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東京で世界を感じる(衣・食・住?)BLOG

2007年 トルコの旅 エフィソス→パムッカレ その2

2007-03-05 01:00:23 | TRAVEL-2007 TURKEY

翌日は宿泊していたアイワルクからエフィソスへ(約250km)。エフィソスの遺跡はまだ世界遺産になってはいないそうですが、とても保存状態がよい美しい遺跡です。紀元前11世紀に建設されたという非常に古い遺跡なのですが下水道が完備され、公衆トイレや公衆浴場あり大理石の道ありの現在の街の見本のよう!10ヶ所ほどの見所の説明を受けながらゆっくり歩いて1時間半ほどかかる、大きな遺跡です。

写真はケルスス図書館。2階建てで、1万2000巻の書物が保管されていたそう。中は平屋状態ですが所々に図書館の後を見ることが出来ます。ちなみにこの図書館の向かいには遊郭があり、男性が図書館に行くふりをして図書館の地下の秘密の地下道から通ったのだそう。

この図書館から大劇場に続く大きな大理石の道(マーブル・ストリート)には昔、果物屋さん(バナナの看板)や遊郭の広告(四角で"お金"女性の像で"女の子が待っている"ハートで"心を込めたサービス"足で"こちらにおいで"という絵で示されたモノ)なども見ることが出来ます。


とにかく広い!!大劇場。大観客席は直径154m、高さ38mの半円形、2万4000人を収容できる劇場は音響効果にも優れており現在でもコンサートが行われるそうです。過去にここでコンサートを行ったのはエルトン・ジョンやスティングというからさすがですこんなところでコンサート見れたらとっても気持ちよさそう


丘の上の上流階級の民家跡の前にはとても美しいモザイクの道。


エフィソスからパムッカレへ(約185km)。トルコの世界遺産の中で見たかったものの1つだったパムッカレの石灰棚。"パムッカレ"はトルコ語で『綿の城』の意味(このあたり一帯が良質な綿花の産地だからorこの真っ白な石灰棚と見てつけられたなどなどの説アリ)でローマ帝国時代に温泉保養地として栄え、その時代の都市ヒエラポリスが石灰棚の一番上に遺跡として残っています。

この雪で覆われた山のように見える石灰棚は、地面から湧き出た石灰成分を多く含む温泉水が約100mの高さから山肌をつたって流れ落ち、石灰石となって山を覆いこのような神秘的な景色を作り出しているのだとか。世界遺産登録後観光客の増加や近隣の建設ラッシュ等で現在は温泉水が少なくなり量を制限しているため、昔の写真で見るような石灰棚での入浴(水着を着て温泉に入れたそう)は出来ず決められた区域内を裸足で歩くことのみとなっています。それでもこの幻想的な風景に直接足を踏みえれられるのは嬉しいです(冬なので温泉水がすぐに冷たくなってしまう為、意外と足が冷えたり温泉水の量自体が冬は少ないので全体的に真っ白と言うより少し黄色がかっていました。石灰棚に入る時には靴を脱ぐ為、靴を入れる袋とタオルは必須です。)



隣接してパムッカレ・テルマルという古代遺跡が沈む温泉もあり、今回は入れなかったのですが温泉の底に本物の遺跡がゴロゴロしているというすごい温泉!!温度は低め(35℃くらい)で水着持参、更衣室あり・タオルなしだそうです。

先日、TBSの世界遺産でパムッカレが特集されていたのですが、撮影が夏のようでお湯をたくさん流しているので石灰棚がめちゃくちゃキレイでした!!これは遺跡温泉と共に夏にリベンジ



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