今日の神奈川新聞から

 親愛なる神奈川新聞に「使い込んだ筆に感謝 –荏柄天神社 供養の神事」と云う記事。
 日本三大天神の一つ、荏柄天神社(鎌倉市二階堂)で25日に筆供養が行われたことを伝える記事ですが、そこにはこう書かれています。

 「神事の始まる午前10時半には、境内は写真愛好家らでいっぱいに。この日は事前に集めたものを含め約3千本の筆が集まった。(後略)」

 真っ先に写真愛好家らでいっぱいになったことが紹介されていますが、果たして筆供養のために日頃使い込んだ筆を持って来られた方が幾人いたのかは書かれておりません。筆供養の神事を伝える記事ですから、それを写真に収めようと云う写真愛好家が何人集まったのかではなく、筆供養のために訪れた方がどれ程いたのかの方が大切な情報だと思うのです。

 まぁ、「事前に集めたものを含め約3千本の筆が集まった」と云う記述からも当日供養のために筆を持って訪れた方が少なかったことが窺えますね。筆供養ではなく、筆供養をテーマにした撮影会が賑々しく行われたことを伝える記事であるかのように思えてしまった郷秋<Gauche>は、やはりへそ曲がりだと云うことでしょうか。

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