きょうこのごろ、ロシア軍のウクライナ侵攻の影響をうけたのか、侵略者を殺すことをためらわない人たちが増えたような気がする。もしかしたら、もともと人を殺したくて うずうずしていて、ウクライナ侵攻を機に、戦争をしたい、と本音を言っているのかもしれない。ウクライナ支援をするにしても、人を殺すことはあくまでいけないことだ、と肝に銘じる必要がある。
人を殺すゲームがあるし、マンガやアニメや映画もある。こうした世の中では、「正義」の御旗がたてば、強力な武器をもって人を殺しまくりたい気になるのかもしれない。
しかし、実際の戦争は司令官をのぞいて、地味で自由もなく死の危険に絶えずさらされる。そして、正義も糞もなく、ただただ、人間性を失っていくだけである。戦争は地獄につながっている。このことを、子どもたちに教えないといけない。
ウクライナのマリウポリで製鉄所に立て籠っていたウクライナ兵士たちが「退避」したと、きょうの新聞にのっていた。正しくは「退避」でなく、ロシア軍に彼らが「投降」したのである。新聞によれば、これから彼らはロシア軍の尋問をうける。ロシアは戦争をしているといっていないので、捕虜ににどのような人権の保障があるのかは、わからない。
それでも、この「退避」という表現は、ウクライナ政府が彼らによく頑張った、任務は完了したから投降してよいとの許可を出したことを受けてのことである。
日米戦争における日本政府の「玉砕」の指示と比べ、ウクライナ政府の決断はずっとましである。自分の命を守るために投降する自由もあるのである。
この機会にフィンランドやスウェーデンがNATOに参加申請をしたが、日本はどうするのか冷静に判断しないといけない。
アメリカ軍の基地が日本のいたるところにあること、原発が日本海側に集中していることなども考え直さないといけない。アメリカ軍が本当に日本の国民を助けるのか、そんなことができるのか冷静に考えないといけない。アメリカの軍事基地は、アメリカ本土を守るために配置されているのではないか、と疑わないといけない。アメリカの要請で、すでに自衛隊があるにもかかわらず、わざわざ、憲法に自衛隊の設置を明記しようとする安倍晋三の意図を考えないといけない。
もう一度、人を殺さないですむために、日本はどうするのが良いのか、冷静に考えなおす必要がある。
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