海と亀

飼ってるリクガメ(マルギナータ、ヒガシヘルマン)のこと、たまに趣味のダイビング、ちょい釣のこと

マルギ♀いさ、強制給餌・・・

2014年06月13日 23時16分55秒 | マルギナータリクガメ
ちょうど1週間前、左後肢付根に膿を確認した、マルギ♀いさ、
翌日の受診から、抗生物質注射と消毒による治療を続けていますが・・・

実は、一昨日から、強制給餌を開始しました。





注射と消毒の治療を開始して、膿による傷は見た目にも回復に向かい、
気になっていた鼻水も、3-4日経ってから減少しているのですが・・・

治療によるストレスの影響もあるでしょうが、食餌をした形跡がみられず、
日曜日の温浴で少量の排泄を確認してからは、温浴しても排泄なし、
加えて体重は、僅かではありますが、減少傾向、、、(゜_゜i)


先日の診察の際のレントゲン、大量の砂と小さな肺が目に付きましたが、
よくよく見直してみると、他にも気になる点がいくつか・・・

良くない想像が、頭に浮かんでしまいます、、、


通常の健康状態なら、十分排泄できるはずの砂だと思っていますが、
食餌量・活動量の低下から、消化管の動きと水分の低下に至ると、
命取りになり兼ねません。

食餌をほとんど摂っていないように思えてから、4日が過ぎてから、
手遅れにならないよう、強制給餌に踏み切りました。





これまでスポイトで口内に注入する強制給餌は行っていますが、
今回はチューブを挿入して、胃内部に直接注入する試み、
我が家では初めての経験です・・・

これまでの口内への注入は、少量の水分と栄養を補給しながら、
消化管を刺激して、食欲を回復を期待する試み、
今回は、消化管の動きを妨げそうな大量の砂を押し流すことを前提に、
十分な量を胃の内部に直接注入する必要があると判断しました。


食餌内容は、朝採れ野草・自家栽培の野菜をミルにかけて、
桑葉パウダーとリックゼリーを混ぜ、茶こしで漉したものです。

それに当分は屋内生活、大地と太陽の恩恵を被ることは難しくなりそうで、
CAパウダーとビタミン剤の添加も、それなりに・・・


チューブは、観賞魚のエアー用のチューブ、安物の硬めのもの、
挿入側はキレイに丸くすることは出来ませんが、サンドペーパーをかけ、
柔らかくしてから使用しました。

そのチューブにシリンジを繋いで、胃の中へ直接の注入です。


何分初めての試み、チューブをうまく入れれるのか?肺に入らないのか??
と、不安を抱えながらの、手順だったのですが・・・

我が家では一番大きな、いさ、口の大きさ・首の太さも、もちろん一番、
思っていたより、チューブが閊えることなく、それなりのところまで入り、
何度もやり直すことなく、注入することができました。

処置中に多少チューブからの逆流、口から少量の漏れはありましたが、
給餌後の興奮はあるものの、吐き出しや、苦しみが続く様子はなく、
うまく胃内に注入できたようです。。。






初日は水分補給を主に少量の給餌、昨日今日は量を増やしての給餌、
様子を見ながら、手技と食餌内容の状態・量を試しながらでした・・・

昨日・今日は、給餌直後に硬くなった排泄物を少量ですが確認、
更には、つま・のこのんが先にアップしているのですが、
刻んだトマトに夢中になって齧り付きっヽ(゜◇゜ )ノ
kamenokocafe:『いさちゃん、ルネッサンストマトに夢中 』)


初めてのチューブを強制給餌の試み、まずは順調にいって、
食欲は回復傾向にある!?と思ってはいますが・・・

再び食慾低下を招きかねない大量の砂、
それだけではないように思える、いさのお腹の中の状態、、、

当面強制給餌を行いながら、食欲と排泄の状況、活動量を観察しながら、
回復を確認していこうと思います。。。


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マルギ♀いさ、またも膿が、、、(T▽T;)

2014年06月07日 21時48分41秒 | マルギナータリクガメ
しばらく前から、鼻水が続いているのが気になっていた、マルギ♀いさ・・・



GW中のいさ


体重は昨年秋頃のピーク期より、5-60g程度は間違いなく減ってはいますが、
食欲と活動量の減少は伺えず、むしろ屋外に出て活動量が増えた??ように思え、
飼い主の都合も相まって、診察には行くことを見送っておりました、、、

