郷秋<Gauche>のお薦めクリスマス・アルバム(その3)

  さて、2008-2009年シーズンの「郷秋<Gauche>のお薦めクリスマス・アルバム」第三弾です。

 先にご紹介した二つがフィンランドとデンマークのアーティストによるもの、クリスマスの本場、北欧から届いたアルバムであるのに対して今日ご紹介するのは日本人のジャズシンガー、MAYAのアルバム。

 MAYAがアルバム「LOVE POSTION No.9」で第39回スイングジャーナル選定・ジャズ・ディスク大賞・ボーカル賞を受賞したこと、発売元の寺島レコードが吉祥寺のジャズ喫茶「メグ」のオーナー、寺島靖国氏が立ち上げたレーベルであることをレビュー代わりに記しておきます。

MAYA / ハヴ・ヨアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス
 - with Akira Matsuo TRIO -

MAYA(vo) / 松尾明(ds) / 寺村 容子(p) / 嶌田 憲二(b)

1. Have Yourself A Merry Little Christmas
2. Gee Rudolf Ain't I Good To You
3. I'll Be Seeing You
4. Let It Snow
5. Jingle Bell
6. Darn That Dream
7. White Christmas
8. Winter Wonderland
9. God Rest Ye Merry Gentlemen
10. Prelude To A Kiss

Have Yourself A Merry Little Christmas / MAYA
 - with Akira Matsuo TRIO -

TERASHIMA Records / TYR-1009
21 Nov. 2008 On Sale
¥2,949(include Tax)
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郷秋<Gauche>のお薦めクリスマス・アルバム(その2)

  さて、一昨日に続いて2008-2009年シーズンの「郷秋<Gauche>のお薦めクリスマス・アルバム」第二弾です。

 デンマークの歌姫、マレン・モーテンセン初のクリスマス・アルバムだが、本人あるいはプロデュースサイドに言わせればクリスマス・アルバムではなく、ウインター・ホリディ向けのアルバムなのだとか。でも、選曲を見ればやはりクリスマス・アルバム。山下達郎の「ラスト・クリスマス」が入っているところをみると日本向けの企画ものかも知れない。

 マレンはジャズの歌い手とされているが、このアルバムを聴く限りではジャジーなテイストを持つポップスシンガーのように聞こえる。つまり伝統的なジャズシンガーと比べるとシンプルで透明感のある伸びやかな歌い口なのだ。だから「本格的なジャズはちょと・・・」と云う方にもお薦めできる。

マレン・モーテンセン / トゥ・オール・オブ・ユー

1. ドライヴィング・ホーム・フォー・クリスマス
2. アイヴ・ゴット・マイ・ラヴ・トゥ・キープ・ミー・ウォーム
3. ディス・クリスマス
4. ウォーム・ディッセンバー
5. ラスト・クリスマス
6. ワンス・オポン・ア・クリスマスソング
7. 愛のプレリュード
8. ザ・クリスマス・ワルツ
9. レット・イット・スノウ
10. ザ・クリスマス・ソング
-ボーナストラック-
11. テンプテーション
12. オール・アイ・ウォント
13. モーニング・サン&ヴェルヴェット・ムーン
14. デスペラード
15. ミステリー・マン

Malene Mortensen / To All Of You
T.A.C.S Records / TACM0001
21 Nov. 2008 On Sale
¥2,520(include Tax)
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錯綜するモータースポーツ界の情報

 ホンダがF1から撤退するのは、多分事実なんだろう。でも、それ以外の情報はいったいどがホントでどれガセネタなのか、さっぱりわからないのが現状だ。

 まずはF1で云えば、このご時勢であるにもかかわらずホンダF1に対して20件ものオファーがあり、その中でもプロドライブが最も有力であると伝えられていたが、ここに来てプジョーとシトローエンを擁するPSAが虎視眈々と狙っているとの報道がされている。

 同じフランスのルノーが成功を収めている傍ら、エンジンサプライヤーとして参戦したプジョーはまったく良いところないまま撤退して早や10年。世界的金融危機の中にあって比較的ダメージが少ないといわれるPSAとしてはラリーで成功を収めているシトローエンに次いでプジョーがF1で成功することを狙っているということか。

