「アイヌに文字がなかったのは恥ずかしいことではありません。
世界中で文字を発明したのは、ローマ字、アラビア文字、中国の漢字などで、日本の文字は中国から来た文字から、平仮名、片仮名をつくったのです。文字がないということで文化の度合いが低いということにはなりません。だから文字がなかったことは、悲しいことでも恥ずかしいことでもありませんよ」と教えてくださいました。(萱野茂著・・・イヨマンテの花矢より・・・金田一京助との会話より)
世界の先住民族の中で、文字を作って記すという言語文化を持っていたのは2・3民族だということには・・・あらためて考えさせられることの事実です。
アイヌ語は口承語で先祖代々、神話などを通じて自然界と人間界とをつなぐ間に「神」という存在が大きく人格形成に影響を濃くしていたことが少し解ってきました。
それにしても「萱野茂氏」という方から「日本人の観念」ではない「気宇壮大」な「何か・・」を今、感じさせていただいています。
話は脱線しますが、先日、北海道の函館より40分くらい北上した森町の親戚の家を訪ねたとき、そこのご主人の友人の漁師の方の船での出来事を聞かせていただきました。
「2週間前からMさんの船に、今、ハワイの鳥(ペリカンの一種)で絶滅の危惧種になっているのが、その船からまったく動かないで船の中に居ついているんですよ!北大の教授にどうしたらいいいか相談をしたら、きっとその鳥は体力を消耗していたのでその船に居ついて、餌(ほっけ)を食べながら、体調が完全になったら自然に帰っていくことでしょう・・・そうしてあげることがいいですね。と言われているんだよ。」とのことです。
その60センチくらいある、ひょうきんなペンギンにも似たデジカメに写った鳥を見ながら・・・。
「その絶滅種の鳥は・・・数ある漁船の中からMさんを選んで、信じて自分の棲家にしているのでしょうね・・・鳥は神様の化身だと言うから・・・Mさんの心の良さを本能的に見抜いたのでしょうね!!・・・Mさんが自分の命を守ってくれる人間だと鳥の方が見抜いていると思いますね!!」と、コメントした私です。
以前だと、このようなコメントが出来ようはずもありません。
いつも、そのMさんから家族全員が「うにの山」「キンキの味」「ほたてごっそり」いただいているので・・・・・その鳥の気持ちは「私の感じている気持ちと同じ」なのです。
自然に生きる鳥のきもちが・・・わかるなあ・・・わたしが鳥になったらM氏の船に乗るヨ・・・やっぱり!!
来週・・・その鳥に逢いに行きます!!
ニュースなどで人間界の餌食にさせないでその鳥に迷惑をかけないで、「がんばれよ!」と背中でもなでて来ましょう。
鳥の生態系も苦労している証拠だね!
川柳北海道・川柳北海道・川柳北海道・川柳北海道・川柳北海道