上田の鹿教湯病院 義肢・装具の専門外来を開設
8月7日(火)
県厚生連鹿教湯三才山リハビリテーションセンター鹿教湯病院(上田市)は毎週月曜日、義手、義足、歩行補助の装具などを作り、リハビリ訓練を指導する「義肢装具外来」を設けている。循環障害で足を切断するお年寄りが増えており、より体に合う義足を作るなど、きめ細かくケアする狙いだ。国立身体障害者リハビリテーションセンター(埼玉県)によると、専門外来は全国的にも珍しい。
同病院はこれまでも、義手や義足を製作している。7月に開設した外来は、整形外科医、義肢装具士の各1人と理学療法士、作業療法士らがチームを編成。装着時の歩き方や手の動かし方をチェックしながら微調整を繰り返し、義手や義足は2、3カ月で仕上げる。
鹿教湯病院によると、労働災害で手、足を失う人が減る一方、糖尿病や動脈硬化などによる循環障害で足が壊死(えし)し、切断する例が増加傾向。2005-06年度に鹿教湯病院で義足を作った11人のうち9人は、循環障害が原因だった。
また、どこで義足などを作ったり、不具合を直したりしてもらえるか分からない患者もいることから、専門外来の態勢を整えた。リハビリにも力を入れる病院をPRする狙いもあるという。
義肢装具外来を担当する医師の中村信幸・リハビリテーション部長は「手術で足を切断しても義足を作る発想がない病院もあり、義肢の普及はなかなか進んでいない。専門窓口を設けることで取り組みをPRし、ほかの病院からの転院の増加にもつながれば」と話している。
義手、義足、装具の作製費は、病気、けがの治療や訓練に使う場合、健康保険が適用され、原則3割が自己負担。障害が残り、日常生活で使う場合は障害者自立支援法に基づき、原則1割負担となる。総費用は、装具で数千-数十万円、義手、義足で数十万-百数十万円。
外来は予約制で、診療は原則1日4人まで。問い合わせは鹿教湯病院(電話0268・44・2111)へ。
8月7日(火)
県厚生連鹿教湯三才山リハビリテーションセンター鹿教湯病院(上田市)は毎週月曜日、義手、義足、歩行補助の装具などを作り、リハビリ訓練を指導する「義肢装具外来」を設けている。循環障害で足を切断するお年寄りが増えており、より体に合う義足を作るなど、きめ細かくケアする狙いだ。国立身体障害者リハビリテーションセンター(埼玉県)によると、専門外来は全国的にも珍しい。
同病院はこれまでも、義手や義足を製作している。7月に開設した外来は、整形外科医、義肢装具士の各1人と理学療法士、作業療法士らがチームを編成。装着時の歩き方や手の動かし方をチェックしながら微調整を繰り返し、義手や義足は2、3カ月で仕上げる。
鹿教湯病院によると、労働災害で手、足を失う人が減る一方、糖尿病や動脈硬化などによる循環障害で足が壊死(えし)し、切断する例が増加傾向。2005-06年度に鹿教湯病院で義足を作った11人のうち9人は、循環障害が原因だった。
また、どこで義足などを作ったり、不具合を直したりしてもらえるか分からない患者もいることから、専門外来の態勢を整えた。リハビリにも力を入れる病院をPRする狙いもあるという。
義肢装具外来を担当する医師の中村信幸・リハビリテーション部長は「手術で足を切断しても義足を作る発想がない病院もあり、義肢の普及はなかなか進んでいない。専門窓口を設けることで取り組みをPRし、ほかの病院からの転院の増加にもつながれば」と話している。
義手、義足、装具の作製費は、病気、けがの治療や訓練に使う場合、健康保険が適用され、原則3割が自己負担。障害が残り、日常生活で使う場合は障害者自立支援法に基づき、原則1割負担となる。総費用は、装具で数千-数十万円、義手、義足で数十万-百数十万円。
外来は予約制で、診療は原則1日4人まで。問い合わせは鹿教湯病院(電話0268・44・2111)へ。