった。

 彼が赤い皇帝と呼ばれた「現役時代」であったらならば、もし同じ行為があったとしてもこれ程重いペナルティを科せられることはなかっただろう。もっとも圧倒的に高い戦闘力のマシンに乗るミヒャエルには今回のような不法行為を働く必要はなかったはずではあるが。

 シーズンを折り返してもなお常にロズベルクの後塵を拝する体たらく、そして今回のスポーツマンシップにもとる下品な行い。ミヒャエル、あなたはやはりカムバックするべきではなかったのです。ミヒャエル、もうあなたの時代は終わってしまったのです


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、夏を代表する花、百日紅(さるすべり)。面白いのはこの名前で、「さるすべり」と云いながら漢字では「百日紅」(百日間もの間、次々い赤い花が咲くことから)と書く。時に文字通り「ヒャクジッコウ」と呼ぶ方もいるが、「猿滑」(幹の樹皮が剥がれ落ちつるつるしていることから「猿滑」と云われるが、実際には猿は滑らずにちゃんと登るそうである)と書くことは多くないようだ。
 
 頭が黄色い蘂(しべ)の周りにフリル状の花弁(基部は糸状になっている)が6~7枚ついて一つの花。この花が房状になっているのがお判りいただけるだろうか。そしてところどころにある丸いものが一つの花の蕾。これが次々に咲くことで夏の間中(百日)咲いているように見えるのである。
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