唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
7月はニコンとキヤノンが拮抗、ソニー躍進
2010年上半期(1月~6月)のレンズ交換型デジタルカメラ(主としてデジタル一眼レフとデジタル一眼(ミラーレス一眼とも云う)のことだ)のブランド別シェアはニコンがトップで34.0%、ついでキヤノン31.4%、以下パナソニック10.9%、ペンタックス7.8%、オリンパス7.7%、ソニー7.5%であったが、「BCNランキング」から発表された7月分のデータを見ると共にシェアを落としながらニコンとキヤノンが拮抗し、両者のシェアを奪ったソニーが躍進しているようだ。
BCNランキングから発表された(無料の)データではモデル(シリーズ)別のシェア10位までのデータなので11位以下のデータを見ないと正確さを期すことはできないのだが、実は売れ筋10番目まで全体の80.49%のシェアとなっていることを考えれば、このデータをもとにした推論も実態から大きく外れることはないものと思われる。
さて、「BCNランキング」が発表した7月分のデータによるとニコンがD90、D5000、D3000の3機種合計で23.27%のシェア、キヤノンがEOS Kiss X4と同X3の2機種で24.8%と両雄拮抗した形だが、今年上半期のシェアからはニコンが8%程度、キヤノンが2%程度シェアを落としているものと思われる(既述の通り7月分シェアのデータには11番手以下の機種が含まれていないため推測)。
ニコン、キヤノンが落としたシェアと更にパナソニックのシェアを奪って躍進したのがNEX5&3を擁するソニーである。ソニーは上半期の7.5%から14.9%大きくシェアを伸ばし、ニコン、キヤノンに継ぐ第3のブランドの地位をものにしたことになる。2009年、DSLRのみであったソニーのシェアが7.7%であったことを考えると、レンズ交換方式のデジタル一眼の強さが目立つ結果と云える。
デジタル一眼のモデル(シリーズ)別ランキングでは既出の3モデルの他にLUMIX GF1が5.42%で8位にランクインしており、4モデルを合わせると27.52%とレンズ交換型デジタルカメラ市場の1/4以上を占めるに至っており、デジタル一眼レフとデジタル一眼を合わせて一つの市場としてシェア占有率が発表される現状を考えるとニコン、キヤノンの両社にとってもデジタル一眼の発売は喫緊の課題だと云えよう。
勿論両社共にソニーやオリンパスからシェアを奪うべく着々と準備を進めているものと思われるが、果たしていつ登場するのか、イメージセンサーのフォーマットは、新しいレンズマウントの規格はと楽しい疑問が盛りだくさん。カメラ好きには楽しみなしばらくであるぞ。
Nikon D300とOlympus E-P2。大人と赤子ほども大きさと重さ、機能と使われ方の違いのあるこの2台が同じカテゴリとされているところに問題があると、郷秋<Gauche>は思うんだな。
BCNランキングから発表された(無料の)データではモデル(シリーズ)別のシェア10位までのデータなので11位以下のデータを見ないと正確さを期すことはできないのだが、実は売れ筋10番目まで全体の80.49%のシェアとなっていることを考えれば、このデータをもとにした推論も実態から大きく外れることはないものと思われる。
さて、「BCNランキング」が発表した7月分のデータによるとニコンがD90、D5000、D3000の3機種合計で23.27%のシェア、キヤノンがEOS Kiss X4と同X3の2機種で24.8%と両雄拮抗した形だが、今年上半期のシェアからはニコンが8%程度、キヤノンが2%程度シェアを落としているものと思われる(既述の通り7月分シェアのデータには11番手以下の機種が含まれていないため推測)。
ニコン、キヤノンが落としたシェアと更にパナソニックのシェアを奪って躍進したのがNEX5&3を擁するソニーである。ソニーは上半期の7.5%から14.9%大きくシェアを伸ばし、ニコン、キヤノンに継ぐ第3のブランドの地位をものにしたことになる。2009年、DSLRのみであったソニーのシェアが7.7%であったことを考えると、レンズ交換方式のデジタル一眼の強さが目立つ結果と云える。
デジタル一眼のモデル(シリーズ)別ランキングでは既出の3モデルの他にLUMIX GF1が5.42%で8位にランクインしており、4モデルを合わせると27.52%とレンズ交換型デジタルカメラ市場の1/4以上を占めるに至っており、デジタル一眼レフとデジタル一眼を合わせて一つの市場としてシェア占有率が発表される現状を考えるとニコン、キヤノンの両社にとってもデジタル一眼の発売は喫緊の課題だと云えよう。
勿論両社共にソニーやオリンパスからシェアを奪うべく着々と準備を進めているものと思われるが、果たしていつ登場するのか、イメージセンサーのフォーマットは、新しいレンズマウントの規格はと楽しい疑問が盛りだくさん。カメラ好きには楽しみなしばらくであるぞ。
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Nikon D300とOlympus E-P2。大人と赤子ほども大きさと重さ、機能と使われ方の違いのあるこの2台が同じカテゴリとされているところに問題があると、郷秋<Gauche>は思うんだな。
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D5000の後継機は出るのか
もう間もなく、多分明日19日(ただしアメリカ時間)にNikon(ニコン)のDSLR(デジタル方式一眼レフ)の入門クラスを受け持つD3000の後継機であるD3100が発表される。このD3100はそのスペックを見ても既にリークしている写真を見てもD3000の正常進化版であるのだが、一部の噂ではD3000とD5000の後継機とも云われている。
しかし、現在のニコンの初~中級機のラインナップではD3000が36,000円、D5000が58,000円、D90が78,000円と2万円刻みで綺麗に並んでいる訳だが、D5000の後継機がないとなるとD3000後継機とD90後継機との間に大きな価格差が生じてしまうことになる。そんなこんなを考えるとやはりD3100とは別にD5100(仮称)が出るのだと思うけれど、ほとんど噂になっていない。
D5000はモニターが可動式なので、両手を上げて高い視点から見下ろすような絵柄、あるいは地面に寝転がってそこから見あげるような視点での撮影がいともたやすく、比較的普通の姿勢で可能にある優れものである。D5000登場当時の「流行りもの」で、これがなければ売れない的な風潮があったけれど、中級クラス以上の機種には導入されていないところを見ると、目新しさだけを狙うギミックであるとも云える。
個人的にもデジタルカメラの場合にはノーファインダー撮影でもその場ですぐに撮影画像の確認ができるのだから撮り直しも可能であり可動式モニターは必備ではない、そのためにボディの厚みがましたり重くなったりモニターが小さくなったり、機械としての信頼性が低下るのは歓迎できないというスタンスである。
ニコンの販売戦略を考えたとき、D3000とD5000の後継機がD3100に収斂されるのではなく、D3100はあくまでもD3000の後継機であり、D5000の後継機は追って登場するであろうと云うが郷秋<Gauche>的結論である。D3000やD90の後継機の情報は漏れてくるのにD5000とD700の後継機の情報が(ニコンサイドから)ほとんどまったく漏れてこない、つまりは噂ともならないのは、D3000やD90に比しそれだけガードが固いわけであり、それは取りも直さず非常に高い商品性と収益性を併せ持った、ニコンとしては非常に重要なモデルであることを物語っていると、郷秋<Gauche>は思うぞ。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、猛暑の中でホンの少しでも涼しげな「絵」をと思って探して撮った一枚、苦瓜(ゴーヤ)の花と実です。郷秋<Gauche>はビール(もどき)を飲みながら出来合いのゴーヤチャンプルーをつまんだりするのですが、現地(勿論沖縄のこと)で飲んで食べたゴーヤチャンプルーとどうも違う。やっぱりオリオンビールや泡盛じゃないとダメなようです。今年のこの暑さなら、内地で飲んでもオリオンビールはきっと美味いことでしょう!
