2007-1003-yts468
いろくづのとりどりに舞ふ竜宮の
道をもどきに今歩むのみ 悠山人
○短歌写真、詠む。
〇伝え聞く竜宮城とは、かくありなんか。数百種類の、大小の魚が身の周りを、夢のように舞い踊る。「いろ」「とりどり」「舞ふ」が縁語。
¶いろくづ=三省堂版『現代語から古語を引く辞典』(私の略語で『逆引き辞典』)には、「さかな」のヴァリエイションが豊かである。「いろくづ」は、「ざこ」の始めに載るが、対応の漢字がない。この場合、「ず」「づ」に注意。
□短写468 いろくづの とりどりにまふ りゅうぐうの
みちをもおどきに いまあゆむのみ
【写真】同前。