海と亀

飼ってるリクガメ(マルギナータ、ヒガシヘルマン)のこと、たまに趣味のダイビング、ちょい釣のこと

10月も月末になりつつあるのに・・・・

2019年10月27日 23時16分53秒 | かめず
10月も残り4日とちょっとですが、まだまだ暖かい日が続いています。


前回の報告で、11/22(火・祝)に冬眠床に入ってもらっていた、
ヘルマン11孵化仔♂ふぃん・ヘルマン13♀えぱも、結局潜ることなく、
再び外へ、、、





ヘルマン♂はび





ヘルマン13孵化仔♂こるも





ヘルマン11♀もあ



例年冬眠入りが早いヘルマンたちも、まだしっかり起きて食べてます。





マルギ♀ちゃご



この方に至っては、日差しさえあれば出てきて、普通に食べてる感じです。



暖かい週末となった昨日・今日で、外に出てきたところを確認していないのは、
マルギ16孵化仔じょじ1号のみ、他10かめは外に出て食べてましたね。。。




まだ起きているとはいえ、温浴で必用以上に活性化させるのも何ですので、
屋外組の月末の測定は見送り、今日は屋内越冬組の測定を。

ヘルマン・マルギ合わせて40かめ、全員温浴後の体重と甲長の測定でしたが、
数が多すぎて、勝手ながら手を抜かせていただき、個別のデータは割愛して、
グラフのみのご紹介で、、、、




マルギ16孵化仔・ヘルマン16・17孵化仔、計3かめ。







マルギ18孵化仔2かめ。







マルギ19孵化仔24かめ。







ヘルマン19孵化仔11かめ。








グラフからも分かりますが、明らかな異常事態のマルギ19孵化仔かめ、、、

10/13(日)の測定で成長停滞が見られていた、19ちゃご3号・24号、
10/17(木)に改めて測ってみると、2かめとも明らかな体重減少が・・・

たまたま翌日10/18が休みだったため、もう一日様子を見ましたが、
2かめとも動きに活力が見られず、食餌もほとんど摂れていない様子、、、

ただ、甲羅はしっかりしており、昨年力を失うように命を落とした孵化子たちとは
状況が違うようです。



原因は分かりませんが・・・

想定した原因、というより対策が思いつく原因として、尿酸結石を考えました。








2孵化仔の胃内にオリーブオイルを注入、量は0.05~0.1mlくらい?

しばらく様子を見てから、今度は磨り潰した野草・野菜とフード、桑葉パウダー、
カルシウムを混ぜた流動食を胃内へ注入する強制給餌を・・・


すると翌日10/19、19ちゃご3号のほうは、かなりの量の尿酸を排泄、
ザラザラした尿酸にいくつかの固い塊が、、、

この日も強制給餌を行いましたが、強制給餌から1時間もたたないくらいには、
3号は葉っぱをガツガツと囓りはじめました。。。

その後様子を見ている限り、3号ののほうは活性を取り戻したような・・・??





19ちゃご3号


今日の測定でも、体重は体調を崩す前までに回復している!?





一方の19ちゃご24号のほうは・・・

一時期体重がさらに減って、10/22(火・祝)にも強制給餌を行いましたが、
活性は落ちたまま、自力での食餌はあまりできていないようで、更に・・・






強制給餌に用いた流動食が、見た目そのまま排泄されているようで、、、、

消化管が動かず、食餌が分解されていない?
栄養分の吸収どころか、水分すら吸収できていない??
腸内細菌による分解もされていない???


