妻一人 子一人 と 一匹

2005.9.26 『妻一人 子一人』としてスタート
2010.3.18、2021.8.28、2023.3.26 改変

2014年 1月 旅行 その1

2014年01月28日 23時42分11秒 | Weblog
「空港なう!」
なんてツイートをしながら、今回の旅を満喫しようとおもっていたのだが、予想以上の忙しさで、全然そんな余裕がなかった。

今回の旅行日程については、次のとおりである。

1月14日、出発。網走市にて一泊。
1月15日、女満別(めまんべつ)空港 9:20発羽田行きの飛行機に搭乗。
      羽田からはバスで東京ディズニーリゾート(以下、TDR)に移動。
      3泊4日の滞在。
1月18日、帰宅。
  

3連休が終わったばかりの1月14日、私は午前中で勤務終了。
足早に帰宅し荷物と子供ふたりを車に積み込み、水道管凍結~破裂防止のため、家の水抜き作業を済ませた。
午後2時35分、自宅を出発。目指すは本日の宿泊ホテル、「ルートイン網走駅前」である。
当初の計画では、1月15日早朝に出発することになっていたが、子供をたたき起こし、荷物の最終チェックと
水抜き作業に手間取っていたら飛行機の時間に間に合わない。
「(早朝出発は)やっぱりムリだ」
ということになり、網走前泊が決定した。

道中、ところどころ凍結&圧雪路面に怯えながら、トイレ休憩を挟んで2時間15分で網走市に到着。
ホテル近くの「すき家」で、ちょっと早めの夕食をとる。
子供たちの笑顔が絶えることはない。
この旅行のために長男は、約束どおり冬休みの宿題を数日前に完了。
風邪をひかせてはならないので、次男は10日ほど軟禁状態であった。

「よくやった、長男。よく耐えた、次男。」

次男は、久々のシャバに興奮が抑えられない様子で、「お子様カレーセット」をペロリと平らげる。
長男の胃袋には、「てり焼きチキン丼」の並盛は多かったらしく、中盛牛丼と冷奴を食べ終えた私が後始末。
お腹いっぱいの長男の姿から、翌日から始まる”バカ食いショー”は想像すらできなかった。
黙々と並盛を食べる妻からは、静かなる闘志がひしひしと伝わってくる。

「いよいよ始まる・・・」

ホテル着。
子供たちは、早速持参したゲームで楽しんでいる。


ベッドの上でぴょんぴょん飛び跳ねる次男を叱りつけ、荷物整理をしていたらお風呂タイムとなった。
ビジネスホテルの大浴場でも子供たちは大喜び。

夕食はファーストフード、ゲーム三昧に大浴場・・・子供たちはこれだけで大満足のご様子だったが、
お楽しみはまだまだ始まってもいない。無論子供たちもそれは分かっている。
長男:「いよいよだー(嬉)」
次男:「でぃずにーらんどいきたーい」
周りはひっそりとしているのだが、我々の部屋だけは、子供たちのシュプレヒコールがこだましていた。
毎日家事育児に追われ、風呂で暖まることすらままならない寒いアパートでの生活を強いられている妻が、
頬を赤くして大浴場から帰ってきた。明日からの激闘に備え、しっかり体を温めて準備万端といった感じである。

しかし、懸案事項が二つあった。
一つ目は、映画「トイストーリー」シリーズに感化されている長男が、今回の旅行にこれを持っていくと言い出したのである。

次男と共同戦線を張って、自分はウッディを弟にはバズを・・・という意図である。
「ホテルの部屋で遊ぶ」とはいうが、次男の小さなリュックにバズのおもちゃが入るわけがなく、
長男は自分のカバンにウッディ人形を無理やり詰め込み持参したが、ゲーム三昧の子供たちの横で、
ウッディは無残な格好で放置されていた。

「絶対に余計な荷物になるんだから、置いていけ!」と言い聞かせ、
ウッディには空港の駐車場で我々の帰りを待っていてもらうこととなった。まずは一安心。

二つ目は、一泊9000円弱のこの部屋にはベッドが二つしかないことである。
「小学生以下のお子様がいるご家族は、子供料金無料」の宣伝文句に釣られて予約してみたが、
ツインルームで、しかもベッドがくっつけられない仕様の部屋だったのだ。
仕方なく、妻&長男、私&次男の組み合わせで寝ることとなった。

大浴場で長時間移動の疲れを癒し、翌日に備えて早く寝よう・・・という目論見はもろくも崩れ、
狭いベッドと興奮して眠れない私は、いつものように睡眠不足必至。
寝相の悪い長男と一緒に寝ることとなった妻は、一時間ごとに目が覚めてしまったらしく、
目的地につく前からこれまた超睡眠不足という大きなハンデを背負うこととなってしまった。

翌朝、私は5時前に目が覚め、それからウトウト。
一応、予定時間に全員起床したが、私も妻も前述どおりの睡眠不足により動作が著しく鈍かった。
子供たちは、今日も元気である。
元気有り余って、次男は味噌汁をひっくり返し、妻の怒号が朝の静かなレストラン内に響き渡った。

余裕を持って網走で前泊した我々であったが、結局出発は飛行機の時間ギリギリになってしまった。

「急げー!」

チェックアウトを済ませ、車に乗り込む。目指すは女満別空港。

今年の1月15日は、朝から大忙し。
これから起ころうとしている出来事は全く予想できなかったが、何かが起きそうな予感でゾクゾクしていた。


つづく