弁護士太田宏美の公式ブログ

正しい裁判を得るために

ギリシャ問題について

2015年06月29日 | 日記

ギリシャはまだまだ粘っています。ここをどうぞ。

議会は支援案について国民投票を行うことを決定しました。ここをどうぞ。
形式的な問題として一週間で国民投票を行う準備が可能なのかどうか
わかりませんが、とにかく、そのように決めたようです。

チプラス首相は、財務相会合ではなく、EUの首脳が判断するように訴えていた
ということですが、それは要するにギリシャは、財政的に判断するのではなく、
政治的判断を求めていること意味しているのだと思います。
ギリシャのスタンスは最初から何ら変わっていないということです。

バルファキス財務相の持論はEUというのは、要するに、困難な状況にある
場合に債務を負担しあうことだといいます。
つまり、困っているギリシャを支援するのが、そもそもEUの目的ではないか
ということです。
抽象的にはバルファキス財務相の考えも間違ってはいないといえますが、
ギリシャは常に困っている当事者であり、常に、他の構成国に負担を求める
関係にあること、そして、バルファキス財務相はその理論構成によって利益を
受ける当事国の財政の責任者であること、が現実的には問題です。

メルケル独首相は、脅迫には屈しないといっていますが、ギリシャはまさしく
脅迫しているのです。
国民投票が実施されることになるのか??

ギリシャの債務問題は、本質的に、財政的な問題ではなく、政治的な問題なの
です。これまで行われてきたことは、ギリシャの政治的有利性にいくらの値段を
つけるかというだと思います。

ボールは再びEUに戻ってきました。
これからの見どころはEUがこの政治的課題をどのように解決しようとするのかです。

どのような解決となっても、バルカン地域は、ヨーロッパにとって「火薬庫」
のようです。