帆船ボトルシップ、リクマー
19世紀ドイツで創業した海運業リクマーの帆船リクマーのボトルシップです。
"RICKMER"は1896年建造の1980総トンの帆船で1989年にドイツハンブルグに係留されて現在ミュージアム・シップとして公開されています。
このモデルを見ると煙突はないので、蒸気機関は備えず風力のみで航行していたようです。3本マストで船の前部と中央は横帆が、後部のマストには縦帆が張られています。船体はスマートでスピードが出そうです。1896年建造ですので、すでに蒸気機関は実用化されていたのですが、なぜあえて風力のみで帆走する船を運用したのか。当時の船の運用効率とか維持管理の面で、蒸気船より有利だったのかもしれません。
ちなみにペリーが日本に開国を要求してきたのは、アメリカは当時有数の捕鯨国で、日本の近海は有望な捕鯨の海域でした。その捕鯨船の物資補給の基地を確保することが、大きな目的の一つだったようです。ペリーが乗ってきたのは初期の蒸気船、外輪船でしたが、大洋を航行する時は燃料(当時はマキ)を節約するため帆を張った風力で帆走していました。
帆船の航海は非常に時間がかかるので大洋を渡る場合、水、食料の補給が必須で、特に水はすぐ腐ってしまって水分の補給のため腐らないビールを大量に積んでいったそうです。(ビールなどアルコールを摂取すると利尿作用で逆に喉が渇くと思うのですが・・・でも当時のビールはアルコール分は今よりだいぶん低かったようで、水分補給の役になったのでしょう。)というわけでw…リーズナブルな「本キリン」を並べてみました。本キリンをやりながら、帆船航海に思いをはせて。
パイレーツオブカリビアンが好きで、特に大航海時代の帆船にとても興味があるので、こんなものを手に入れてしまった。
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