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花、蝶、ペット、旅行など。
韓国文化の紹介。

韓国の散歩道 民話 2

2016-05-26 12:08:26 | 写真

過去ログ

ごま豆腐さんから、ご質問をいただきましたので、アップしました。

 

 

 

 

昔昔、お爺さんと、お婆さんが住んでいました。

日本の、昔話は、必ず、こういう風にでだしますね。

韓国では、こう言います。

昔昔、虎が煙草を吸っていたころ。

どうして、こう言う言い方になったのかは知りませんが、

韓国では、虎は、怖いけれども、何処か、間の抜けた、憎めない動物として、

扱われて来ました。

02

江原道の民話です。

ある村に、夜ごと現れて、悪さをする虎がいました。

村人達は、困り果てて、何とか、虎を退治しようと、対策を立てて

いました。

或る日、放浪の旅人が、村に辿りつきました。

長い旅の疲れと空腹で、今にも、倒れそうな旅人を見た村人達は、

虎を退治してくれたら、生涯食べ物に不自由させないと約束しました。

旅人は、空き腹を抑えて、勇んで奥山の方へ入って行きました。

そして、森の奥の方で、ついに、虎を見つけました。

しかし、旅人は、あまりに緊張していたために、この、大事な時に、

大きな屁を放ってしまいました。

屁の音は、轟音となり、山々にこだまして響き渡りました。

これを聞いた虎は、逃げ惑って、木の股にはさまって、息絶えてしまいました。

気を取り直した旅人は、その虎をかついで村に帰りました。

そして、この村で、一生裕福に暮らしたと言うことです。