しかし、現在のニコンの初~中級機のラインナップではD3000が36,000円、D5000が58,000円、D90が78,000円と2万円刻みで綺麗に並んでいる訳だが、D5000の後継機がないとなるとD3000後継機とD90後継機との間に大きな価格差が生じてしまうことになる。そんなこんなを考えるとやはりD3100とは別にD5100(仮称)が出るのだと思うけれど、ほとんど噂になっていない。
D5000はモニターが可動式なので、両手を上げて高い視点から見下ろすような絵柄、あるいは地面に寝転がってそこから見あげるような視点での撮影がいともたやすく、比較的普通の姿勢で可能にある優れものである。D5000登場当時の「流行りもの」で、これがなければ売れない的な風潮があったけれど、中級クラス以上の機種には導入されていないところを見ると、目新しさだけを狙うギミックであるとも云える。
個人的にもデジタルカメラの場合にはノーファインダー撮影でもその場ですぐに撮影画像の確認ができるのだから撮り直しも可能であり可動式モニターは必備ではない、そのためにボディの厚みがましたり重くなったりモニターが小さくなったり、機械としての信頼性が低下るのは歓迎できないというスタンスである。
ニコンの販売戦略を考えたとき、D3000とD5000の後継機がD3100に収斂されるのではなく、D3100はあくまでもD3000の後継機であり、D5000の後継機は追って登場するであろうと云うが郷秋<Gauche>的結論である。D3000やD90の後継機の情報は漏れてくるのにD5000とD700の後継機の情報が(ニコンサイドから)ほとんどまったく漏れてこない、つまりは噂ともならないのは、D3000やD90に比しそれだけガードが固いわけであり、それは取りも直さず非常に高い商品性と収益性を併せ持った、ニコンとしては非常に重要なモデルであることを物語っていると、郷秋<Gauche>は思うぞ。
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例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、猛暑の中でホンの少しでも涼しげな「絵」をと思って探して撮った一枚、苦瓜(ゴーヤ)の花と実です。郷秋<Gauche>はビール(もどき)を飲みながら出来合いのゴーヤチャンプルーをつまんだりするのですが、現地(勿論沖縄のこと)で飲んで食べたゴーヤチャンプルーとどうも違う。やっぱりオリオンビールや泡盛じゃないとダメなようです。今年のこの暑さなら、内地で飲んでもオリオンビールはきっと美味いことでしょう!
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先駆けはCOOLPIX S1100pj
Nikon(ニコン)からLEDプロジェクター内蔵のコンパクトデジタルカメラCOOLPIX S1100pjが発表になった。と云ってもアメリカでのお話で、日本のニコンのサイトにはまだこのニュースは掲載されていない。
COOLPIX S1100pjは昨年ニコンが世界で最初に発表・発売したプロジェクター内蔵デジタルカメラデアルCOOLPIX S1000pjの後継機種。プロジェクターの明るさがS1000pjの10ルーメンから14ルーメンに向上し、2.4mの距離から最大47インチ大に投影可能とのこと。実際に使い物になるかどうかは別にしても、10ルーメンから14ルーメンへと確実に進歩していることは大いに評価したい。
ニコンから、日本で云うお盆休み明けにDSLRが2機種、さらにSLR用のレンズが4~5本登場するだろうと云う信頼性の高いニュースを郷秋<Gauche>も紹介していたが、これらのSLR関連の前に、まずはコンパクトタイプのカメラがアメリカ市場で発売になったわけだ。
もし郷秋<Gauche>が8月10日に書いた通りなのだとすれば(see here)、今日ご紹介したCOOLPIX S1100pjを先駆けとして、明後日、19日にはD3100とDX用の望遠レンズ1本とFX用に4本のレンズが登場することになる。
ただし、19日と云うのはアメリカ時間(東、中、西の別は不明)なので日本で確認できるのは20日(金曜日)になってからということになるかと思われる。しかし、まずかなりの確立でDSLRと数本のレンズが発表されることは間違いないと思っていい。
しかしだ、噂によればDX(APS-C)センサーを持つD3100と共に発表されるレンズは4本で、その内DX専用レンズは1本のみで、あとの3本はFX用(勿論DXでも使えるが)だと云うのはいかにも不自然である。昨日書いた「D700が在庫僅少」と併せて考えると、やはりD700の後継機の発表が近いと考えざるを得ないことになるな。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、空蝉の綱渡り。これまで余り意識した事がなかったけれど、蝉というのは初夏ではなく盛夏から晩夏にかけて鳴くものなのだとつくづく思った今年の夏である。
COOLPIX S1100pjは昨年ニコンが世界で最初に発表・発売したプロジェクター内蔵デジタルカメラデアルCOOLPIX S1000pjの後継機種。プロジェクターの明るさがS1000pjの10ルーメンから14ルーメンに向上し、2.4mの距離から最大47インチ大に投影可能とのこと。実際に使い物になるかどうかは別にしても、10ルーメンから14ルーメンへと確実に進歩していることは大いに評価したい。
ニコンから、日本で云うお盆休み明けにDSLRが2機種、さらにSLR用のレンズが4~5本登場するだろうと云う信頼性の高いニュースを郷秋<Gauche>も紹介していたが、これらのSLR関連の前に、まずはコンパクトタイプのカメラがアメリカ市場で発売になったわけだ。
もし郷秋<Gauche>が8月10日に書いた通りなのだとすれば(see here)、今日ご紹介したCOOLPIX S1100pjを先駆けとして、明後日、19日にはD3100とDX用の望遠レンズ1本とFX用に4本のレンズが登場することになる。
ただし、19日と云うのはアメリカ時間(東、中、西の別は不明)なので日本で確認できるのは20日(金曜日)になってからということになるかと思われる。しかし、まずかなりの確立でDSLRと数本のレンズが発表されることは間違いないと思っていい。
しかしだ、噂によればDX(APS-C)センサーを持つD3100と共に発表されるレンズは4本で、その内DX専用レンズは1本のみで、あとの3本はFX用(勿論DXでも使えるが)だと云うのはいかにも不自然である。昨日書いた「D700が在庫僅少」と併せて考えると、やはりD700の後継機の発表が近いと考えざるを得ないことになるな。
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例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、空蝉の綱渡り。これまで余り意識した事がなかったけれど、蝉というのは初夏ではなく盛夏から晩夏にかけて鳴くものなのだとつくづく思った今年の夏である。
