フォト&クラフト工房Gorou's (写真、カメラ、万年筆、腕時計、etc.)

写真、特に沖縄の・・・ カメラ、万年筆、腕時計など蒐集、修理復活などなど・・・写真と物の世界に嵌っています。

スモールセコンド文字盤クリーニング

2017-06-11 00:10:00 | 腕時計

1960~70年代のスモールセコンド

 この時代には、センターセコンドの3針タイプが主流になって来ていて、スモールセコンドは珍しいと思います。
 ”UniversWatch DE-LUXE"とあります。石は天真に使われていますが、何石かは書かれていません。SWISS MADE です。

 

 テンプの振れも渋いので、洗浄しました。受板が3枚に分かれていて古いタイプですが、しっかり作られています。テンプにチラネジは付いていません。

 

 文字盤をクリーニングするので、ムーブメントを取り出すため、リュウズを抜きます。

 でもよく見ると、ムーブメントは表から取り出すタイプです。テンプは、インカブロックではありません。

 表のプラ風防のベゼルを外して、クリーニングします。

 最初にお化粧用の平筆と塗装用の小筆で、表面の汚れを掃います。

 続いて綿棒にレンズクリーニング液をつけて、文字盤にこびり付いた汚れを拭き取ります。擦り過ぎると文字盤の塗装が落ちてしまってムラになるので、程々にしておきます。小さな点状の塗装の腐食はありますが、比較的キレイな状態です。針や時刻の印のメッキにも、ほとんど腐蝕は見られません。

 ベルトのラグ幅は、18.5mmです。19mmのベルトを着けることにします。

  文字盤の汚れが気になりますが、シンプルで大きなフェイスなのにクラシックなイメージです。点状の塗装の剥がれ、腐蝕は、目立たないようスポットの塗装しても好いかもしれません。

 

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