司馬遼太郎『手堀リ日本史』より抜粋・・・昭和55年発行
日本人には、朝鮮の影響が、文化的にだけでなく、血液的にも濃いんです。たとえば長州。大内氏は朝鮮人を祖としていると、正式に言っています。地理的にも朝鮮の影響が強い。長州人的な発想法や気質は、非常に理屈っぽく、議論が好きです。そしてうまい。やはり、地理的関係から朝鮮の血をうけることが他地方より濃かった。朝鮮人が非常にすぐれているのは、論理的な能力です。
これは日本人の及ばないところです。
日本民族は長州において、あるいは裏日本において、朝鮮の血を浴びている。が、薩摩はそれほどでない。関係が割合薄いといえます。だから、というのは飛躍かもしれませんが、薩摩人は形而上的な思考法で昂奮するのではなく、現実的に判断する。幕末における薩摩藩の外交政策はみごとなものです。彼ら現実外交の見事さは、それ以前からのものですが、私たちのなかに入っている異なる血なのでしょう。ポリネシアかインドネシアかわかりませんが、非常に現実的な血ですね。幕末の薩摩で観念主義者は寺小屋で死んだ有馬新七ぐらいのものではないでしょうか。有馬は、長州型です。
長州と薩摩という、幕末から維新にかけて、大きな力を発揮した二つの藩の体質というか、それぞれの資質のちがいをみても、日本人というものはおもしろいと思いますね。むろん、こういう発想は深堀りしては変わることになりますが。
<川柳的徒然>
ずいぶん久しぶりに司馬遼太郎氏の本のページをめくりました。
なーるほど・・・と思いながら、今の自民党総裁選の5人の顔ぶれを思い起こしてみる。
麻生氏はポリネシア系・小池氏は朝鮮系・
石破氏も朝鮮系・石原氏は南方系・
与謝野氏は中国系の顔立ちに見えてこないでもありません。
今の日本はアメリカの金融不安の波にのまれて、昨日も日銀総裁が4400億の特別融資を金融系に引き当てたそうです。
事前にアメリカから知らされたからこそ、早い手が打てたのでしょう・・・。
話は戻して、総裁選です。
司馬遼太郎氏のデーターに基づくならば、
日本の政治の最高リーダーも大臣も
薩摩藩の傾向の考えを持った現実派でなければ、
日本丸の沈没ぎりぎりを救う手立てがないのではないでしょうか?
川柳の風刺で言わせて頂ければ・・・
ミトコンドリアで抽出した薩摩藩の血を 受け継いだものが、
これからの国会運営をした方が・・・いいんでないかい!!
ねじれている・・・ひまなど・・・ないですたい!!
笑い話ではなく・・・それほど・・・これからの日本の国民生活は大変な時代になるということです。
幸い今、アイヌの歴史に興味を持っている私は・・・アイヌ人の辿ってきた歴史の足跡と自分史を重ねても・・・どうやら・・・ものすごく恵まれすぎていることに気づくのです。
どうってこともない!!・・・と平然といられるからありがたいことです。
昔、ピンクレディーの「UFO」という歌詞の中に ♪「ちかごろ~地球の男に飽きたところよッ」♪という一節がありますが、
「ちかごろ~偽装だらけの和人に・・・飽きたところよ!」
という感じです。
皆さんも、
うんざりでしょう!!
川柳北海道・川柳北海道・川柳北海道・川柳北海道・川柳北海道・川柳北海道