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D700が在庫僅少
そう云えば、ヨドバシカメラ各店(リアル店舗)及びyodobashi.comにおけるD700(ボディ)の在庫が「僅少」となっていますね。後継機登場まで秒読みのD3000とD90の在庫が少ないのは当然としても、年内には登場しないともっぱら噂されているD700の後継機ですが、D700が在庫僅少等とはどう云うことでしょうか。「D700はもう作っていないから、まもなく登場する後継機を買ってくれ」と云うことなのかな?だとしたら郷秋<Gauche>はとっても嬉しいぞ(^^)
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キヤノンにはあってニコンにはない「L」レンズ
キヤノンにはあってニコンにはないLレンズ。キヤノンのユーザーならば誰でもご存知の、レンズの名称(型番)に付されたLの文字。キヤノンのWebsiteによれば「LはLuxuryの意味で、キヤノンが誇る光学技術の粋を集めた高級レンズシリーズです。」とのこと。説明の必要もない、Lはキヤノンユーザーなら一度は使ってみたい高級レンズに与えられた称号なのである。
EF24-70mm F2.8L USM、EF70-200mm F2.8L IS II USMあたりがその代表格。重厚長大なだけではなく価格もそれぞれ22万円、30万円と弩級であるが、その証に鏡胴(レンズの筒)先端部には赤いラインが回されひと目でそれとわかる。特に白鏡胴に赤いラインのEF70-200mm F2.8L IS II USMなどはニコンユーザーの郷秋<Gauche>が見てもカッコ良く、これがニコンのボディに付かないだろうかとさえ思うのである。
キヤノンはたとえ同じ焦点距離、明るさ(F値)であっても、画質の為に一切の妥協をせずに設計したレンズにはLの称号と赤いラインとを与え、ひと目でわかるようにしているわけだが、このLレンズがニコンにはないんだなぁ。
もっともLの称号と赤いラインはキヤノンの専売特許みたいなものだから当たり前なのだが、ニコンにはキヤノンのLに相当する、高級レンズと普及タイプのレンズとを区別する「称号」がないのである。
AF-S 70-200mm f/2.8G ED VR IIはキヤノンのEF70-200mm F2.8L IS II USMに相当するプロ用高級(かつ高価格)レンズであるが、特に印のアルファベットが与えられているわけではない。が、実は今日、70-200mm f/2.8Gなどニコンのプロ用高級レンズの鏡胴先端部にはゴールドのラインが入っていたことに気がついた(今頃)。
AF-S 70-200mm f/2.8G ED VR IIにもAF-S 24-70mm f/2.8G EDにも入っている。最新の単焦点レンズ、AF-S 24mm f/2.8G EDにも入っているが、AF-S 50mm f/1.4G EDには入っていない。うぅぅぅん、微妙だ。
ついでに書けば、入門・中級クラスにも特に印のアルファベットはないけれど違いが存在している。まず入門クラス用のレンズ(D3000のレンズキットなどに装着されるAF-S DX 18-55mm f/3.5-5.6G VR等)のマウント部は金属ではなくエンジニアリングプラスチック(エンプラ)が用いられ、同時に距離指標の窓が省かれている。
中級クラスになるとマウント部が金属性になり同時に距離指標の窓が付くようになる。まっ、AF(オートフォーカス)の場合にはこの距離指標窓はあっても余り使わないけれど、入門クラス用よりは上級であることを示す「アイコン」と云うことになるだろうか。
そうだとすると、FX(フルサイズ)とDX(APS-Cサイズ)の違いはあっても同じシリーズのようにとらえられている(と郷秋<Gauche>は思っている)AF-S50mm f/1.4Gには距離指標窓があり、AF-S DX 35mm f/1.8Gには距離指標窓がないから、別シリーズということになるのか。
AF-S DX 35mm f/1.8Gのマウントが金属性なのかエンプラ製なのかは未確認だが、先に書いた「ルール」からすると多分エンプラ製。なお、誤解を招かないように書いておくが、エンプラ製のマウントが悪いと云っているわけではない。マウントや鏡胴をエンプラ製にすることで軽量化と低廉化が可能になる。このクラスのレンズを使用する一般なユーザーが、マウント部にガタが出るほどレンズ交換をすることは少ないだろうから適切な選択だと郷秋<Gauche>は思う。
注:長くなることからニコンのレンズ名からの「NIKKOR」は省略しています。
我が家にもあった鏡胴先端部にゴールドのラインの入ったNIKKOR Lens。いまではAF-S 24-70mm f/2.8G EDが担っているF2.8標準ズームの旧型レンズだ。AF-S(超音波モーター駆動)ながら絞り環を持つ所謂Dタイプレンズだが、このタイプのレンズはAF以前のフィルムを使うF2やF3でも使えるし、最新のSLRに装着すればSWM(超音波モーター)による無音で素早いAFを使うことも出来る優れものなのである。
このレンズ、ひと世代前とは云ってもまだまだ使える優れものなのだが、これのレンズを使ったからと云って写真が上手くなるわけでは、決してない。それどころか、不出来な写真をレンズのせいには出来なくなるので覚悟を決めて使わなければならない。巨大で重たいのが玉に瑕だが、最新のAF-S 24-70mm f/2.8G ED購入のために手放す方が多いからか、中古市場では上物がリーズナブルな価格で入手できる今が買いどきとも云える。
EF24-70mm F2.8L USM、EF70-200mm F2.8L IS II USMあたりがその代表格。重厚長大なだけではなく価格もそれぞれ22万円、30万円と弩級であるが、その証に鏡胴(レンズの筒)先端部には赤いラインが回されひと目でそれとわかる。特に白鏡胴に赤いラインのEF70-200mm F2.8L IS II USMなどはニコンユーザーの郷秋<Gauche>が見てもカッコ良く、これがニコンのボディに付かないだろうかとさえ思うのである。
キヤノンはたとえ同じ焦点距離、明るさ(F値)であっても、画質の為に一切の妥協をせずに設計したレンズにはLの称号と赤いラインとを与え、ひと目でわかるようにしているわけだが、このLレンズがニコンにはないんだなぁ。
もっともLの称号と赤いラインはキヤノンの専売特許みたいなものだから当たり前なのだが、ニコンにはキヤノンのLに相当する、高級レンズと普及タイプのレンズとを区別する「称号」がないのである。
