前回の続きです。
太平洋戦争末期、敗色濃厚にも関わらず、抵抗を続ける日本軍に手を焼いた連合軍は、ポツダムにて会議を開き、
日本軍に対し、降伏の条件をまとめて、ポツダム宣言を発表ます。
その主旨は、
大日本帝国憲法を廃止して、新しく、日本国憲法を発布する。
日本国民に主権を与える。
戦争の主たる犯罪者の責任を問う。
日本国民の戦争責任は問わない。
天皇は、国民の象徴として、政治には、関与しない。
三権を分立する。
等々です。
これに対して、日本軍幹部は、一億総玉砕を叫んで徹底抗戦を唱えます。
業を煮やした連合軍(アメリカ)は、原子爆弾の使用を決断して、日本を、ポツダム宣言のとおり、無条件降伏させました。
戦後、進駐して来たGHQは、日本国憲法の制定を命じます。
新しく出来た日本国憲法の要点は、
主権在民。
戦争放棄。
三権分立。
です。
他にも、大切な条項はありますが、皆さんご自身で、ご確認ください。(wikipediaで、大丈夫です。)
さて、日本国憲法のどこに問題があって、改憲しようとするのでしょうか。
彼らの主張は、国を守るために設置された自衛隊が、日本国憲法の制約を受けて、十分な活動ができない、というものでしょう。
自衛隊を海外へ派遣するのに、今の憲法では、整合性が取れないので、改憲したいというものです。
戦争放棄した日本の自衛隊が、海外で活動することの、整合性に苦しんで、派遣できない状態を改めようとしているのでしょう。
自衛隊の若者達が、海外へ出やすい環境を整えようとしているのです。
日本国民は、この様な動きを、よく、注意して見ていかねばなりません。