WALTHAM懐中時計の修理その4
文字盤をクリーニングして、プラ風防を取り付けました。
文字盤は筆を使ってこびり付いている埃を掃います。塗装はキレイなので、クリーニング液での拭き取りはしません。拭き取ることで、かえって塗装を痛めてしまいムラが出てしまいます。
風防は縁に、少量のUVレジンを楊枝で付けて接着します。ボンドタイプの接着剤より、扱いが容易です。
時針や風防も無く、ボロボロだったWALTHAMの懐中時計、修復完了です。
昔、祖父が懐中時計を柱の上の方に掛けて、柱時計のように使っていたことを思い出しました。この時計も、そのようにしてみたいと思います。
今は家の時計は電池式のクォーツで、1年に一度電池を交換するだけで手間はかかりません。それに比べると昔の手巻き時計は、手がかかります。しかも時計は大変貴重なものだったので、それゆえ愛着もひとしおで、私にとっては憧れの的でした。この古い懐中時計を見て、そんなことを思い出しました。
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