河豚は韓国人にとっても、美味しい食べ
物である。
料理の仕方はさまざまであるが、ここでは韓国流の食べ方をご紹介しよう。
河豚は、まず、鍋で食べるのが普通である。
河豚は、ハングルで、ポクであるが、辛いコチュジャンをたんまり入れて煮るのが、
ポクタン、日本風に、あっさりと煮るのが、ポクチリである。チリと言うのは日本語に由来
していると思われる。
韓国の河豚料理の食べ方は、豪快である。日本の様に、ちびちびとは食べない。ブツ切
りの肉をドサドサと言う感じで鍋に入れて食べる。高級料理ではあるが、日本程高く無い
のでふんだんに食べる事が出来る。
まず、突き出しに、河豚の皮の刺身が出てくるので、これを食べながら、飲んでいる間に
鍋の用意が出来る。肉が煮えるまで、上にのせた、ミナリ(セリ)をつまみながら待つ。
やがて、全体が泡だってきたら食べごろである。
河豚のしろこの刺身など、なんとなく、怪しげなものも出てくる。調理師は一応免許を持っ
ている。毎回食べているmcnjが、今、blogを書いているのだから、その腕前は信用できる
と言える。
食べ終えると、鍋をさげて、残り汁でご飯を茹でて食べさしてくれる。
これがまた絶品である。
冬の夜の河豚料理で飲む酒ほど美味い酒は無い。