悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
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日本初→源氏歌集全完了!

短歌写真608 曇りても

2008-06-20 04:40:00 | 短歌写真
2008-0620-yts608
曇りても立てる葵のたをやかに
咲きてしあればあかくありしも   悠山人


○短歌写真、詠む。
○季節が来れば、葵も瞬く間に種を蒔き散らす。げに自然(ひとりす)るものの大(おほき)なれるや。「あかく」は、掛詞の定番、「赤く」「明く」。
¶葵(あふひ)=現代仮名では「あおい」。歴史仮名は「あふひ」なので、「赤くても 葵と言ふは これ如何に」などの用法は、近世以後の混用である。
□短写608 くもりても たてるあふひの たをやかに
        さきてしあれば あかくありしも
【写真】同前。

俳句写真311 届かずや

2008-06-20 04:00:00 | 俳句写真
2008-0620-yhs311
届かずや
深くれなゐの
立葵   悠山人

○俳句写真、詠む。
○ふだんは行かない所に、深紅の葵がひとり咲く。時折りの陽射しに、心騒ぐ鮮やかさ。頭句の真の主語は?
□俳写311 とどかずや ふかくれなゐの たちあふひ
【写真】曇り空を背景に、昨早朝、自宅で。
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