良くないことしか浮かんできませんが、、、

浮かんだ中で、自分に出来る対策が思いつくのは、腸内細菌の移植くらい・・・

昨日・今日と強制給餌を行い、流動食の前にマルギ・アダルト個体の排泄物を
溶かしたものを胃内に注入してみました。





19ちゃご24号



こんな方法で思うようになるのかは、分かりませんが・・・



コメント (6)
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フェンベンダゾール

2017年11月11日 22時36分10秒 | かめず
先日一度、記事中で触れていましたが・・・

我が家の屋内越冬組のヘルマン・マルギ孵化仔17かめ、
訳あって線虫駆虫を実施することになり、今日2回目の投薬を終えました。







切っ掛けは、9月に我が家のマルギ孵化仔をお迎え頂いた飼主さまから、
検便で線虫の卵が検出されて、駆虫することになったと連絡があったこと。

といっても、我が家の親かめたちは通年屋外、マルギ孵化仔は夏場屋外で、
少なからず寄生虫と共存しているのは当然のことと思っています。


一方で、昨年生まれのマルギ孵化仔たちのうちの数匹が、
途中から成長が滞っていること、成長が停止した一匹が命を落とした事実、
原因としてまず頭にあったのが、誤食、結石、そして寄生虫感染・・・

我が家では屋外飼育主体に移行してからは、寄生虫とは共生関係と割り切り、
検便は体調不良の個体が出た時に行うくらい、駆虫に至ってはいませんでした。

最近では昨年秋と今年春、後に命を落とした孵化仔が体調を崩したときに検便、
その2回では通常の共生の範囲、特に異常は見られなかったのですが・・・


今回はちょうど屋外に出していたマルギ孵化仔たちを屋内に回収したばかり、
思い付きで屋内越冬組の駆虫をしてみようと考えました。

・・・といっても、いつもの隣県の動物病院に行く時間を取ることができず、
県内で爬虫類診療・エキゾチックアニマル診療をうたったところを検索して、
何軒か電話をして行き当たったところ、調べながらの診察で良ければ、
検便と投薬は可能との返事を頂いた動物病院に向いました。


検便の結果は、蟯虫かもしれない卵がそれなりに多く見られるようで、
それが成長不良の原因かどうかは分からないとのことでしたが、
もともと駆虫を試みようと思っての診察でしたし、駆虫薬をお願いしました。

最初に勧められたのは、その病院で使用経験のある薬だったのですが、
5~7日間続けての投与とのこと、17かめへの投与のつもりでしたので、
とても毎朝続けることは、、、

私のほうから、それなりに知っているフェンベンダゾールについて確認すると、
爬虫類には使ったことはないそうですが、ウサギ用に置いているとのこと、
その場で投与法と投与量を調べて頂き、2回分処方してもらうことに。。。


フェンベンダゾールについて私が認識している範囲で触れると・・・

確実に投与できれば、蟯虫を含めた線虫類をほとんど殺虫できるようですが、
卵には効果がありません。

ですので、通常は1回の投薬後に残った卵が全て孵化するのに十分な間隔、
尚且つ孵化した線虫が成長して卵を産み始める前に、次回の投与を行い、
最低でも2回、より確実に駆虫するなら3回以上行うようです。

また、我が家は行ったことはありませんが、食欲低下・体力低下を避けるため、
一回量を減らしての連日投与を数クール繰返す方法もあると聞いています。

推奨されている投与間隔は2~3週間とのこと。


我が家で前に駆虫を試みたのは、飼育を始めてそれ程経たないころに何回か、
原虫駆虫を含めて7年前が最後だったと思います。

そのころはキュウリやトマトに仕込んで食べさせる方法でしたが、
17かめを一斉に投薬しようと思うと、見ているだけで気が遠くなりそうで、
17かめがみんなちゃんと食べてくれるとは、とても思えません・・・

我が家にはゾンデは置いていませんが、幸い強制給餌用チューブがあります。

私にとって初めての試みで、一体どれほどの手間と時間が掛かるのか??
ちょっと想像できませんでしたが、餌と一緒に食べさせるより確実と考え、
胃の中への直接投与を迷わず選びました。。。


