仕事の視察で苫小牧・旭川・札幌へ行く途中に、ちょっと寄ってみました白老ポロトコタン。(自主運営で経営しているそうです。) 入館するなり・・・バリ島のような・・・ハワイの一角にたたずむような感じがする素敵な湖や森林に囲まれたアイヌの民族資料館です。 若くてかわいい民族衣装に身を包んだ女性が奏でるムックリの音。ダイナミックで繊細でいろいろな弾き方があることも知りました。 昔は、大自然の中での自分の居場所を知らせる為の道具でもあったのかも知れません。 アイヌの子守唄。アイヌの古式舞踊。 舞台を見学しながら・・・アンニョハセヨー。イランカラ(アイヌのあいさつ。こんにちは!)が飛び交う集団の中にいました。 殆どが韓国人のお客様でした。 舞台で簡単にアイヌ文化の説明されていたアイヌの血を受け継ぐ若い男性の真面目な顔でユーモアを交えた自然な語り口が誠実でとても良かったな! お話の中で純粋なアイヌの血統は、今はいないと言う説明を聞きながら・・・あらら・・・と、がっくり!! 本当のアイヌの血統の方がいらしたらなら日本の歴史的人的遺産であり、国際的文明の財産でもありましょうから。 大きなことをアイヌ語で「ポ」湖のことを「ロト」と言い、コタンは「集落・村」のことだそうです。 [イランカラッテ]というアイヌ語は「故萱野茂氏」が一番大好きな言葉だそうです。 語源は「あなたのこころにちょっと触れさせて下さい。」という素敵な意味です。 ドンファンや病的でいい加減な人が、巷で頻繁に使う短絡的な思考・意味・意識のことばではありません 真摯なるもの、実直な人が使って似合うことばですね。
静かな湖のほとりにたたずむ白老ポロトコタン。 北海道らしいしっとりとした緑優しい光景でした。 白老ポロトコタン全景 |
|||||