食欲・活動量は元々がそこそこ、大きさの割に小食、活動量が少ないのは、
マルギとしては異常なほど甲高な体型が、健康状態に影響しているのでは??
と推測しています。。。


暖かくなってからは、日中は屋外、夜間はなるべく屋内ケージに入ってもらい、
観察していたのですが、、、

昨日夕方、屋内に戻ってもらう際に、状態をチェックすると・・・





左後肢の付け根、甲羅と後肢の間の奥まったところに、膿がっ∑(゜Д゜)

昨年5月に大きな膿が出来た、同じ左後肢付根です、、、

大きさは、前回と比べるとずっと小さいのですが、
取り除こうとしても、皮膚に大きく食い込んでいるように見えて、
無理に取り除くことを止めました。

そして、幸い仕事が午後休だった今日、隣県のいつもの動物病院へ、
ほぼ一年ぶりですが・・・



先生に膿を除去してもらうと、小さな破片のような状態の膿が次々と・・・
外から見た印象より、かなり多い量でした、、、

除去した後は、表皮が剥がれて溝のように凹み、赤くなっていました。

が、大きな膿ができてしまっていた前回と比べると小さめの凹み、
位置も内臓に近かった前回とは違って、後肢の骨格側、
前回ほど深刻な事態にはなっていないようです。。。ε=(。・д・。)

こうして膿を造ってしまうのは、厚い甲羅から大きく窪んだ四肢の付け根に、
異物が挟まりやすいのでは??と推測していたのですが・・・

今日除去した膿の破片の中には、異物らしいモノは見られず、
他に考えられるのは、甲羅等に皮膚が当たりやすい所がある可能性もあり、
結局、原因はハッキリせず、、、(-"-;A


もう一つ気になる鼻水のほう、先生からは、食欲・活動量が減ってないなら、
急を要すこともなさそうで、膿治療の抗生物質で様子を見ると言われたのですが、
無理をお願いして、レントゲンを撮ってもらいました。








‘いさ、お前もか!?’と言いたくなる大量な砂が・・・( ̄Д ̄;;

屋外飼育に誤食は付物ですが、♀のいさでこれ程溜まっているとは、、、


甲羅の厚さで白く映っているところもあり、判りにくいですが、
微妙に肺炎を起こしていそうな、、、


結論としては、自宅で一週間の抗生物質注射と消毒で様子を見ることに、
手技の確認を含め、その場で今日の分の注射をお願いして、帰宅しました。




帰宅後のいさ


約一年ぶりの注射治療、何回経験しても慣れない注射、
正直なところ、いつまでも慣れない手技を始め、気が重いのですが、、、

元気で愛嬌のあるお顔のいさに、早いこと戻ってもらえるよう、
毎日の治療とお世話、頑張りますっ(`・ω・´)ゞ
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マルギ♀いさ、治療経過

2013年05月25日 22時40分01秒 | マルギナータリクガメ
5/12に、左足付け根に大きな膿と皮膚の欠損が発覚した、マルギ♀いさ、
毎朝の抗生物質注射と消毒を続けていましたが、
今日夕方、経過確認のため病院に行ってきました。

食欲はまずまず、鼻を鳴らして肩で息をすることはほぼなくなり、
見た目に患部の状態は回復してるよう(?)思ってましたが・・・
確認のため、安心したいが為の診察です。。。



