うぉる・３年が過ぎました・・・

今日７月１２日は、我が家にとって２番目のヒガシヘルマン孵化仔・うぉるの
３年目の命日です。



３年前の七夕の日に誕生した、うぉる・・・





正確には、体半分を出したところで、殻を割り拡げることができず、
苦しそうな様子を見かねて、殻を割って取り出しました。

そして一目見たその姿、出て来れなかった理由が分かりました・・・


極端な多甲といくつかの奇形で、孵卵器の設定不適を反省するところですが、
それ以上に、柔らかな甲羅と弱々しい四肢、見るからに未完成な身体は、
極端な栄養不足としか考えられません、、、


振り返ると、長く続いた母かめ・くうの食欲低下、思いがけない産卵、
1.9gも重量を減らし、1/3程の大きな空気層が見えるおたまご、
孵化が始まること自体、ほぼ諦めていたのですが・・・


後から考えると、冬の間の母かめ・くう、スポットやヒーターを避け、
まるで活性を下げて身体が休養（冬眠）を求めていた？ようにも思えて、
その後の冬眠への試みへの、きっかけの１つになっています。






不十分な体で、必死に殻を割って、誕生したうぉる・・・

何とか少しでも長くと、思いつくこと、教えて頂いたことを試みましたが、
うぉるにとって助けになることはできず、結局なす術もなく、、、

誕生から５日目、７月１２日の朝、うぉるは力尽きていました・・・


うぉるが必死に殻を割って、生きようとした５日間、短い期間でしたが、
私たちにとって忘れることが出来ない、大切なことを教えてくれました。





かめたちに健康で、充実した時間を過ごしてもらえるよう、
そして、孵化仔たちが健康に誕生することが出来るよう、
しっかりと観察を続けて、環境を整え、お世話していきたいと思います。。。