AF-S 70-200mm f/2.8G ED VR IIはキヤノンのEF70-200mm F2.8L IS II USMに相当するプロ用高級(かつ高価格)レンズであるが、特に印のアルファベットが与えられているわけではない。が、実は今日、70-200mm f/2.8Gなどニコンのプロ用高級レンズの鏡胴先端部にはゴールドのラインが入っていたことに気がついた(今頃)。
AF-S 70-200mm f/2.8G ED VR IIにもAF-S 24-70mm f/2.8G EDにも入っている。最新の単焦点レンズ、AF-S 24mm f/2.8G EDにも入っているが、AF-S 50mm f/1.4G EDには入っていない。うぅぅぅん、微妙だ。
ついでに書けば、入門・中級クラスにも特に印のアルファベットはないけれど違いが存在している。まず入門クラス用のレンズ(D3000のレンズキットなどに装着されるAF-S DX 18-55mm f/3.5-5.6G VR等)のマウント部は金属ではなくエンジニアリングプラスチック(エンプラ)が用いられ、同時に距離指標の窓が省かれている。
中級クラスになるとマウント部が金属性になり同時に距離指標の窓が付くようになる。まっ、AF(オートフォーカス)の場合にはこの距離指標窓はあっても余り使わないけれど、入門クラス用よりは上級であることを示す「アイコン」と云うことになるだろうか。
そうだとすると、FX(フルサイズ)とDX(APS-Cサイズ)の違いはあっても同じシリーズのようにとらえられている(と郷秋<Gauche>は思っている)AF-S50mm f/1.4Gには距離指標窓があり、AF-S DX 35mm f/1.8Gには距離指標窓がないから、別シリーズということになるのか。
AF-S DX 35mm f/1.8Gのマウントが金属性なのかエンプラ製なのかは未確認だが、先に書いた「ルール」からすると多分エンプラ製。なお、誤解を招かないように書いておくが、エンプラ製のマウントが悪いと云っているわけではない。マウントや鏡胴をエンプラ製にすることで軽量化と低廉化が可能になる。このクラスのレンズを使用する一般なユーザーが、マウント部にガタが出るほどレンズ交換をすることは少ないだろうから適切な選択だと郷秋<Gauche>は思う。
注:長くなることからニコンのレンズ名からの「NIKKOR」は省略しています。
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我が家にもあった鏡胴先端部にゴールドのラインの入ったNIKKOR Lens。いまではAF-S 24-70mm f/2.8G EDが担っているF2.8標準ズームの旧型レンズだ。AF-S(超音波モーター駆動)ながら絞り環を持つ所謂Dタイプレンズだが、このタイプのレンズはAF以前のフィルムを使うF2やF3でも使えるし、最新のSLRに装着すればSWM(超音波モーター)による無音で素早いAFを使うことも出来る優れものなのである。
このレンズ、ひと世代前とは云ってもまだまだ使える優れものなのだが、これのレンズを使ったからと云って写真が上手くなるわけでは、決してない。それどころか、不出来な写真をレンズのせいには出来なくなるので覚悟を決めて使わなければならない。巨大で重たいのが玉に瑕だが、最新のAF-S 24-70mm f/2.8G ED購入のために手放す方が多いからか、中古市場では上物がリーズナブルな価格で入手できる今が買いどきとも云える。
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紅葉葵
モミジアオイ。芙蓉(ふよう)と蘂の形状が良く似ていますが、同じアオイ科だから似ていて当たり前。「モミジ」は、モミジのように葉が大きく分裂していることからの命名。真夏のギラギラした太陽にも負けない存在感の花ですが、北米フロリダ地方が原産を聞けばそれもうなずけます。
しかし、フロリダ原産の花がどうして横浜辺りの畑の端で咲いているのか不思議ですが、耐寒性のある多年草とのことですので、何かの理由で一度居座れば余程の事がない限り毎年花を咲かすということなのでしょう。島国で、しかも250年にも及ぶ鎖国がありましたので外来種が居つきだしたのはほんの150年前からのはずですが、紅葉葵のみならず日本の気候を好んで繁殖した外来の草花の多いのには驚かされますね。
すみよしの森の畑の隅で咲いていた紅葉葵(もみじあおい)。
しかし、フロリダ原産の花がどうして横浜辺りの畑の端で咲いているのか不思議ですが、耐寒性のある多年草とのことですので、何かの理由で一度居座れば余程の事がない限り毎年花を咲かすということなのでしょう。島国で、しかも250年にも及ぶ鎖国がありましたので外来種が居つきだしたのはほんの150年前からのはずですが、紅葉葵のみならず日本の気候を好んで繁殖した外来の草花の多いのには驚かされますね。
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すみよしの森の畑の隅で咲いていた紅葉葵(もみじあおい)。
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写真展出品作品紹介(12)最終回
6月15日(火)から7月11日(日)まで、相模原市橋本のカフェ・コレット(JR横浜線&京王相模原線相模原駅南口)で開催いたしました小さな写真展で展示した作品全12点の紹介、12日目、最終回です。
タイトル:未来へ
撮影場所:横浜市中区海岸通(横浜港大桟橋)
カメラ:Nikon D70
レンズ:AF Zoom-Nikkor ED 28-200mm F3.5-5.6G(IF)
展示期間:後期(6/29-7/11)
今回の写真展で展示しました12点の中で最後にご紹介する作品ですが、一番最初にご紹介したものと同じ日に撮影した作品で、撮影順からすると実はこちらが先に撮影したものです。どちらも横浜港の大桟橋をご存知の方にはすぐに撮影場所が判るものですが、今日ご紹介した作品にはランドマークタワーやインターコンチネンタルホテルが映っていますので、大桟橋をご存知無くても横浜をご存知の方であればすぐに撮影場所がお判りになったことと思います。
欲を云えば左端のベンチに坐るお二人にはどいてもらいたいところでしたが、暫く待っても二人連れは動かず、右手の若い女性(髪形、服装ともボーイッシュですが女の子です)の方が先に動いてしまいました。まったくの自然風景には人工の物や人が入らない方がすっきりまとまりますが、都市風景となると、どこかにさり気なく、風景の一部として「人」がいたほうが作品に締りが出るように思うのですが、その「人」がいい場所にいいタイミングでいてくれるとは限らないのが難しいところです。
さて、以上で今回の写真展出品作品、全12点のご紹介も終了です。ごくわずかですが前半と後半の両方をご覧くださった方もおいでですが、特に会期の前半においでくださった方には後半に展示した4作品をご覧頂くのは初めてのこととなったかと思います。会期が長いと途中で架け替えをしたくなるわけですが、多くのお客様は一度しかご覧にならないわけで、展示する側の自己満足ということになってしまうわけですね。
