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函館南かやべ大船縄文遺跡の土器に・・・ドキッ!

2008年09月22日 | 川柳

 こちらの土器は約6千年前に作られたそうです。(縄文時代前期)

                         模様のように見えるのは、

       土器を持つ時にすべらないようにしたのかな.。

     この繊細な線の数々は誰がつけたのでしょうか・・・。

(とてもやさしくて、デリケートな人の性格がにじんでいる仕上がりです)

たくさんあった縄文土器の中で、あたかも隣に住むやさしいおじさんが作ったような、時空を超えた身近な皮膚感覚に訴えてくる風合いがありました。

 土器を野焼きにすると3mm全体が縮むようですが、見た目ほど土器そのものはごつごつしていなくて、厚さが全体に薄いのです。(6000年が薄くさせたのでしょうか?)用の美か。

6千年前の貴重な土器にそっと触れさせていただきましたが・・・まるで、縄文版宇宙の「ET」との交信のような、親近感とあたたかな人間の肌合いが伝わってきました。

入館して、目の前にたくさん並べられている土器に縄文人の何百人ものたましいが一気にグッと訴えて来るようで、ドキリンコ!!

 今まで、ルーブル美術館・故宮博物館・大英博物館・アメリカのメトロポリタン美術館・韓国博物館などの世界の歴史の遺品(美術品ともいいますが・・・)を少し見させていただきましたが・・・いつも脳裏をよぎるのは・・・ピラミッドにあったものは「エジプトへ返せ!」「海賊がごっそり持ってきた世界のものは・・・あったところに戻せ!」・・・「ゴッホのひまわりの絵はゴッホにいくら払ったの?」などとふと頭をよぎり・・・100パーセントの感動を得られないできましたが・・・ここの大船遺跡館は施設こそ小さいですが・・・日本の古代史を誇る超すごものの価値の高い逸品がそろっています。

日本の歴史の根幹を変えるさまざまな証拠が南かやべの町民のみなさんの手厚い保護の下で守られています。(これがすばらしい!!)

 そして、6000年の眠りからこの土器たちは、ニョキッと土の中から出てくださったのです、それはそれは、ようこそ21世紀へおいで下さいました、という気持ちになりますが・・・縄文時代も今も、私たち人間の衣食住の根本は変わっていないことに気が付きます。

それにしても、久しぶりに五臓六腑からジーンと押し寄せる深い感動の渦の中にいました。 館を後にするときは、何度も自然に合掌をしていました。

縄文時代の一万年の長い生活の跡をこの二つの目で見れることにも妙な感動が湧いてきました。

彼らが必死に生きた知恵と証に触れ・・・かなりのパワーがじわじわ漂って来ました。

        すばらしい本物の世界に、浸れた至福のひとときでした。

 

                   それにしても、

縄文時代って、東北・北海道を中心とした時代じゃないの?

      縄文の土器を見ていると、 私達のすぐ足裏にある時代を感じます。

              (国盗り合戦の歴史ではないからです)

 

一万年の間、平等の精神を作ってきたともいわれるそのこころを現代人は学びたいものです!!

           (数々の墓地が実証しているそうです。)

         詳しくはこちら↓です。

 http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/minamikayabe/i_oohune_c1.html

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