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女人湯けむり台湾モード

2008年11月20日 | 川柳

                 女人湯けむりは台湾へ

「ねえ・・あなたが10年間フロリダに住んで、一番アメリカンナイズしたところってどんなところ?」私

「・・・ないね。日本人の遺伝子が濃いだろうから、なお濃くなったことかな!」彼女

           「んんん・・・わかるような気がするわ。」私

 自分が日本人であることを一番「意識」させてくれるのが「外国人」と触れ合った時の会話だったような気がします。

「日本人は、どうしてこんなに食事の時にお皿が一杯でてくるの?」台湾人

「日本人って、どうして徴兵制度がないの?」アメリカ人

「日本はどうしてこんなにぜいたくなの?」インドネシア人

「日本の奥さんっていつも、何でも夫に聞いてみますって・・・結婚したら日本の女性はかわいそうです。どうしてですか?中国では考えられません。」中国人

 おおよその日本人はこのような質問を外国人から受けたことがないだろうか?

そんな経験を少ししただけでも、日本人としての内在された「意識」が否応なく甦ってくるものです。

24歳の時、半年間台湾人の女性と「日本語を教える」と言う名目で、会社に希望を出し、朝から晩まで仕事も、私生活も共にした事があります。

         半年間の「頭痛の種」は「どうして?」という一語。

    山手循環線に一緒に乗っていても、「あれはなんと言う字?」

                 一駅ごとに聞いてくる。

     頭が痛くなってくる。そのうち「どうして・・・新宿」っていうの?

         「わからない」と答えると、不思議な顔をされる。

   こちらは日台友好関係が壊れないように、「勉強不足ですね・・・・私は・・」

      というと、「今度調べましょう・・・」という、すごい勉強家。

いつも夜の9時ごろから勉強をして、12時までは絶対に寝かせてはくれなかった。

   「あなたは一生日本にいれるでしょう!私は半年しかいられません!」

 

  彼女は、それから半年後に電気炊飯器を持って台湾の台北に帰りました。

          日本人を意識せずには居られなかった半年間。

 彼女を見送った後に残ったものは「日本語という学力不足のこの私・日本を知らないこの私」

               外国人が教えてくれたのですね。

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