今日も今日とて今日の神奈川新聞の記事から

 親愛なる神奈川新聞の横浜地域ページにこんな記事。
 「迷子 捜しています ― 関内駅付近・会社員女性 30年来”お守り”紛失 ―」

 東京都内に住む女性(35)が永年大切にしてきたオットセイのぬいぐるみ(体長約25センチ)を関内駅付近で落とした。家族で訪れたバンクーバーで、昨年なくなった祖母に買ってもらった大切な”お守り”で、何としても見つけだしたいと、警察にも遺失物の届け出をし、ツイッターでも情報提供を呼びかけているそうです。興味本位であっても話題になればと、発見者には10万円の謝礼を支払うとしたビラを作り昨年12月には関内駅付近で配布もしたそうです。

 たかがぬいぐるみ、されどぬいぐるみ。他人には何でもない古びたぬいぐるみであっても、持主の女性にとっては、祖母との思い出にもつながる大切なものなのでしょう。特に高価であったり希少なものだけが大切な訳ではないのです。要はその人に気持ち次第。他人には何の価値もないものであっても、それを大切にしている人もいるのです。と云うか、金銭的な価値のある物よりも、金銭的には何の価値もなさそうなものを大切にしている人の方を、郷秋<Gauche>は信用したくなるぞ。

 しかしねぇ、失くしたのが昨年11月22日ではこれから見つかる可能性は限りなく低そうですね。それにしても、興味本位でも話題になればと10万円の懸賞金を付してツイッターに投稿するとは、いかにも今風のお話しでありますななぁ。まっ、世知辛いと云うのか、心穏やかではいられない事件や事故ばかりが報じられるこの頃ですから、たまにこんな記事を読むと何だかホットするのは確かではありますが、平和過ぎませんかね、神奈川新聞。

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