 トロロッソに移籍するのではないかと云われていたジェンソン・バトンだが、ここに来てホンダF1と一蓮托生ではないかとのニュースが飛び込んできている。つまり、バトンとしてはロス・ブラウンと共にいることが自身のF1二勝目への最短距離と考えているということなのだろうな。

 ラリー界に目を転じれば、東洋の島国からWRCに果敢な挑戦を始めたばかりのスズキが、わずか1年で撤退との報道。WRC撤退により節約できるのは数十億円とホンダF1の十分の一程であるが、企業規模を考えるやむなしと云ったところか。同時にスバルも「休止」を含めた検討をしていると報じられているから、2009年は日本車のいないWRCとなることも大いにあり得るという事だ。

 いちいち取り上げたら切がないほどの噂から、郷秋<Gauche>的に信憑性の高いと思われる情報の幾つかを拾い上げてみたつもりだが、これとてどれ程当たっているものやらまったくわからない。モータースポーツ、とりわけF1はもともと魑魅魍魎の世界。何があるか判らないし、何があっても不思議ではない世界だ。

 結局のところ、来シーズン最初のレースが始まってみるまで何もわからないという事だな。


 例によって記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、靴も埋もれてしまいそうなほどの恩田の森の落ち葉道。
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郷秋<Gauche>のお薦めクリスマス・アルバム

  この「郷秋<Gauche>の独り言」が郷秋<Gauche>のおもちゃ箱というサイトのコンテンツの一つだということをご存知の方はどれくらいおいででしたでしょうか。

 その「郷秋<Gauche>のおもちゃ箱」が出来た当時(1997年)からのコンテンツの一つにお薦めクリスマス・アルバムがあります。ここ数年手抜き加減でしたが、それでも毎年2~3の新しいアルバムを含め30タイトルを紹介しています。ネット上で検索してもこれだけのクリスマス・アルバムをまとめて紹介しているページは多くないようです。

 さて、そのお薦めクリスマス・アルバムにニューアルバム登場です。って、blog先行でオリジナルサイトの方には遅れての掲載となりますが。

 スウェーデンのジャズ系コーラスグループ、The Real Groupが歌うReal Christmasです。透明感溢れるハーモニーが持ち味のThe Real Groupですが、特にスウェーデン語で歌われるクリスマスソングはなかなか新鮮です。このアルバムはこれまで録音されたアーカイブの中からピックアップされた曲をまとめたものであり、このアルバムのために録音されたものではありませんが企画の妙と云うのか、一つのアルバムとしても良くまとめ上げられています。

ザ・リアル・グループ / リアル・クリスマス

1. きよしこの夜
2. クリスマスが近づくとき
3. ハッピー・クリスマス
4. アメリカン・クリスマス・メドレー
5. ビッグ・クリスマス・ブルース
6. サンタ・ルチア
7. 天には栄え
8. 主の道を用意せよ
9. ほんとうのクリスマス
10. ライス・ア・ラ・マルタ
11. ブタの歌
12. はじまるクリスマス・メドレー
13. 一輪のバラが咲いて
14. 海と砂浜の輝き
15. クリスマス、クリスマス、輝くクリスマス

The Real Group / Real Christmas
Spice of Life / PBCM61028
19 Nov. 2008 On Sale
¥2,520(include Tax)
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鎌倉にて(その五・最終回)


燃える秋

 今日で「鎌倉にて」秋バージョンはおしまいです。秋バージョンと云っても考えてみると、12月ですからもはや初冬ですが、紅葉となれば「秋」と云わざるを得ないわけで、それだけ南関東が温暖で秋が深まるのが遅いということですね。

 ずっと撮影場所を明記していませんでしたが、ご参考までもここにまとめて記しておきます。
その壱「想う秋」(12/7掲載):円覚寺
その弐「秋の彩り」(12/8掲載):円覚寺
その参「錦秋」(12/10掲載):東慶寺
その四「秋の絨毯」(12/11掲載):葛原岡神社
その五「燃える秋」(12/13、本日掲載分):海臓寺
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個人情報保護法についての研修

