西脇市青年の家を起点に、△四等三角点「福地」-△三等三角点「上比延」-△三等三角点「中畑」の点在する山塊を縦走しました。(2019.6.8(土))
GPS軌跡(クリックで拡大されます。)
公共施設「西脇市青年の家」の裏は野外活動施設になっており、
キャンプ場上部の山は「伊勢山」という名称になっていました。
遊歩道に沿って登って行くと、西脇市街が見渡せる展望地もあります。
ちょうど展望図もあり、付近の地理がよく解りました。
日本のへそ公園、へそ公園駅、美術館、岡之山、比延山他・・実際の眺望がジオラマの様です。
今日は、旧黒田庄町と旧西脇市 の境界尾根を歩く計画です。
この境界杭は、旧黒田庄町と旧西脇市の境界に打たれたものですが、
2005年に黒田庄町が西脇市と合併したことにより、地図上は境界が
無くなりました。
私の持っている地形図『谷川』平成11年修正測量版には、
東西に境界線が載っており、この旧い境界杭を追いながら、尾根を歩いてみました。
△三等三角点「福地」(ふくじ)
標高:240.81m
尾根上、所々に赤いスラブ状の岩盤があり、変化に富んだルートです。
△西光寺山方面を眺望
☆木々は低く、展望に長けており、お天気ならもっと良いでしょう。
☆役目が終わってからも山中に埋まる境界杭、
今回は縦走の良き案内を担ってくれました。
踏み跡もまばらな尾根伝いですが、時々この様な標識があり、「南福谷ルート」と
名前も付いていました。かつては頻繁に境界歩きがされていたのでしょうか。
ドラム缶利用の標識は、いつぞや△三角点山(西脇市)に登った時も見た気がします。
「頂上へ 560m」という正確な表示は、次の三角点「上比延」のことでしょうか。
おまんじゅうの様な大岩
西側を振り返ると、八日山は小さくなり、遥かに播磨の海が見え出しました。
△三等三角点
点名:『上比延』(かみひえ)
標高:456.71m
☆特に山名表記の看板などはありませんが、小さな祠の中には
「???登頂記念」と書いた古い板が何枚かありました。
小広く刈り込まれた三角点のピークは眺望も良かったです。
さらに旧境界尾根を進みます。
自然林の尾根はこの様に切り開きもあれば、藪やシダ漕ぎもあり。
・・シダ漕ぎ、笹漕ぎと言えば、ダニです。
マダニも居ました。(このダニは動きが緩慢なので、撮りやすいです。)
拡大したのでボケた写真になってしまいましたが・・
この他、何種類かのダニを見ました。
ダニ除けスプレーと蚊取り線香の完全防備にて、むせ返る様な進軍でした。
下方に記念池を見下ろす。
△三等三角点
点名:『中畑』(なかはた)
標高:598.01m
☆途中から新しいプラ杭も加わりました。『境界明確化』と印字されています。
ここから尾根を下りました。
藪化した斜面には、古い炭焼窯も多数見られました。
下り切ると、作業道跡?の様な林道に出合いました。辿って下の県道を目指し、
県道に下りたら、青年の家Pまでひたすら舗道を歩き、戻りました。
2019.6.8(土) △四等三角点「福地」-△三等三角点「上比延」-△三等三角点「中畑」 ( 旧黒田庄町・旧西脇市 境界縦走)
行程:自宅=県道141号線=県道311号線=県道566号線=県道294号線=西脇市青年の家P
-△四等三角点「福地」-△三等三角点「上比延」-△三等三角点「中畑」ー作業道ー林道ー県道ー青年の家P~~往路に同じ~~自宅
1/25000地形図『谷川』
メンバー:夫・自分
☆2月に歩いた塚谷公園の山より眺望した、対峙する山塊が気になっており、
地形図を基に歩いてみました。
(植物)
ササユリ(ユリ科)
ネジキ(ツツジ科)
モチツツジ(ツツジ科)
トウゴクシソバタツナミソウ(シソ科)
ギンリョウソウ(ツツジ科/イチヤクソウ科)
ヤナギハナガサ(クマツヅラ科)
アカガエル
バーベナ テネラ/別名タピアン(クマツヅラ科)
バーベラテネラの葉
→長いこと、解らなかったのですが、園芸種のバーベラが
野生へ逸出して繁殖していた様です。