SWISS Made のスモールセコンドクロノメーター
文字盤がホウロウ製のクロノメーターです。
一応動くのですが、すぐに止まってしまいます。ゼンマイは巻き切った状態です。巻き切った時によくある症状です。
ホウロウ製の文字盤、腐蝕はしないのできれいな状態です。12時から4時の方向に、目立ちませんがヒビ(ヘアークラック)が入っています。文字盤はホウロウ製なので、塩素系漂白剤の原液を楊枝の先につけて、傷に沿って漂泊しても良いかもしれません。
ブレゲ―ブルーの長針が錆びています。4000番のヤスリで錆を落とします。ブルーとチタニュウム・シルバーの塗料を混ぜて色を出し、筆塗装しても良いかもしれません。針がキレイだと時計が美しく見えます。
ムーブメントの状態は、良好です。ガンギ車の受板が独立した構造で、修理がしやすいです。ガンギ車のはめ込みが一番面倒です。一体型の受板では輪列を組み上げる時、ガンギ車が最後までセットできません。
一応動いているので、受板は外さずにクリーナーで洗浄します。何度か洗浄して、何とか連続して動き出しました。
フレームも、銀磨きのクロスで磨きます。キレイになって見栄えが格段に良くなります。時計の下のブルーのクロスが銀磨きです。磨いたカ所のクロスは黒くなります。
メタルのベルトがチープです。メタルのバネベルトは似合っていますが、黒の革ベルトでも良さそうです。黒のワニ革型押しなど。黒のトカゲ革は、ちょっと似合わないような気がします。クラシックなメタルのバネベルト、なかなか手に入りません。
文字盤は、ほんとクラシックですが、フレームのデザインと相まって、よい雰囲気出してます。ブレゲ―ブルーの針がポイントかもしれません。
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