太鼓を支える太鼓台にも、いろいろな形があるようです。今回は、主に太鼓の乗せ方と、台の高さや足の数で分けてみました。
低くて胴に直角で支える太鼓台(東照宮 宮町2-5-13)
雲形に周囲をけずった太鼓台ですが、この形が一番多いような気がします。座ってうつのにちょうどいい高さになっているのでしょう。
上と同様で台車に乗る太鼓台(泉町1丁目寺務所)
これは、上のタイプを台車に乗せています。台車も含めて全体のことも太鼓台というようです。水戸黄門まつりで見ました。徳川斉昭がつくらせて、現在義烈館に展示されている巨大な陣太鼓もこの形のようです。
低くて胴に平行で支える太鼓台(春日神社 下国井町1574)
太鼓の支え方が、上と90度違っています。これも雲形に周囲を削って、表面には唐草文が刻まれているようです。
中高で、2本足、胴に直角に支える太鼓台(三所神社 加倉井町1162)
太鼓を少し高くしているようですが、たぶん、このくらいの高さだと、座って少し上向きでたたくのでしょう。
中高で、1本足、胴に直角・平行で支える太鼓台(新町八坂神社・天聖院稲荷神社 東桜川8-20)
1本足の太鼓台もありました。この形は、私が見たうちでこの神社だけでした。
高くて足2本、胴に直角で支える太鼓台(鷲神社 千波町1945-1)
寺社の道具は、どれを見ても、威厳を感じさせるような作り方がされているようで、この太鼓台などもそれをよく感じます。右下にあるバチを置く台にもずいぶん気を使っているように見えます。
高くて斜め、胴に直角に支える太鼓台(白旗神社 平須町36°19'50.4"N 140°25'16.1"Eあたり)
折りたたみ式で斜めに太鼓を置く形のものもありました。太鼓の演奏会などでも見かけるようですが、白旗神社でも、庭などへ太鼓を移動させてうつことがあったのでしょうか。
高くて4本足、胴に直角に支える太鼓台(大手門広場 三の丸1-7-3)
水戸太鼓で使われている太鼓台ですが、4本足で、台下には移動のためのキャスターがついているようです。演奏では、太鼓を相当力を込めてうつのでしょうから、しっかりした構造になっているのでしょう。写真左に見える黄色いものは、みとちゃんの頭です。
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