【作品頒布のお知らせ】
今回の写真展で展示いたしました作品で、お気に召した作品がございましたら頒布いたします。写真展における展示の際と同様の額装にてお届けいたします。
写真サイズ:四切ワイド(254×368mm)
プリント:印画紙(インクジェットではない)に裏打ち加工
フレーム:木製(黒色、424×529mm / 1570g)
マット色:黒 保護:普通ガラス
頒価:12,000円(送料込み)
額装のイメージはこちらをご覧ください。
ご希望の方は、gauche(アットマーク)dream(ドット)com まで、ご希望の旨をご連絡ください。上記以外にも卓上用のKG(ハガキ)サイズ、2Lサイズ(いずれも高級アクリル製透明スタンドフレーム入り)、絵はがき加工など、異なるサイズ等のご相談もお受けいたします。
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タイトル:未来へ
撮影場所:横浜市中区海岸通(横浜港大桟橋)
カメラ:Nikon D70
レンズ:AF Zoom-Nikkor ED 28-200mm F3.5-5.6G(IF)
展示期間:後期(6/29-7/11)
今回の写真展で展示しました12点の中で最後にご紹介する作品ですが、一番最初にご紹介したものと同じ日に撮影した作品で、撮影順からすると実はこちらが先に撮影したものです。どちらも横浜港の大桟橋をご存知の方にはすぐに撮影場所が判るものですが、今日ご紹介した作品にはランドマークタワーやインターコンチネンタルホテルが映っていますので、大桟橋をご存知無くても横浜をご存知の方であればすぐに撮影場所がお判りになったことと思います。
欲を云えば左端のベンチに坐るお二人にはどいてもらいたいところでしたが、暫く待っても二人連れは動かず、右手の若い女性(髪形、服装ともボーイッシュですが女の子です)の方が先に動いてしまいました。まったくの自然風景には人工の物や人が入らない方がすっきりまとまりますが、都市風景となると、どこかにさり気なく、風景の一部として「人」がいたほうが作品に締りが出るように思うのですが、その「人」がいい場所にいいタイミングでいてくれるとは限らないのが難しいところです。
さて、以上で今回の写真展出品作品、全12点のご紹介も終了です。ごくわずかですが前半と後半の両方をご覧くださった方もおいでですが、特に会期の前半においでくださった方には後半に展示した4作品をご覧頂くのは初めてのこととなったかと思います。会期が長いと途中で架け替えをしたくなるわけですが、多くのお客様は一度しかご覧にならないわけで、展示する側の自己満足ということになってしまうわけですね。
【作品頒布のお知らせ】
今回の写真展で展示いたしました作品で、お気に召した作品がございましたら頒布いたします。写真展における展示の際と同様の額装にてお届けいたします。
写真サイズ:四切ワイド(254×368mm)
プリント:印画紙(インクジェットではない)に裏打ち加工
フレーム:木製(黒色、424×529mm / 1570g)
マット色:黒 保護:普通ガラス
頒価:12,000円(送料込み)
額装のイメージはこちらをご覧ください。
ご希望の方は、gauche(アットマーク)dream(ドット)com まで、ご希望の旨をご連絡ください。上記以外にも卓上用のKG(ハガキ)サイズ、2Lサイズ(いずれも高級アクリル製透明スタンドフレーム入り)、絵はがき加工など、異なるサイズ等のご相談もお受けいたします。
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写真展出品作品紹介(11)
6月15日(火)から7月11日(日)まで、相模原市橋本のカフェ・コレット(JR横浜線&京王相模原線相模原駅南口)で開催いたしました小さな写真展で展示した作品全12点の紹介、11日目です。
タイトル:夢みる
撮影場所:自宅庭先
カメラ:Nikon D70
レンズ:Tamron SP AF Di 90mm 1:2.8 Macro
展示期間:後期(6/29-7/11)
今回の写真展で展示しました12点の中で、いかにもマクロレンズを使った風の写真は「assort」を除けばこの「夢みる」1枚だけでした(麦秋もクロレンズを使っていますが、使い方としては「望遠レンズ」)。そのマクロレンズは、標準ズームレンズ付きのSLR(一眼レフ)を買われた方が最初の交換レンズとして購入する事をまずお勧めしたいレンズです。
b被写体に応じてレンズの交換ができるのがSLR及びデジタル一眼(レフレックス機構を持たないレンズ交換可能なデジタルカメラ)のもっとも大きな特徴です。その特徴を生かした写真を撮る為に、広角・望遠・マクロと云ったレンズを少しずつ揃えたくなってくるものです。
小さなお子さんをお持ちの方は、運動会や学習発表会(昔の学芸会)などでの我が子の写真を撮る為にまず望遠レンズを購入されるケースが多いようですが、郷秋<Gauche>は最初の一本としてマクロレンズをお勧めします。
運動会は年に一度しかありませんが、マクロレンズが得意とする花のUPの写真であれば、一年中どこにでもその被写体があるからです。屋外でも自宅の中でも撮影を楽しむ事が出来るのがこのマクロレンズをお勧めする理由の一つでもあります。「マクロ(レンズ)使い」と云われる写真家がこのレンズの使い方をレクチャーするムックが沢山出ていますので参考にしながらマクロレンズで写真の楽しみを広げてはいかがでしょうか。
最後にご注意を。今日ご紹介した写真をよ~~くご覧ください。ピントが合っている部分はと云えば、多分これが蘂なのでしょう、人の口に例えれば上唇に当る部分だけです。マクロレンズで接写する場合、ピントの合う部分は正にピンポイント。AF(オートフォーカス)とMF(マニュアルフォーカス)を都度使い分けて、ここぞと狙ったところにピントを合わせるのはなかなか難しいものなのです。
これをデジタル一眼(レフレックス機構を持たないレンズ交換可能なカメラ)のモニターでするのは至難の業。デジタル「一眼」流行の昨今ではありますが、マクロレンズを使ってみたいのならば、その特性を最大限に活かしてみたいのならば、現在の技術レベルで考えれば、光学系のファインダーを持つ「一眼『レフ』」以外に選択肢はありませんと、郷秋<Gauche>は断言します。くれぐれもご注意を。
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タイトル:夢みる
撮影場所:自宅庭先
カメラ:Nikon D70
レンズ:Tamron SP AF Di 90mm 1:2.8 Macro
展示期間:後期(6/29-7/11)
今回の写真展で展示しました12点の中で、いかにもマクロレンズを使った風の写真は「assort」を除けばこの「夢みる」1枚だけでした(麦秋もクロレンズを使っていますが、使い方としては「望遠レンズ」)。そのマクロレンズは、標準ズームレンズ付きのSLR(一眼レフ)を買われた方が最初の交換レンズとして購入する事をまずお勧めしたいレンズです。
