場末の雑文置き場

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体操ワールドカップ2018の感想

2018年04月15日 | スポーツ

この大会の私的一番の目玉は鄒凱。と言っても、鄒凱が来ていることは大会前日に知ったんだけど。

鄒凱は北京オリンピック以来、ずっと一番応援していた体操選手。そして東京体育館は、2011年の世界体操東京で、鄒凱が鉄棒の金メダルをとるのを目の前で見た思い出の場所でもある。あれが私の初の体操生観戦でもあったっけ。

その鄒凱が今、審判として来ている。私と同じ会場にいるんだと思うだけで興奮した。こんなときに限っていつも持って行ってる双眼鏡が行方不明で、審判席にいる鄒凱をちゃんと見られなかったのがとても残念だった。目も良くないし三階席で遠かったから、鄒凱のことはなんとなくあそこかな、って見当をつけることしかできなかったな。顔じゃなくて体型で判別する感じ。

大会のサイトに鄒凱のインタビューが載っていたのも嬉しかった。少年っぽくて可愛いところが好きだったんで、写真を見てああ、大人になったなあ……ってちょっとだけ寂しさも感じたけど。いや、もちろん演技も好きだよ。

……と、鄒凱の話はこれくらいにしておいて。
この大会では海外の選手が見られるということで、それを楽しみにしていた。日本選手なら結構見られるけど、海外選手は日本では滅多に見られないから。だから中国選手が不参加になったのは残念だったな。鄒敬園、一番見たかったのに。

点数とかは関係なく面白いと思った演技は、ザイツの床。音楽にもピッタリ合ってたし、珍しくコミカルな動きも取り入れていて。
あと谷川の鉄棒も珍しい技を入れていて、引き込まれた。あの技がチェコ式車輪と呼ばれていることを、帰ってから見たテレビの解説で聞いて初めて知った。この技をやっている選手は、他にベルヤフスキーくらいしか私は知らない(追記:後から知ったことだが、チェコ式車輪は最近流行っているらしい)。実施する選手があまりいない技が入ってる演技って好き。ヴィンクラーやリューキンなんかも見ると興奮する。ヴィンクラーは最近増えてきたけど。

正統派に素晴らしかった演技は、村上の床とミクラックの迫力ある鉄棒。村上は世界選手権で金メダルをとって自信も付いたのかな? あれ以来安定感が増した感じがする。
あとブレットシュナイダーのブレットシュナイダーとか、序盤に怪我をしたけどできる範囲で最後まで通したペインとか、いろいろ印象深い演技があった。全体的にミスが多いようには感じたけど(特に男子)、時期的に仕方ないんだろうな。
新体操のエキシビションも良かった。新鮮さもあって、今回印象に残った演技のトップ5には入ったかもしれない。

表彰式も新鮮だった。選手だけじゃなくコーチも一緒に表彰されたり、賞金がスイスフランだったり。最後まで見ていて良かった。 

帰ってから日テレの放送を確認したら、海外選手の演技はカットの嵐でショボーン。放送してくれるだけありがたい、と思わないといけないのかな。BSも録画してるから、そっちに期待。


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