全羅南道麗水(ヨース)は、半島最南端にある、風光明媚な観光地である。
朝鮮半島が、南に傾いて海に沈みこんで、リアス四季海岸を造っており、その先は、
東シナ海である。無数の島々が織り成す絶景は、多島海上国立公園となっている。
中でも、最南端の絶壁の上に建てられた、向日庵(ヒャンギラム)は、ヨース随一の観光
地である。
庵といっても、伽藍は無いものの、寺とも呼べる程の風格をなす。
300米を超える山が、海に崩れ落ち、岩だけの絶壁をなしており、わずかな手がかりを
岩の間に見つけて、道が付けられている。
下の岬は、丁度、亀の形をしており、亀がこの寺の名物である。
東シナ海から昇る朝日が一望出来、天気の良い日には、大勢の人々が、見に来る
と言うことである。向日庵の名前の由来もここにある。
麗水港には、遊覧船の船着場があり、海産物の食堂が立ち並ぶ。
サシミを食べた時の前菜。
帰りの飛行機から見た夕焼けと、夜景。