初回は仕事が遅出だった先月24日(火)の朝一、2時間弱で何とか済ませ、
2回目は18日後の今日11/11の昼から、今回は1時間回るくらいで・・・

投薬直後にチューブを抜く際、多少薬を吐き出した仔が数匹いましたが、
食べさせるよりは効率よく、効果が期待できる量は入れることが出来た??
と思っています。。。







一回目の投与の際には、投薬を終えて一時間程で家を後にしましたので、
帰宅後に食餌量の減少を感じていたヘルマン17孵化仔たちでしたが、
今回投薬後の様子を見ていると、思ったよりも活発に動き回っており、
それなりに食餌をする姿を確認して、一安心です。。。


一方のマルギ16孵化仔たち・・・





何故か?葉っぱよりもカトルボーンに夢中になっている仔たちが・・・??

この行動は薬の影響?それともカトルボーン自体が数週間ぶりだったせい??

分かりませんが、、、



今回の駆虫薬投与は今日の2回目までで終了、今のところ効果確認の検便は
考えていません。

来春になって屋外飼育を再開すると、再感染すると思っていますので・・・


寄生虫を確実に駆除する本来の意味での“駆虫”を試みるというよりも、
投薬で寄生虫を減らすことで、成長が滞った数匹の孵化仔の経過が改善すれば、
大きな成果が得られると思っての投薬の試みです。。。
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強制給餌・・・

2017年10月03日 22時59分07秒 | かめず
先月の孵化仔のほうの成長記録で少し触れましたが・・・

先月中旬から、孵化仔の強制給餌を開始しています。




左:16ちゃご21号  右:17くう2号



我が家では、誕生後は単独プラケ生活で、食餌量の増加と排泄を確認してから、
他の孵化仔と合流してもらうことにしており、これまでの経験では、
ヘルマンで10日から半月ほど、マルギはもう少し遅い傾向がありましたが・・・

7/13に誕生した17くう2号、早い段階から食餌を齧った形跡はあるものの、
一向に食餌量が増えず、、、

それでも一月ほど経って、次の2ndクラッチの孵化仔たちの単独生活を終える頃、
何とか小さな排泄物を何度か確認して、ちょっと早いような気もしましたが、
合流に踏み切っていました。




17くう2号


・・・が、それから約一月、20g弱の体重が増える気配はなく、、、

朝は早くから餌場にやって来て、食餌に必死に齧り付こうとはしていますが、
その口の開きは小さく、葉っぱを力強く噛み千切ることが出来ないような・・・


少しづつは齧っていますが、どうやら顎の力が、あまりに弱いようです。







昨年のぺりぃ(16ちゃご14号)の記憶が甦ってきて、気温が下がる前に、
手遅れになる前にと、強制給餌を開始することにしました。

如何にケージを保温しているとはいえ、冬場の活性・代謝の低下はありますし、
朝の室温が上がり切らないかめ部屋での給餌中、小さな孵化仔の活性を保つことは、
容易ではありません、、、

孵化仔の体力が落ちる前にと・・・





今回は孵化仔では初めての試み、チューブを孵化仔の口から挿入して、
胃の中に直接食餌を注入する方法です。

液状の食餌を孵化仔を食べようとするのに合わせて投入するこれまでの方法は、
孵化仔の活性頼り、孵化仔の体力が低下してくると限界が見えてきます。

とは言え、小さな孵化仔の口を開いてチューブを挿入することは容易ではなく、
それなりの時間と根気を要してしまい、とてもではないですが、毎朝は無理、
都合がつくときに、週1~3回くらいがいいところです、、、




今日はたまたま仕事が11時からの遅出になり、先週末留守でできなかった分の
強制給餌を。。。





口内にチューブを挿入するのに手古摺り、手製の金具を用いることもありますが、
今日は何とかその前に、口を開いて給餌することが出来ました。。。




それから実はもうひと方・・・



16ちゃご21号


昨年8/24の誕生時から、甲羅の割に大きな頭部、他の仔と比べて小さな手足、
見るからに未熟と分かる姿での誕生でしたが・・・





これまでも、ぺりぃ(16ちゃご14号)・ペン(16ちゃご13号)と伴に
高栄養の強制給餌を行い、甲羅はボコボコニなってしまいましたが、
なかなか成長する気配は、、、


それに、5mmもないような浅いお湯での温浴でさえ、水を飲んでは人工呼吸で、
何とか水を吐き出させて復活したことが、7-8回あったでしょうか??