診察待ちのいさ


見て頂いた結果、患部の皮膚はほとんど再生しているようっ( ̄▽ ̄)=3

最初の診察のときには見えていた中身(内臓)をしっかりと覆っていると
確認して頂きました。。。

先生自身も診たことがない程、大きな皮膚欠損の状態だったそうですが、
2週間足らずでの、皮膚の再生の早さに驚かれていました。

抗生物質と消毒のおかげで、肺炎の併発や感染創が拡がることなく、
治癒に向かってくれているようです。



帰宅後のいさ


あとは念のため、消毒を一週間ほど続けておくようにとのこと。

これまで続けていますが、スポイトを用いて患部を洗浄してから、
綿棒を使って消毒します。

洗浄はスポイトを用いて、市販のコンタクト用食塩水で。

数年前の法改正で、生理食塩水を薬局で買うことができなくなりましたが、
同じ組成のものが、コンタクト用として市販されています。

以前から用意はしていましたが、実際に使ったのは今回初めて。。。



今回のいさの大きな膿、思い返してみると・・・

確かG.W.の前半??どちら側か覚えていませんが、
いさの後肢に野菜の茎が巻き付いていたのを取り除いたことがありまいた・・・

自家菜園の薹がたって花が付いたカブか小松菜を餌用に与えた、長く硬い茎です。

取り除いたあと、多少は締め付けた跡はあったものの、
十分よく見ていなかったのですが、、、

あくまで私個人の推測ですが、その時の傷が原因となったような・・・

先生にお聞きしたところ、あれだけ大きな膿にになるには、
もっと時間が経ってるはず、とのこと・・・

ただ、ヘルマン♀くうの産卵(4/29)の後、何気に触診、異常は感じませんでした。
このときも、よく見てはいませんでしたが・・・


いさの場合、マルギらしからぬ甲高のせいだと思いますが、
我が家の他のこたちと比べると、甲羅と四肢の隙間が狭く、大きく凹んでいます。

先日、挟まっていた茎も深く入り込んでいましたが、
例えばハスクチップくらいの大きさのものが入り込むと、
簡単には落ちないような気がします。

取り出された膿には、明らかな異物はなかったとのことですが、
また何か異物を巻き込んで、膿を造りやすい体型のような、、、


何れにしても、思わぬものがかめたちの身体を傷つけ、害となることがないか?
改めて見直し、注意しないといけませんね。。。



水分補給を兼ね、ご褒美のトマトに齧りつくいさ


まだまだ気を緩めることはできませんが、
お陰さまで、いい方向に向かってくれています。


アドバイス、応援頂いた皆様、ありがとうございましたm(u_u)m

ご心配お掛けしてしまい、申し訳ございませんでした、、、
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いさ、診察・・・回復の兆し!

2013年05月19日 23時29分50秒 | マルギナータリクガメ
先週の日曜日、左後肢付け根に大きな膿瘍と皮膚の壊死が発覚、
毎日の抗生物質注射と患部の消毒を続けていた、マルギ♀いさ・・・

治療開始後は、急激に食欲が衰え、水曜日にはほとんど食べず、
鼻を鳴らし、肩で大きく息をするようになり、開口呼吸もみられて、
肺炎の併発を疑っていましたが・・・

ほぼ食べなかった翌日、木曜日からは食欲を取り戻しはじめ、
処置中には激しく抵抗するようになり、手足に力が戻ってきたようでした。。。


一方で、活動量はまだ少なく、身体を引き摺って歩いています・・・
朝食べた後は、ホットスポット下でジッとしているような、、、

ただこれは、狭いところで過ごしてもらっているせいもあると思っています。

あまり動き回られても困るため、温湿度管理・衛生確保しやすいよう、
敢えて狭い60cm水槽にしています。。。



この一週間、慣れない注射、ちゃんと液が入ったのか??
半信半疑で続けていましたが、今日の休日、取り敢えずの経過確認、
隣県の先生のところに向かいました。



診察待ちのいさ


そして、今回はお供に・・・



ヘルマン♂はび


春になってから、すっかり大人しくなっている、はびを・・・

冬眠断念後、屋内に戻ってから、喧しいくらいに暴れていましたが、
3月に入って暖かくなってからは、すっかり大人しくなって、
ペアリングを試みても、、、

思い返すと、冬眠断念後の冬の間、急激な体重増加、
もしや結石では??という不安が、、、

食欲にはムラがありますが、しっかり排泄はできているようですし、
まさかとは思いますが、念のため。。。



診察の結果は・・・


まずはいさ、患部(左後肢付け根)の状態は・・・





数日前から、患部に挟まるように?覆うように?見えてはいたのですが、
剥がれかけた皮膚のようにも見えなくはなく、自分ではよう取れないと、、、

先生に取ってもらうと、やっぱり膿のようでした。


問題は膿を取り除いたあとの皮膚・・・

カサブタを剥がしたあとのように血が滲んではいるものの、
先週見えていた内臓の一部(肺??)を覆うように皮膚を形成していると!?

先生も予想していなかった、早い回復!!

先週の段階では、皮膚の感染を治療してから縫合する予定のようでしたが、
今の治療を継続して、皮膚の回復を図り、縫合なしでいけるのでは!?
ということに。。。


そしてついでに、この1週間、これでいいのか??と不安だった注射手技・・・





今日は目の前で、詳しく丁寧な解説付きで教えて頂きました。。。


当面、毎朝の注射と消毒を続けることとなりましたが、
いさが早く元気な姿を見せてくれるよう、頑張ります!!



