悠山人の新古今

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和泉式部集075 旅をする

2007-01-25 07:00:00 | 和泉式部集

2007-0125-yis075
旅をする人が捧げる扇絵の
心はかみに届くでしょうね   悠山人

○和泉式部集、詠む。
○長い詞書。「ゐなかへ行く人の、扇などおこせて、かみの社(やしろ)などかきたるところに、いのりつるしるしも、とあるところに」。地方官として下向する人が寄越した扇に、神社(かみやしろ。上賀茂社)への捧げ物が描かれていて、道中・任官中の無事を祈る心に感じたので、詠む。
¶みてぐら=紫式部集014(2006年04月02日)既出。<「見て」をかけ、「さして」の序とした。>(新潮版)
¶さ(指)して=はっきりと。たしかに。
□和075:いのりける こころのほどを みてぐらの
      さしてはいまぞ おもひしりぬる
□悠075:たびをする ひとがささげる おうぎえの
      こころはかみに とどくでしょうね