古酒のスコッチウィスキーヘイグ・ディンプル
首都圏と北海道を除いて、外出制限が解除されて来ていますが、まだまだ気を付けましょう。で結局、毎日飲んだくれているのかもw…それでも昼間はマスクをして4000歩~以上、散歩はしているのですが。図書館も部分的にオープンしていて、散歩の途中に立ち寄って図書を借り出しています。
でウィスキーの話しです。
戦後、輸入のスコッチ・ウィスキーには高い関税がかけられていました。当時、家のりっぱなサイドボードにはスコッチが鎮座していて、けっして開けたりせずその家のステイタス、飾りでした。海外土産は洋酒、スコッチ特にジョニ黒が定番でした。今となってはアルコール類は自由化されていて、日本のウィスキーの方が、かえって高い位ですね。
そのように50年以上前のサイドボードに飾らていたウィスキーが今、アンティークショップから市場に出て来ています。アンティーク!としてw…
ところがこれが美味い!のです。
スコッチウィスキー、ヘイグ・ディンプルです。ラベルは、ボロボロです。
未開封とのことなのに、栓の封ラベルは破れていました。昔スコッチウィスキーは飲んでしまった空き瓶に、日本の安いウィスキーを入れたりしてました。
見た目の雰囲気は、単に古くて紙のラベルがすり減ってしまっているようにも見えるのですが・・・
コルクの栓ではなくて、樹脂のスクリュータイプです。液面がかなり下がっていて中身が漏れ出て来ているようで、それが乾いて栓の内側にこびり付いています。この状況からすると多分、未開封でしょう。
ウィスキーはコルク栓であってもワインとは違って、瓶内で熟成するわけではないのですが、古いものは蒸発してアルコール分が漏れ出て液面が下がってきます。でもこのようなウィスキーを飲むと、特段アルコール分だけが蒸発している訳でもないようで、旨味が凝縮されているように感じられます。しかも昔のスコッチは、スコットランドの小さい醸造所で細々と手作りされていたので、非常~に美味いのです。特にフレンデェットは同じブランドでも現在のものとは全くといっていいほど違います。
テイスティンググラスに氷を一かけ入れて、飲んでみました。間違いない!未開封のディンプルです! 昔のスコッチの旨味、ピートの香ばしさと古酒の滑らかな舌触り、これこれ、これですよスコッチは。日本のウィスキーも最近は美味しいのですが、やはり昔のスコッチにはかなわないと思います。
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