一方、お供の方は・・・





レントゲンで結石の気配すらなく、検便問題なし、
診察中は激しく暴れまくって、力も強くて、健康そのもの!

問題と言えば、胃の中にそれなりの量の小石が、、、
屋外飼育になれば、ある程度はと思っていた通りですが・・・


ついでに、持ち上げられたはびが、手足を素早く細かく動かす様子みて、
‘おもしろい動きをするね~’と笑っておられました。。。

地中海属♂ではよく見られる(?)手足の動きだと思いますが、、、
先生が飼われているインドホシでは、有り得ない動きかもっ!?



何はともあれ、ホッとした今日の診察でしたが、油断することなく、
気を引き締めてお世話します!!













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マルギ♀いさ、足に大きな膿が・・・

2013年05月14日 00時09分30秒 | マルギナータリクガメ
つい10日前、神戸のお散歩会のときには、
タンポポの花をたらふく食べてみせ、元気なように見えていた、
いさですが・・・

昨日、深刻な状況が発覚しました、、、



5/3、お散歩会でのマルギ♀いさ

お散歩会では、他のかめたちほど活発に歩き廻ることはないのですが、
もともと甲羅が重いのか(?)それ程動きが機敏ではないいさにしては、
機嫌よく動いてくれていると思っていました・・・



GW後半、かめ庭でのいさ

お散歩会のあとも、好天に恵まれたGW後半、かめ庭を歩き回る様子も、
特に変わりはなく、元気な様子と思っていました・・・



そして、昨日の日曜日・・・

早朝様子を見たとき、寝床のハスクチップに頭から突っ込んだ状態から、
野草摘みから帰ったときには、向きを入れ替え、朝日を浴びながら、
のんびりと体を温めているようでした。

野草摘みで採取した季節の恵み、木苺の実を盛合わせで用意しましたが、
なかなか動き出す様子がなく、、、

しびれを切らして引っ張り出すと、ヘルマン♀くうに負けじと、
美味しそうに木苺の実を次々と食べていました。



昨日朝、木苺を頬張るいさ

この後も、朝採れの野草に齧りついていたんですが・・・



異変に気が付いたのは、この日の午後になってから、
先にかめ庭に出ていた2♂と交代で、かめ庭に出てもらってから。

かめ庭に出てから、早速野草を啄ばみながら歩き回るのですが、
不自然に甲羅を高く持ち上げ、その割に左後足の動きが小さいような・・・

違和感を感じて、後肢の周りをみてみると・・・




左後肢の付け根に不自然な塊!周りも黒ずんで爛れたようにっ!?

不自然には見えるものの、その塊の色、質感は皮膚と同じように見えます。

この時、頭に浮かんだのは、傷か異物による腫脹?
それとも、まさか腫瘍なのでは!?良くない想像が過ぎりました。


昨日は日曜日でしたが、お世話になっている隣県の動物病院では診察日。

が、、、タイミングの悪いことに昨日は職場の一大行事で、
簡単には抜けることのできない会が・・・

つま・のこのんにいさの診察を託し、気になりながらも職場の行事へ、、、



直接話を聞けなかったのですが、診察の結果は・・・


左後肢付け根から、3cm程もある大きなうみ(膿瘍)を摘出



摘出した膿瘍

調べたところ、爬虫類の場合、粘り気のあるヒトの膿とは違い、
パサパサとした‘チーズ状’のものということ、まさにそのようです、、、


更に深刻なのは、膿を摘出した後の状態・・・

私自身、話を聞いたうえで、その患部を実際に見てみても、
理解しがたいのですが、、、


膿瘍の周りの皮膚の壊死しているようで?
甲羅と皮膚の繋ぎ目が剥がれて、肺が見えているとのこと・・・

縫合するにも、感染が改善して、正常な皮膚に戻さないことには、
手の施しようもないと、、、


残された手段、抗生物質投与による感染拡大の阻止と、
正常な皮膚組織の回復を試みるしかありません・・・

自宅での毎日の皮下注射を今朝から開始しました。



今朝の注射後のいさ

食欲は失っていないようで、今日もある程度の食餌を摂ってくれて、
体重の明らかな減少は見られていません。


あとは、感染を拡大させないよう新しい膿の除去と清潔の確保、
体力が続いてくれるよう、栄養と水分を補給してもらうしか、
思い当たらないのが現状です。

何とかして、元気で愛嬌があるいさに戻ってもらえるよう、
できる限りの手を尽くしたいと思います。。。




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