b被写体に応じてレンズの交換ができるのがSLR及びデジタル一眼(レフレックス機構を持たないレンズ交換可能なデジタルカメラ)のもっとも大きな特徴です。その特徴を生かした写真を撮る為に、広角・望遠・マクロと云ったレンズを少しずつ揃えたくなってくるものです。
小さなお子さんをお持ちの方は、運動会や学習発表会(昔の学芸会)などでの我が子の写真を撮る為にまず望遠レンズを購入されるケースが多いようですが、郷秋<Gauche>は最初の一本としてマクロレンズをお勧めします。
運動会は年に一度しかありませんが、マクロレンズが得意とする花のUPの写真であれば、一年中どこにでもその被写体があるからです。屋外でも自宅の中でも撮影を楽しむ事が出来るのがこのマクロレンズをお勧めする理由の一つでもあります。「マクロ(レンズ)使い」と云われる写真家がこのレンズの使い方をレクチャーするムックが沢山出ていますので参考にしながらマクロレンズで写真の楽しみを広げてはいかがでしょうか。
最後にご注意を。今日ご紹介した写真をよ~~くご覧ください。ピントが合っている部分はと云えば、多分これが蘂なのでしょう、人の口に例えれば上唇に当る部分だけです。マクロレンズで接写する場合、ピントの合う部分は正にピンポイント。AF(オートフォーカス)とMF(マニュアルフォーカス)を都度使い分けて、ここぞと狙ったところにピントを合わせるのはなかなか難しいものなのです。
これをデジタル一眼(レフレックス機構を持たないレンズ交換可能なカメラ)のモニターでするのは至難の業。デジタル「一眼」流行の昨今ではありますが、マクロレンズを使ってみたいのならば、その特性を最大限に活かしてみたいのならば、現在の技術レベルで考えれば、光学系のファインダーを持つ「一眼『レフ』」以外に選択肢はありませんと、郷秋<Gauche>は断言します。くれぐれもご注意を。
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山本左近がレギュラードライバーに昇格
7月18日に「完走すれば『印象的なパフォーマンス』なのか?」と題する小文を書いた(see here)。7月30日には「山本左近は速いのか上手いのか?」と云う小文も書いた(see more)。
二つの記事を要約すれば、予選でも決勝レースでもチームメイトの後塵を拝し常に最後尾を走る山本が、なぜレギュラードライバーを押し退けて決勝レースを走る事が出来るのかと云えば、彼が速いわけでもレース運びが上手いわけでもなく、チームにとって「美味しい」からである、と云うことになる。
これまでの3戦はマシンに対する馴れの問題だと言い訳することもできたが、彼にとっての第4戦となる次戦、スパ・フランコルシャンでもはやその言い訳は通用しない。スパのコースが初めてのブルーノ・セナに対して山本は既に2回、この難しいけれど攻め甲斐のあるコースを走っているのだから。
たとえどんな経緯があったとしても、世界中でわずか24席しかないF1ドライバーのシートを獲得したのだから、大きなチャンスを与えられたのだからそのチャンスをものにしてもらいたいものである。可夢偉が2009年シーズン最後の2戦でその才能を見せつけレギュラードライバーの座を仕留めたように。
二つの記事を要約すれば、予選でも決勝レースでもチームメイトの後塵を拝し常に最後尾を走る山本が、なぜレギュラードライバーを押し退けて決勝レースを走る事が出来るのかと云えば、彼が速いわけでもレース運びが上手いわけでもなく、チームにとって「美味しい」からである、と云うことになる。
これまでの3戦はマシンに対する馴れの問題だと言い訳することもできたが、彼にとっての第4戦となる次戦、スパ・フランコルシャンでもはやその言い訳は通用しない。スパのコースが初めてのブルーノ・セナに対して山本は既に2回、この難しいけれど攻め甲斐のあるコースを走っているのだから。
たとえどんな経緯があったとしても、世界中でわずか24席しかないF1ドライバーのシートを獲得したのだから、大きなチャンスを与えられたのだからそのチャンスをものにしてもらいたいものである。可夢偉が2009年シーズン最後の2戦でその才能を見せつけレギュラードライバーの座を仕留めたように。
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写真展出品作品紹介(10)
6月15日(火)から7月11日(日)まで、相模原市橋本のカフェ・コレット(JR横浜線&京王相模原線相模原駅南口)で開催いたしました小さな写真展で展示した作品全12点の紹介、10日目です。
タイトル:錦秋
撮影場所:町田市玉川学園
カメラ:Nikon D200
レンズ:AF-S DX ZOOM-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)
展示期間:後期(6/29-7/11)
昨日ご紹介いたしました「目覚めの時」と対を成すように展示したのが今日ご紹介する「錦秋」です。「目覚めの時」は頭上を見上げたものでしたが、こちらは逆に3、40センチ程の高さの石の上に乗って紅葉の落ち葉が降り積もった庭を俯瞰したものです。俯瞰と同類の言葉に「鳥瞰」がありますが、こちらは文字通り「鳥の目」で俯瞰したもの。鳥瞰ほどでなくてもホンの数10センチ目線が高くなっただけでも撮られた写真は変わってきます。
報道カメラマンが人垣の向こうにある現場や話題の人を撮る為に4、50センチ程の小さな脚立に乗っている姿はよく目にしますが、風景写真の場合にもこの小さな脚立は実に有効で、これ一つで更に広々感を表現する事ができるようになります。徒歩で出かけるときには無理ですが、クルマを使っての撮影行の際にはぜひ持って行きたい小道具です。ただし、三脚が使えなくなりますので中判以上のカメラには不向き。35mmやAPS-CのSLRの場合でも目一杯絞りシャッタースピードが遅くなっている場合などには脚立の上で一脚を使うなどの工夫が必要になります。
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タイトル:錦秋
撮影場所:町田市玉川学園
カメラ:Nikon D200
レンズ:AF-S DX ZOOM-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)
展示期間:後期(6/29-7/11)
昨日ご紹介いたしました「目覚めの時」と対を成すように展示したのが今日ご紹介する「錦秋」です。「目覚めの時」は頭上を見上げたものでしたが、こちらは逆に3、40センチ程の高さの石の上に乗って紅葉の落ち葉が降り積もった庭を俯瞰したものです。俯瞰と同類の言葉に「鳥瞰」がありますが、こちらは文字通り「鳥の目」で俯瞰したもの。鳥瞰ほどでなくてもホンの数10センチ目線が高くなっただけでも撮られた写真は変わってきます。
