グレンリベット(GLENLIVET)の18年
このところ"STAY HOME"で酒ばかり飲んでいる・・・わけでもないのですが、いやそうかもしれない。で、またウィスキーの話しですw…
ウィスキーはスコッチのシングルモルトが気に入っています。グレンリベットは、やはり飲んだ事なかったようです。(よく覚えていないw…)
グレンリベット18年です。
もともとウィスキーはアイルランドから、その北側、グレートブリテン島の西側北大西洋に面したアイラ島を経て、スコットランドに入って来たと云われています。北大西洋に面したアイラ島には浜にたくさんの海藻が打ち上げられていて、これを麦芽を乾燥させるのに使っていて、それでアイラウィスキーは海藻の強いヨード臭がするのです。ウィスキーの製法がスコットランドに入って来た時に麦芽の乾燥には、寒い土地なので腐らずに堆積した植物の泥炭、ピートを使いました。なのでスコッチウィスキーはこのピートの香りがするのです。よくご存じのこととは思いますが。
マッサンでおなじみの竹鶴政孝は、スコットランドでウィスキー作りを学んできて、北海道の余市に工場を創ったのですが、当初はスコットランドからピートを輸入し麦芽の乾燥に用いていたそうです。こだわりですねぇ。ちなみにニッカウィスキー「余市」は、麦芽の乾燥に地元北海道の石炭を使っています。独特の個性的な香りがしますね。この「余市」も非常~においしいウィスキーですね。
ウィスキーテイスティンググラスで、ストレートでやります。
アルコール度数は、40度です。現代のスコッチなのでしょう、ちょっと物足りない感じです。
度数が低い、といっても40度ですが、ウィスキーの液滴がグラスの内側にあまり付きません。色も薄めの琥珀色です。
味も香りも非常~にソフトで口当たりは滑らか、想像していたものとは全く違っていました。グレンフィディックのような香ばしさが立った濃厚な味わいかと思っていましたが、それとは対極のものです。グレンリベットって、こういうウィスキーなんだぁ・・・
想像していたものとは違っていたので、飲み始めはちょっと物足りない感じだったのですが、次第にソフトの中に味わい深さと滑らかさが立ち上がって来て・・・これは美味い! ハイランドウィスキーのイメージが変わりました。18年のシングルモルトの主張なのでしょう。イヤ~ッ美味い!
「一釜焚きのリザーブ」(シングルモルト)とあります。エレガントで誘惑的なウィスキー。色彩をおびた際立つ香り。樫とスパイスを暗示する、長くそして香りのなかなか消えない・・・ウィスキーです!
ソフトなのに味わい深いので、どんどんイケる。ちょっとあぶないなぁw…
-閑話休題-
政孝の奥様リタさんは、政孝がイギリスのグラスゴー大学に籍をおきながら蒸留所で働いていたときに知り合った、お医者様のお嬢さんです。彼女は結婚して日本に来て政孝のウィスキー造りを助け、生涯日本で暮らしました。戦争中は敵国人だとされて、日本に帰化していたのに、つらい思いもされたようです。リタさんはあまり身体が丈夫でなかったようですが、戦争を乗り越えて64歳でなくなりました。死因は肝硬変だったようです。つまり政孝のウィスキー造りのサポートで試飲を繰り返し、肝臓を悪くしたのではないか・・・と私は勝手に想像しているのですが。二人の間に子供はいません。痩せてスタイルの良い、日本女性の様な、なで肩で着物の良く似合うきれいな方です。NHKマッさんのリタ役シャーロット・ケイト・フォックス、彼女は本物のリタさんのイメージにピッタリですね。
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