2008/11/6 とある記事より。
その夜、ミシガン湖西岸の公園には、約22万5000人を超える人々が参集した。
11月4日火曜日、まもなく第44代大統領に選ばれる、地元イリノイ州選出のバラク・オバマ上院議員の勝利を祝うためである。
CNNの設置した巨大スクリーンに“Breking news¨の文字が流れ、オバマ氏の勝利が報じられると、シカゴのグラントパークは地鳴りのような歓声に包まれた。
筆者の周囲では、オバマTシャツの上にオバマバッジをつけた“オバマニア”と呼ばれる支持者が奇声に近い歓声を上げている。いや、喜びを爆発させているのは、マニアだけではない。投票権のないような若い学生の姿も混ざっている。
「ニューヨークから友だちと来たの。この眼で歴史が変わる瞬間を確かめようと思って――」
隣りで抱擁し合う若い白人女性に話しかけるとこう答えた。高校生だという。まるで野外コンサート会場にやってくるような感覚だ。多くの若者が友人と連れ立って夜のシカゴを訪れる。ここシカゴでも、今回の大統領選で顕著だったオバマ支持層の典型的な傾向が認められた。
オバマ氏への若年層からの圧倒的な支持は、データにも現れている。CNNの出口調査によれば、全米の19歳から25歳の有権者の実に3人に2人がオバマ氏に投票した。共和党のマケイン氏とはダブルスコアである。
だが、逆に、65歳以上の有権者になると、同じ調査では、マケイン氏53%、オバマ氏45%とその支持が逆転している。
オバマ氏が勝利の演説をしている頃、この季節にしては珍しいほど温暖だったシカゴにも、ミシガン湖の冷たい風が吹きつけはじめた。それでも、オバマ氏の若い支持者たちは帰ろうとしない。騎馬隊に阻止されながらも道路に出て大騒ぎをしている。
オバマ次期大統領が、こうした若い世代からの強力な支持を取り付けたために、歴史的な勝利を収めたのは間違いないだろう。それはまさしく新しい時代の幕開けに相応しい傾向である。






<メモ>
オバマ大統領勝利宣言を、見よう聞こう讃えようと集まった人々。
特に、今回は若年層のメディア戦略がアメリカに大きなムーブメントを起こしたといいます。
日本の政治も、「変革」(チエンジ)と訴えて総理になった小泉元首相のほうがスローガンは「大先輩」です。日米スローガン同盟国?
ところで、格差社会を作ったとも言われる小泉内閣ですが、アメリカでは「年収2500万円以上の所得税を上げる」というオバマ公約です。
日本へは牛肉市場の完全開放を要求してくることも公約となっています。
もー・・・とも、ぎゅー・・・とも、なんとも言えませんが・・・その関係のお仕事の方は、大変になりますね!
川柳北海道酪農きびしい散歩・川柳北海道もう・・大変北海道散歩・川柳北海道散歩はオバマ氏をテーマにお勉強中です。