報道カメラマンが人垣の向こうにある現場や話題の人を撮る為に4、50センチ程の小さな脚立に乗っている姿はよく目にしますが、風景写真の場合にもこの小さな脚立は実に有効で、これ一つで更に広々感を表現する事ができるようになります。徒歩で出かけるときには無理ですが、クルマを使っての撮影行の際にはぜひ持って行きたい小道具です。ただし、三脚が使えなくなりますので中判以上のカメラには不向き。35mmやAPS-CのSLRの場合でも目一杯絞りシャッタースピードが遅くなっている場合などには脚立の上で一脚を使うなどの工夫が必要になります。
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写真展出品作品紹介(9)
6月15日(火)から7月11日(日)まで、相模原市橋本のカフェ・コレット(JR横浜線&京王相模原線相模原駅南口)で開催いたしました小さな写真展で展示した作品全12点の紹介、9日目です。
タイトル:目覚めの時
撮影場所:横浜市青葉区恩田町(かつらの森)
カメラ:Nikon D300
レンズ:AF-S DX ZOOM-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)
展示期間:後期(6/29-7/11)
最初は4週間の会期中、昨日までにご紹介した8点をずっとかけておくつもりだったのですが、某大学の芸術学部を卒業し学芸員の資格を持つ某嬢に道でばったり出っくわすなり「会期長いんだから、勿論架け替えするよね」と云われ、その時には「ハァ~~~」みたいないい加減な返事をしていたのですが、実は半数程度は架け替えた方がいいかなと密かに思っていた郷秋<Gauche>だけに「やっぱり架け替えか」となり、慌てて用意した4作品のうちの一枚が今日ご紹介する「目覚めの時」です。
雑木林の中で、クヌギやコナラが芽吹く前、真っ先に瑞々しい葉を見せ始めたのは「ミズキ」でした。このミズキの木はまだせいぜい3、4メートルの若木です。ミズキが若葉を出した2週間後にはずっと大きく伸びたクヌギやコナラが一斉に葉を広げミズキまで陽の光が届かなくなりますので、このミズキもどこまで大きく育つ事が出来るのかはわかりません。
さて、この写真も先にご紹介した「秋めく」同様、通常の私たちの目線では見ることのできない「絵」であることにお気づきになられたでしょうか。そう、真上を見上げているのです。「上を見上げる」と云っても普通は斜め上方です。ところがこの写真はまったくの頭上にレンズを向けて撮ったもの。首も痛くなりますし、平行感覚を失ってフラフラもします。でも、そうやって撮った写真に、普段の目線では見ることのできない新鮮さを感じていただければ幸いです。
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タイトル:目覚めの時
撮影場所:横浜市青葉区恩田町(かつらの森)
カメラ:Nikon D300
レンズ:AF-S DX ZOOM-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)
展示期間:後期(6/29-7/11)
最初は4週間の会期中、昨日までにご紹介した8点をずっとかけておくつもりだったのですが、某大学の芸術学部を卒業し学芸員の資格を持つ某嬢に道でばったり出っくわすなり「会期長いんだから、勿論架け替えするよね」と云われ、その時には「ハァ~~~」みたいないい加減な返事をしていたのですが、実は半数程度は架け替えた方がいいかなと密かに思っていた郷秋<Gauche>だけに「やっぱり架け替えか」となり、慌てて用意した4作品のうちの一枚が今日ご紹介する「目覚めの時」です。
雑木林の中で、クヌギやコナラが芽吹く前、真っ先に瑞々しい葉を見せ始めたのは「ミズキ」でした。このミズキの木はまだせいぜい3、4メートルの若木です。ミズキが若葉を出した2週間後にはずっと大きく伸びたクヌギやコナラが一斉に葉を広げミズキまで陽の光が届かなくなりますので、このミズキもどこまで大きく育つ事が出来るのかはわかりません。
さて、この写真も先にご紹介した「秋めく」同様、通常の私たちの目線では見ることのできない「絵」であることにお気づきになられたでしょうか。そう、真上を見上げているのです。「上を見上げる」と云っても普通は斜め上方です。ところがこの写真はまったくの頭上にレンズを向けて撮ったもの。首も痛くなりますし、平行感覚を失ってフラフラもします。でも、そうやって撮った写真に、普段の目線では見ることのできない新鮮さを感じていただければ幸いです。
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ニコンから新製品が登場
Nikon Rumors によれば、Nikon(ニコン)から今月と来月の二回に分けてDSLR(デジタル方式一眼レフ)2機種と数本のレンズが発表されるようです。もう4日も前にUpされた記事ですので流布した情報を見聞きしている方も多いかと思いますが、ご存知無い方の為に記しておきます。
D3000後継機種(カッコ内はD3000のスペック)
1. 型番はD3100
2. イメージセンサーは1400万画素(1000万画素)
3. ディスプレイは可動式ではない
4. 8月19日に発表される
D90後継機種(カッコ内はD90のスペック)
1. D8000ではなくD95と呼ばれることになるようだ
2. イメージセンサーは1600万画素(1200万画素)
3. フォーカスポイントは31点。(11点)
4. アルミもしくはマグネシウム製ボディ(エンプラ)
5. 9月15日前後に発表となる
レンズ
1. AF-S 85mm f/1.4G
2. AF-S 24-120mm f/4 ED VR
3. AF-S 28-300mm f/3.5-5.6 ED VR
4. AF-S DX 55-300mm f/4.5-5.6 ED VR
5. AF-S 200mm f/2.0G IF-ED N VRII
1~4が8月19日に、5が9月15日前後に発表となる。
85mmは既存の24mm、50mmなどと供にAF-S f/1.4シリーズの一翼を担う新世代単焦点レンズ。24-120mm f/4は現行の24-120mm f/3.5-5.6Gの後継で、既存の16-35mm f/4Gとシリーズを成すことになる。f/4トリオの「取り」となる70-200 f/4Gの早期発表に期待したい。
AF-S 28-300mmはDX用の18-200mmに相当するレンジをカバーするもので、FXユーザーにとってはこれ一本で全て間に合う万能レンズとして大いに歓迎されることだろう。いっとき18-300との噂もあったが、やはり28-300であったようだ。キヤノンにフルサイズ用の28-300mm F3.5-5.6L IS USMと云う、同じような数字が並ぶレンズがあるがこれは「L」シリーズの一本で、70-200 F2.8を上回る重厚長大高価格なレンズであるが、ニコンのそれは1000ドル程度と予想される価格からもわかる通り、DX18-200のFX版であることはまず間違いないだろう。
