和泉式部集063 心から

2007-0113-yis063
心から気にしてくれる人もなく
黙ってお参りなんて寂しい　　　悠山人

○和泉式部集、詠む。
○「ものへ行くとて、人に」。新潮版は「物詣で」だろうとみる。（「物詣で」は「参詣」に同じ）　どちらへお出掛け？と、気持ちを込めて訊いてくれる人がいると思っていたのに、だれもとは・・・。寂しい限りだわ。
□和063：いづかたへ　ゆくとばかりは　つげてまし
　　　　　　とふべきひとの　あるみとおもはば
□悠063：こころから　きにしてくれる　ひともなく
　　　　　　だまっておまいり　なんてさびしい

短歌写真283 その後は

2007-0113-yts283
その後は闇の軛を逃れ来て
清き光を追ひて慕ひて　　　悠山人

○短歌写真、詠む。
○深層で前作に繋がる。決定詞なしを意識したものの、表現技法的には、まだまだの域。
□短写283　そののちは　やみのくびきを　のがれきて
　　　　　　　　きよきひかりを　おひてしたひて
【写真】借用（from NL）して、レタッチ。