弁護士太田宏美の公式ブログ

正しい裁判を得るために

集団的自衛権について

2015年06月22日 | 日記

安倍内閣の安保体制の法律案については読んでいません。

集団的自衛権については、最近、特にウクライナを巡る情勢をみていると、
いろいろ疑問が生じます。
国連はかなり前から紛争解決について主導権を発揮できなくなっています。
いわゆる西側に追随するだけです。いや、殆ど何もしていない感じです。

以前は、アメリカが守ってくれるという安心感がありました。
でも、今は、アメリカからそれぞれ貢献を求められるようになっています。
しかしながら、各国の利害関係はそれぞれ異なります。

どこまで集団的自衛権で守られるかは、それぞれの同盟国自身の利害関係に関わって
います。
防衛される国の利害よりは防衛する側の都合が優先すると思います。
短期で終わらない場合には、足並みの乱れもあるはずです。

日本の場合、地理的な問題があります。ヨーロッパともアメリカとも
距離があります。
どこまで頼りになるかは疑問です。

集団的自衛権を論じるときには、受ける利益というよりは、負担を負うものと
考えるべきではないかと思います。
その上で、普段からお付き合いをしているので、いざとなったときに、助けて
貰えるという存在ではなく、足を引っ張られることがなくなる或は少なく
なるだけのものと考えるべきだと思います。

一番重要なことは自衛力を充実させることです。

安倍内閣の法案はどうなっているのでしょうか。

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面倒なので夕食は近所のファミレスで済ませました。
高齢者夫婦や単身高齢者が結構いました。
ファミレスも高齢社会に合わせて変化しているようです。