 この先もうちで仕事をしたいならこの研修を今月中に必ず受けておくようにと云われ、しかたなしなし、いやいや、不承不承、受講した。同じ意味の言葉を三度も重ねれば、ホントにしかたなしなし受講したことをご理解いただけるだろ。

 研修とは云ってもどこかに足を運んで受けるのではなく、Web上で出来る研修である。イントロダクションの後に個人情報保護法について、個人情報とその保護、個人情報流出のメカニズム、個人情報漏えい防止策について学び、各章の終わりには小テストがあり、最後に修了試験がある。

 修了試験は全50問、各問2点で100点満点中70点が合格ラインであるが、郷秋<Gauche>は98点で修了することが出来た。所要時間は約2時間。この手の研修が二度目となる郷秋<Gauche>は、個人情報保護については結構それなりにそこそこ詳しくなった。

 個人情報保護法なる法律が施行され、個人情報が守られる「建前」が出来、少しは安心できるのかと思ったりもするけれど、実際にはそう云う法律とは関係なく個人情報が売買され、「国境なき医師団」を名乗る団体から資金集めのためのDMが届いたりする。いったいどうなっているんだろう。


個人情報保護研修修了証書。98点で修了だ!
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鎌倉にて(その四)


秋色の絨毯
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鎌倉にて(その参)


錦秋
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AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm の修理

 「AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)の修理」というタイトルを入れたら、長すぎてシステムに拒否された。レンズの名前の何と長いことだろか。まるで「寿限無、寿限無、五劫の擦り切れ、海砂利水魚の、水行末雲来末風来末、食う寝る処に住む処・・・」長いのでこの辺りで止めておくが、Nikon(ニコン)の一眼レフカメラ用レンズの名前も「寿限無(長いので以下省略)」に負けず劣らず長い。

 ニコンのDSLR(デジタル方式一眼レフカメラ)用レンズだという前提で書くならば、「VR 18-200mm」だけでも特定できるだろうし、もう少し詳しく書いたとしても「AF-S DX VR 18-200mm」で十分のこのレンズの特性を知ることができる。ちなみに修理用の伝票には「AF-S DX VR 18-200mm F3.5-5.6」と書かれていた。

 さて、この「VR 18-200mm」が鎌倉で撮影中のMF(マニュアル・フォース)がまったく作動しなくなったことは11月23日に書いた。予定の半分ほどの日数で修理が完了し11月27日に引き取りに行ったことも(ついでにGP-1を買ってしまったことも)熱心な読者はご存知のはず。

 さて、その「VR 18-200mm」の修理であるが、依頼した修理内容は次の通り。
1. 距離環回転不良(不良というよりはまったく回らなくなっていた)
2. レンズ内ゴミ清掃(かなりの量のホコリが入っていた)
3. ズーム自重落下(レンズを下に向けるとレンズが伸びてしまう)
4. その他各部点検
 以上、ニコン担当者記述のまま。(カッコ内は郷秋<Gauche>注)

 で、その処置内容は
1. 距離環回転不良の為関連部品を交換
2. 光学系ゴミのため光学系部を清掃
3. ズーム自重落下の為関連部品を交換
4. AF作動不具合のためAF駆動部の部品交換
5. キズのためフィルター取付環を交換
と云うものであった。

 意外だったのが処置4の「AF作動不具合のためAF駆動部の部品交換」である。確かにMF(マニュアル・フォーカス)は不良であったが、AF(オート・フォーカス)についてはまったく問題がなかったのだがMF機構との関連で交換したのだろうか。さらに意外だったのは5の「キズのためフィルター取付環を交換」。常時保護用フィルターを装着していたし、フードも常時付けているのでまさかそんなところが傷んでいたとは思いもよらなかった。