あくまで推測ですが、鼻から呼吸することが出来ないのか?
お湯の温度に驚いて、口から水を飲んでしまっているのでは??





何度も画像で確認しようとしましたが、年老いた老眼ではなかなか、、、


僅かな量なのだと思いますが、何とか自分の力で食餌を摂っていますので、
必要以上に手を出さないように、自らの力での食餌に任せていましたが、
これを機に、17くう2号と伴に強制給餌を行っています。

画像ではサイズにそれ程の差は見えませんが、その頭部の大きさ、
骨格の硬さがあり、断然給餌の手間が違っています。



これからの冷え込みが厳しくなっていく前に、確りと観察を続けて、
対応していきたいと思います。
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残り数日となった‘かめめくり’・・・

2016年12月28日 22時34分30秒 | かめず
今年2016年版までで休刊となる’かめめくり’、
今日12/28は、我が家のマルギ父かめ・じょじの登場でした。





年の瀬、最後のページが近づいたところでの一番の古株の登場、
我が家にとって良い記念になりました。

一かめ飼いとして‘かめめくり’投稿を始めてから何年かが経ち、
孵化仔を販売する側へと立場が変わった今、良い潮どきです。。。
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わらわらと・・・

2016年09月07日 21時43分15秒 | かめず



8/21~24に誕生した、マルギ♀ちゃごの4thクラッチの孵化仔7かめ、
先日9/4の日曜日から、1st~3rdクラッチ組と合流してもらいました。

兄弟?姉妹?21かめ揃って、90cm水槽での共同生活です。。。


餌皿に食餌を用意すると、ハスクチップの中から這い出し、
わらわらと集まって、葉っぱによじ登ってきます。。。( ´艸`)



誕生後は単独プラケでの生活、それぞれ排泄を確認してから、
11日~14日目での単独生活解除・合流ですが・・・


気になるのは、最後に誕生した16ちゃご21号(8/24生)、
何とか排泄は確認しましたが、食欲は今一つで、体重も増えていません・・・

それ以上に気になるのは、単独プラケの中でも、頻繁に引っくり返っており、
排泄したのも、引っくり返ってのお漏らしでした、、、


かなり気になる状況ですが、引っくり返っても起き上がり易い環境、
周りの兄姉たちに刺激されての食欲の活性化を期待しての合流です。






真ん中左の小さな多甲板の仔が、21号。

合流直後は遠慮がちに見えましたが、日に日に積極的に割り込んで行って、
食欲が上がってきているように思えます。

今のところ、狙い通りでしょうか!?




一方、ヘルマン孵化仔たち



16くう1~4号


こちらは4かめで60cm水槽、4かめとも早過ぎるくらいのペースで、
増量しています。。。




16くう5号


頭部に障害がある16くう5号は、38cm水槽での単独生活。

まともに食餌を摂るのはまず無理?強制給餌を覚悟していましたが、
驚く程しっかりと食べて、活発に動き回っていますっ(ノ゚ο゚)ノ

硬くない食餌内容を選んではいますが、切り刻むなど手を加えることなく、
ちゃんと食べてくれて、体重も着実に、というより予想外に早いペースで、
伸ばしてくれています。。。




これまでにない孵化仔の数に、目が届かなくなってしまいそうですが・・・

毎日の観察とお世話、それに外の仔たちのお世話が疎かにならないよう、
気を引き締めて頑張ります!!
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