2025年2月16日の取手本陣
地元では白梅は満開、紅梅は先始め、取手本陣に行ってきました。そろそろ紅梅も咲き始めている頃なので。
門への路地にサザンカと水仙が咲いていました。サザンカはとうに盛りを過ぎています。
咲き残っていたサザンカ。サザンカは離弁花なので、ツバキと違って花びらが一枚いちまい散ります。
紅梅は、やはりまだ先始めでした。
裏庭の白梅です。先客の方がいらっしゃいました。
私は人をできるだけ入れない写真を撮っているのですが。それでも街撮りだと、どうしても人が入り込んでしまいます。言ってみれば人は邪魔な存在なのですが。どうしても入ってしまうのであれば、それを前提に積極的に活かす構図で撮るようにするのも、自分としては新しい写真の世界が開けるのではないか・・・と思います。
で、この構図。人のいない梅の樹のある庭よりは、女性の着ているカウチンなど季節感が出ていて良いのではないか・・・と思います。これはこれで・・・
古木の白梅は盛りです。離れていても、ほのかに甘すっぱい香りがただよってきます。
盛りを過ぎたロウバイが咲き残っていました。
本陣の少し先、昔からある「藤沢酒店」のウインドウに、取手の造り酒屋田中酒造の純米吟醸「取手宿」のポスターです。江戸時代の水戸街道は、明治になって「陸前浜街道」と呼ばれるようになりました。
その向かいにある八坂神社。これもお参りする人が写っているほうが良い写真になるな。
豊漁祈願や方位除け祈願などの幟が立てられています。
豊漁祈願って利根川の漁業の豊漁祈願なのか。取手より少し下流の布川は、鮭漁で有名です。赤松宗旦の「利根川図誌」に書かれています。また、江戸時代には銚子で上がった魚を載せた船が利根川をさかのぼって関宿まで行き、そこから江戸川を下って日本橋の魚河岸まで運びました。舟底の平らな高瀬舟で。そのように船が運行されていたので、取手宿でも豊漁祈願をしたのかもしれません。
今の利根川では、漁業はほとんど成り立っていないと思います。初夏にハクレンが遡上してきて凄い数のジャンプが見られますが、漁業の対象にはなっていないと思います。幟にはブラックバスの絵が描かれていますね。ブラックバスの釣りは盛んで、その豊漁祈願なのか・・・?
ちょっと中途半端の時期の取手宿のスナップでした。たんなる地元の紹介で、あいかわらず作品にはなっていないなあ・・・
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