 ということで、戻ってきたレンズがほぼ新品状態になっていたので驚いた。

 写真では判りづらいと思うけれど、外観上は距離表示の窓のある銘表の部分を除き新品状態になっている。どうやら1. の「距離環回転不良の為関連部品を交換」のためにボディ側の部分が外装も含めて交換され、3. の「ズーム自重落下の為関連部品を交換」のためにズーム環より先、望遠側にズームすると伸びる部分も新しくなっている。

 5. の「キズのためフィルター取付環を交換」までされているので、交換されていないのは前述の通り距離表示の窓のある銘表の部分のみとなっている。実は銘表の部分の裏側にシリアルナンバーが刻印されており、クルマ云うならばこの部分がシャーシなんだろうな。つまりレンズ全体の骨格をなしている部分だ。そこにシリアルナンバーが刻印されているから、この部分は交換しない(できない)のだろう。

 購入から2年8ヶ月、酷使した結果レンズは中玉までホコリだらけ、鏡胴の塗装もテカッてしまっていた「VR 18-200mm」がほぼ新品同様になって戻ってきたわけだが、その代償は決して安くはなかった。部品代14,750円に工賃が14,500円、これに消費税を加えて30,713円の費用がかかった。

 部品代が意外と廉価であった気がするが、それはつまり、交換レンズの価格の大部分はレンズそのものの価格だということなのだろうか。ただし、「VR 18-200mm」の場合にはAF用の超音波モーターとVR(手振れ補正)ユニットが内臓されているから、この部分の交換が必要になると部品代もそれなりに必要になるだろ。

 郷秋<Gauche>の「VR 18-200mm」は保証期間内にVRユニットを一度交換している。レンズそのものはカビでも生えない限り劣化は無いと思うが、そのレンズを除いては購入時からそのまま使用している部分はAF駆動用の超音波モーターだけと云うことになる。

 朝鮮戦争の際に高性能かつ信頼性の高さで一躍世界に名を馳せたニコンではあるけれど、超高倍率ズーム、超音波モーター内臓、VR機構付きでそのスペックの割りには廉価となると、郷秋<Gauche>のようなヘビーユーザーの使用には耐え切れないというところなのかも知れないな。ちょっと考えさせられた「VR 18-200mm」の故障でありました。

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鎌倉にて(その弐)


秋の彩り
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鎌倉にて


想う秋
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ホンダがF1撤退(第三報)

 F1 2008年シーズンも終わり、例えばgoo blogで4日に書かれたF1に関する記事は11件と、まさしく静かなオフシーズンであったというのに5日には40件に急増。普段はF1の記事など掲載しない新聞やメディアまでもがホンダのF1撤退を書き立てている。ただし多くの記事は、利益を生み出さない事業を切り捨てなければならないほど自動車各社の置かれた環境が厳しいことを報道しているのであって、受難の季節が訪れたモータースポーツ界を心配しているのではない。勘違いしないように。

 さて、郷秋<Gauche>が愛読する神奈川新聞もまたホンダのF1撤退を記事にしている。本文は4面にアメリカのビッグ3の破綻回避問題やトヨタがこの時期にカナダ・オンタリオ州の新工場での生産を開始した記事などと共に掲載されている。今日の神奈川新聞4面は、自動車特集である。

 だがしかし、モータースポーツの記事など書いたことのない神奈川新聞はやはりと云うべきか、馬脚を現してしまった。「ホンダF1撤退」の白抜き見出しの下には何故かSAF1の写真。幸い「ホンダがエンジンを提供したスーパーアグリ・ホンダの佐藤琢磨」とのキャプションが付いてはいるが、なかなかお間抜けな写真掲載である。

 神奈川新聞はこの記事に相当の思い入れがあるらしく、1面最上段の「今日のお勧め記事」紹介欄にも「ホンダが撤退、景気悪化が直撃」との見出しと共に雨のレースを走るSAF1の写真を掲載している。何だかなぁ・・・。

 まったく神奈川新聞は、やっぱり神奈川新聞だよと思いながら、記事の面で提携関係にあるらしい朝日新聞のことが気になったので確認したけれど良かったぞ、朝日。朝日は2面の「時々刻々」の半分ほどを割いて詳細な記事を掲載している。写真は2006年鈴鹿でのレースでフェラーリの2台を先頭に1コーナーに各車がなだれ込む写真であった。