DX 55-300mmは現行55-200の望遠側伸張版。いくらVRが付いていても初心者に450mm相当は厳しい気がするが、運動会用のニーズが大きいんだろうな。450mm使用時はISO 800以上で使うようにしましょうね。
200mm f/2.0Gは現行機種でも70万円以上のプロ用。D3Sの超高感度との組み合わせは屋内スポーツでは最強のコンビと云われ、その分野のカメラマンには必須のレンズのようだがアマチュアにはおよそ縁のないレンズである。
D3000後継機種(カッコ内はD3000のスペック)
1. 型番はD3100
2. イメージセンサーは1400万画素(1000万画素)
3. ディスプレイは可動式ではない
4. 8月19日に発表される
D90後継機種(カッコ内はD90のスペック)
1. D8000ではなくD95と呼ばれることになるようだ
2. イメージセンサーは1600万画素(1200万画素)
3. フォーカスポイントは31点。(11点)
4. アルミもしくはマグネシウム製ボディ(エンプラ)
5. 9月15日前後に発表となる
レンズ
1. AF-S 85mm f/1.4G
2. AF-S 24-120mm f/4 ED VR
3. AF-S 28-300mm f/3.5-5.6 ED VR
4. AF-S DX 55-300mm f/4.5-5.6 ED VR
5. AF-S 200mm f/2.0G IF-ED N VRII
1~4が8月19日に、5が9月15日前後に発表となる。
85mmは既存の24mm、50mmなどと供にAF-S f/1.4シリーズの一翼を担う新世代単焦点レンズ。24-120mm f/4は現行の24-120mm f/3.5-5.6Gの後継で、既存の16-35mm f/4Gとシリーズを成すことになる。f/4トリオの「取り」となる70-200 f/4Gの早期発表に期待したい。
AF-S 28-300mmはDX用の18-200mmに相当するレンジをカバーするもので、FXユーザーにとってはこれ一本で全て間に合う万能レンズとして大いに歓迎されることだろう。いっとき18-300との噂もあったが、やはり28-300であったようだ。キヤノンにフルサイズ用の28-300mm F3.5-5.6L IS USMと云う、同じような数字が並ぶレンズがあるがこれは「L」シリーズの一本で、70-200 F2.8を上回る重厚長大高価格なレンズであるが、ニコンのそれは1000ドル程度と予想される価格からもわかる通り、DX18-200のFX版であることはまず間違いないだろう。
DX 55-300mmは現行55-200の望遠側伸張版。いくらVRが付いていても初心者に450mm相当は厳しい気がするが、運動会用のニーズが大きいんだろうな。450mm使用時はISO 800以上で使うようにしましょうね。
200mm f/2.0Gは現行機種でも70万円以上のプロ用。D3Sの超高感度との組み合わせは屋内スポーツでは最強のコンビと云われ、その分野のカメラマンには必須のレンズのようだがアマチュアにはおよそ縁のないレンズである。
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写真展出品作品紹介(8)
6月15日(火)から7月11日(日)まで、相模原市橋本のカフェ・コレット(JR横浜線&京王相模原線相模原駅南口)で開催いたしました小さな写真展で展示した作品全12点の紹介、8日目です。
タイトル:
撮影場所:自宅室内
カメラ:Nikon D200
レンズ:AF-S DX ZOOM-Nikkor ED 18-70mm F3.5-4.5G(IF)
展示期間:前期(6/15-6/27)
被写体となっている花はシクラメンです。撮影場所は自宅としてありますが、正確には実家の室内です。「どのようにして撮ったのですか」と云う質問が一番多かった作品ですが、特に難しいテクニックを使ったわけではありません。
シクラメンの鉢を南側の窓際に持っていき30cm程の高さの台に乗せます。南側(写真のバックですね)の窓にはレースのカーテンを引きます(レースの模様が映りこまないようにカーテンとは少し距離を置きます)。このままですと逆光でモデルたるシクラメンの手前側が暗くなってしまいますので「レフ板」代わりに白い紙(カレンダーを裏側)を手前の床に置きます。
バックとなっているレースのカーテンがとても明るいですからプラス2.7の露出補正をかけました。この露出補正によりバックが完全に飛んでいる(真っ白になっている)のです。右上の花だけにピントが合い、その他はボケるようにレンズのは望遠側、絞りは開放で撮りました。常用の18-200は重いのでD200と18-70mm一本だけを持っての帰省でしたので望遠側と云っても70mm(35mmフルサイズ換算135mm)でしたが、花弁がボケ過ぎなかったのはこの70mmが功を奏したためです。
いつもいつもベストな機材を持っているとは限りませんが、手持ちの機材を最大限に活かし、カーテンやカレンダーの裏を利用するなど工夫次第ではそれなりの写真が撮れるものなのです。
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タイトル:
撮影場所:自宅室内
カメラ:Nikon D200
レンズ:AF-S DX ZOOM-Nikkor ED 18-70mm F3.5-4.5G(IF)
展示期間:前期(6/15-6/27)
被写体となっている花はシクラメンです。撮影場所は自宅としてありますが、正確には実家の室内です。「どのようにして撮ったのですか」と云う質問が一番多かった作品ですが、特に難しいテクニックを使ったわけではありません。
シクラメンの鉢を南側の窓際に持っていき30cm程の高さの台に乗せます。南側(写真のバックですね)の窓にはレースのカーテンを引きます(レースの模様が映りこまないようにカーテンとは少し距離を置きます)。このままですと逆光でモデルたるシクラメンの手前側が暗くなってしまいますので「レフ板」代わりに白い紙(カレンダーを裏側)を手前の床に置きます。
バックとなっているレースのカーテンがとても明るいですからプラス2.7の露出補正をかけました。この露出補正によりバックが完全に飛んでいる(真っ白になっている)のです。右上の花だけにピントが合い、その他はボケるようにレンズのは望遠側、絞りは開放で撮りました。常用の18-200は重いのでD200と18-70mm一本だけを持っての帰省でしたので望遠側と云っても70mm(35mmフルサイズ換算135mm)でしたが、花弁がボケ過ぎなかったのはこの70mmが功を奏したためです。
いつもいつもベストな機材を持っているとは限りませんが、手持ちの機材を最大限に活かし、カーテンやカレンダーの裏を利用するなど工夫次第ではそれなりの写真が撮れるものなのです。
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