1960~70年代のスモールセコンド
この時代には、センターセコンドの3針タイプが主流になって来ていて、スモールセコンドは珍しいと思います。
”UniversWatch DE-LUXE"とあります。石は天真に使われていますが、何石かは書かれていません。SWISS MADE です。
テンプの振れも渋いので、洗浄しました。受板が3枚に分かれていて古いタイプですが、しっかり作られています。テンプにチラネジは付いていません。
文字盤をクリーニングするので、ムーブメントを取り出すため、リュウズを抜きます。
でもよく見ると、ムーブメントは表から取り出すタイプです。テンプは、インカブロックではありません。
表のプラ風防のベゼルを外して、クリーニングします。
最初にお化粧用の平筆と塗装用の小筆で、表面の汚れを掃います。
続いて綿棒にレンズクリーニング液をつけて、文字盤にこびり付いた汚れを拭き取ります。擦り過ぎると文字盤の塗装が落ちてしまってムラになるので、程々にしておきます。小さな点状の塗装の腐食はありますが、比較的キレイな状態です。針や時刻の印のメッキにも、ほとんど腐蝕は見られません。
ベルトのラグ幅は、18.5mmです。19mmのベルトを着けることにします。
文字盤の汚れが気になりますが、シンプルで大きなフェイスなのにクラシックなイメージです。点状の塗装の剥がれ、腐蝕は、目立たないようスポットの塗装しても好いかもしれません。
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