 神奈川新聞の記事がまったくダメであったかと云えば決してそんなことはなく、彼らの名誉の為に書いておくならば、「『今でもやりたいという気持ちはあるが、環境が許さなかった』。ホンダの福井威夫社長は(中略)モータースポーツ担当の役員を経験してきただけに、悔しさは隠しきれなかった。」「ホンダはF1に費用対効果を求めていたわけではなかった。参戦の理由を聞けば、社長から新入社員まで『ホンダのDNAだから』と答える。」など、それなりの記事ではある。

 さて、気になるのはホンダがいつ帰ってくるのかということである。ホンダは必ずF1に帰ってくると信じたい郷秋<Gauche>であるが、ホンダの復帰がいつなのか推し量るためのデータを記しておきたい。

1964年 第1期F1参戦
1968年 第1期F1撤退(活動期間5年)
1983年 第2期F1参戦(15年振り、エンジンのみ供給)
1992年 第2期F1撤退(活動期間9年)
2000年 第3期F1参戦(8年振り、活動期間9年。当初6年間エンジン供給のみ)
2008年 第3期F1撤退

 注目すべきは撤退後再参戦までの年数である。最初のカムバックまでは15年を要したが次は8年でカムバック。さらに6年後にはチームとして参戦している。と云うことは、次は4年後にカムバックじゃないのかな?第2期撤退後も研究所の奥深くで密かにF1マシンを作っていたホンダのこと、きっと研究は続行し早い時期にカムバックしてくれるものと大いに期待したい。

注:F1におけるコントロールエンジン使用など、メーカー系チームについては参戦しにくい状況が見え隠れしていることについては追って書きたいと思っている。

郷秋<Gauche>が書いたホンダF1撤退に関する記事
ホンダのF1撤退は近い?2008年11月22日掲載
注:この記事が、郷秋<Gauche>には予知能力があるのではないかと騒がれた、あるいは、お前がこう云う不吉な記事を書いたのがいけないのだと叩かれた記事。
ホンダがF1撤退?!(第一報)2008年12月5日早朝掲載
ホンダがF1撤退(第二報)2008年12月5日掲載
ホンダがF1撤退(第三報)2008年12月6日掲載


 例によって記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、北緯35″20.305′、東経139″32.911′、つまり鎌倉は円覚寺、方丈庭園で撮影したものということですな。どうしてこんなことがわかるのか不思議だと云う方はどうぞこちらをご覧くださいませ。
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ホンダがF1撤退(第二報)

 誤報であることを、ガセであることを願っていたが、残念ながらホンダのF1撤退は事実であった。今日、午後1時30分から東京・青山の本社で福井威夫社長自らが緊急記者会見を行い2009年シーズンのF1参戦がないこと、つまりは2008年シーズンを持って撤退することが正式に発表された。

 撤退の理由はアメリカのサブプライムローン問題に端を発した世界的な金融危機により各国経済の急速な悪化し、売り上げが大幅にダウンしたこと、その対応として経営資源を効率良く配分する必要であるからと説明された。有体に言えば、F1に資金を投入するのは無駄だと判断したのである。

 それはそうだろ。例えば2008年におけるフェラーリやマクラーレン-メルセデスは、レースにおいて勝利を重ねることで自社の製品が高性能かつ高品質であることをアピールしそれを販売に結び付けてきたが、ホンダはと云えば、低迷するリザルトにより自社の製品が「低性能」であることを、200億円とも400億円とも云われる資金を投入して世界中にアピールしてきたのである。そりゃ、株主も怒るだろな。

 ホンダは近年のレース成績低迷が撤退の原因ではなく、もっぱら経済環境の悪化が理由であると説明しているが、これは大いに怪しい。もしホンダが2008年シーズンのチャンピョンであったなら、撤退はあえない選択だっただろ。縮小する自動車市場にあっても、自社製品の高性能・高品質を最大限にアピールしシェアの拡大に努めるはずである。

