3人死亡の障害者施設火災、放火の疑い強まる…関係者を聴取
神奈川県綾瀬市寺尾北で2日未明、知的障害者施設「ハイムひまわり」が全焼し、入所者の男女3人の遺体が見つかった火事で、出入り口が外に面した1階にある物置が最も激しく燃えるなど放火の疑いの強いことが2日、県警捜査1課と大和署の調べでわかった。
県警は、出火後に一時所在が分からなくなっていた施設とかかわりのある女性から任意で事情を聞いた。県警幹部によると、女性は「動揺していて覚えていない」と話しており、3日午前から改めて話を聞く。
県警は実況見分で、物置は2階への階段下の空きスペースに設けられ、燃え方が最も激しかったことを確認した。物置の出入り口は建物の外側にあり、施設の室内側からは出入りできないという。アルミ製ドアにかぎは取り付けられていなかった。
物置は普段から火の気がなく、施設の石油ストーブ数台や灯油の入ったポリタンク数個、食器などが保管されていた。
県警幹部によると、入所者らが出火直後、階段と物置から煙が出ているのを目撃していた。県警は、火元が物置で、外部から立ち入り火が放たれた可能性があるとみて、不審な人物が目撃されていないかなど聞き込みを進めている。
施設は、障害が比較的重い入所者のケアホームと軽い入所者のグループホームを兼ねている。建物所有者の女性(64)の息子(36)が、主に夜間の宿直に当たる管理人として1階に住み込んでいたが、5月31日から休暇を取って中国に旅行中だった。
代わりに以前、管理人を務めていた建物所有者が管理人室に泊まっていた。別の職員が施設を出る前の1日午後10時ごろに見回った際は、異常はなかったという。
一方、県警は3日、3人の遺体を司法解剖するなどして身元の特定を進める。
神奈川県綾瀬市寺尾北で2日未明、知的障害者施設「ハイムひまわり」が全焼し、入所者の男女3人の遺体が見つかった火事で、出入り口が外に面した1階にある物置が最も激しく燃えるなど放火の疑いの強いことが2日、県警捜査1課と大和署の調べでわかった。
県警は、出火後に一時所在が分からなくなっていた施設とかかわりのある女性から任意で事情を聞いた。県警幹部によると、女性は「動揺していて覚えていない」と話しており、3日午前から改めて話を聞く。
県警は実況見分で、物置は2階への階段下の空きスペースに設けられ、燃え方が最も激しかったことを確認した。物置の出入り口は建物の外側にあり、施設の室内側からは出入りできないという。アルミ製ドアにかぎは取り付けられていなかった。
物置は普段から火の気がなく、施設の石油ストーブ数台や灯油の入ったポリタンク数個、食器などが保管されていた。
県警幹部によると、入所者らが出火直後、階段と物置から煙が出ているのを目撃していた。県警は、火元が物置で、外部から立ち入り火が放たれた可能性があるとみて、不審な人物が目撃されていないかなど聞き込みを進めている。
施設は、障害が比較的重い入所者のケアホームと軽い入所者のグループホームを兼ねている。建物所有者の女性(64)の息子(36)が、主に夜間の宿直に当たる管理人として1階に住み込んでいたが、5月31日から休暇を取って中国に旅行中だった。
代わりに以前、管理人を務めていた建物所有者が管理人室に泊まっていた。別の職員が施設を出る前の1日午後10時ごろに見回った際は、異常はなかったという。
一方、県警は3日、3人の遺体を司法解剖するなどして身元の特定を進める。