BULOVA.AUTOMATICプラ風の修復
BULOVA AUTOMATIC 21Jewels のプラ風防の修復です。
秒針の下端部が二股のホークのようなデザインで、なかなかシャレています。裏蓋がスケルトンです。
プラ風防に深い傷があります。ちょっと荒っぽいですが、目の細かなスチールのヤスリで、まず表面の凸凹を削り落とします。
深い傷の溝に詰まった汚れを、針で取り除きます。
深い傷はヤスリで削り取れないので、UVレジンで埋め込みます。粘性があるのですが結構浸透性もあるので、細かな傷の奥まで浸み込みます。例によって光量不足のUVライトをあてます。なかなか硬化しない・・・
UVレジンは少し凝縮しますが、はみ出た部分など盛り上がっているのでこれを除去するため、仕上げ目のコンパウンドで磨きます。仕上げ目で磨くと、光沢が出て透明になります。
ケースやベルトも汚れていたので、金みがきクロスで磨きました。
きれいになりました。風防の傷もほとんど目立ちません。BULOVAのAutomaticで裏がスケルトンのもの、ちょっと珍しいのでは。1980年代のものか・・・
日付もついていて、きれいな時計です。今、クラシックの自動巻き時計に人気があります。
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