 ホンダがF1から撤退することは決まった。次なる興味はこのチームを買い取り2009年3月29日、メルボルンのグリッドにマシンを並べようという者が現れるかどうかである。少なくとも日本、アメリカ、ヨーロッパにそんな酔狂な人物はいない。その可能性があるとすれば、中東だな。あて、どうなる。

郷秋<Gauche>が書いたホンダF1撤退に関する記事
ホンダのF1撤退は近い?2008年11月22日掲載
注:この記事が、郷秋<Gauche>には予知能力があるのではないかと騒がれた、あるいは、お前がこう云う不吉な記事を書いたのがいけないのだと叩かれた記事。
ホンダがF1撤退?!(第一報)2008年12月5日早朝掲載
ホンダがF1撤退(第二報)2008年12月5日掲載
ホンダがF1撤退(第三報)2008年12月6日掲載


 例によって記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、12月1日に恩田の森の雑木林を見上げた図。今日の嵐で大方の枯葉は吹き飛んでしまい、今は随分と違った様子であることだろう。
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ホンダがF1撤退?!(第一報)

 仰天のニュースが飛び込んできた。
http://news.bbc.co.uk/sport1/hi/motorsport/formula_one/7766092.stm
 BBCのニュースだからまったくのデタラメということはないだろ。それにしても!
ニュースはGMT 21:56 GMT, Thursday, 4 December 2008にUpされている。これを見た日本のメディア各社から驚きのニュースがリリースされるのは早くても今日の昼ごろからだろうか。
 まずは郷秋<Gauche>から日本のF1ファンの皆さんに第一報。
 Sunさん、貴重な情報をお知らせいただきありがとうございました。

郷秋<Gauche>が書いたホンダF1撤退に関する記事
ホンダのF1撤退は近い?2008年11月22日掲載
注:この記事が、郷秋<Gauche>には予知能力があるのではないかと騒がれた、あるいは、お前がこう云う不吉な記事を書いたのがいけないのだと叩かれた記事。
ホンダがF1撤退?!(第一報)2008年12月5日早朝掲載
ホンダがF1撤退(第二報)2008年12月5日掲載
ホンダがF1撤退(第三報)2008年12月6日掲載
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2011年のF1は1.8Lターボ?

 コスト削減が緊急の課題となっているF1で、2011年のエンジンをターボチャージャー付きの1.8Lにするなんて案まであるようだ。「1.8Lターボって、そんなしょぼいエンジンやめてよ!」という方も多いだろうが、F1史上最強のエンジンは更に排気量の少ない1.5Lターボであったことを思い出して欲しい。って言われて思い出せるのは30代半ば以上のファンだけだと思うけど(^^;。

 F1史上最強のエンジンは、1987年のウィリアムズFW-11Bに搭載されたホンダRE167E。わずか1.5LのV6エンジンに2つのターボチャージャーを備えたエンジンはレース時で1000HP、予選の時には1200HPとも1500HPとも云われた強大なパワーを発揮し他を圧倒した。

 ホンダRE167Eエンジンを搭載したウィリアムズFW-11Bはこの年ナイジェル・マンセルとネルソン・ピケ(父)のドライブで12回のPPと9回の優勝を得てコンストラクターズチャンピョンを獲得。ドライバーズチャンピョンシップもピケが獲得している。

エンジン単体としては最強であったRE167Eだが、最も成功を収めたのはRE168Eを搭載した翌1988年のマクラーレンMP4/4である(他のマシンの戦力低下など、エンジンやマシンのトータルパッケージの良さ以外の勝因もあるけれど)。アラン・プロスト、アイルトン・セナの二人がドライブしたMP4/4は16戦中15勝、セナが90ポイントを獲得し初のタイトルに輝いている。

 余計なことを書いてしまったが、要するに1.8Lターボは全然ショボくないと、郷秋<Gauche>は言いたいのである。もっとも、ブースト圧も青天井であったからこそ1L当たり1000HPなんてキチガイじみたエンジンを作ることができたわけだけれど、いまどきはそういうわけには行かないだろな。


Williams FW11B。後ろはMcLaren MP4/4。
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