フォト&クラフト工房Gorou's (写真、カメラ、万年筆、腕時計、etc.)

写真、特に沖縄の・・・ カメラ、万年筆、腕時計など蒐集、修理復活などなど・・・写真と物の世界に嵌っています。

手巻き腕時計ロイヤル・モントレスの修理(2)

2016-11-18 23:02:19 | 腕時計

手巻き腕時計ロイヤル・モントレスの修理 その2

 時計の修理、ちょっと間が開きました。以前、巻上げができなかったロイヤル・モントレスの修理その2です。

 

 ゼンマイのストッパーが折れてしまって、巻上げが出来ない状態でした。替えの部品、クリップが無いので、バネステンレス棒で作ることにしました。

  香箱の歯車をロックするツメの部分は残っていたので、これをそのまま利用し、欠損した部分を焼きの入ったステンレス棒(0.3mmф)で作ることにしました。
 ピンセットの先が残っていたツメの部分で、これにつながって円形の溝に沿って右側の孔の箇所に円形のプレートが入っていたと思われます。
 この部分を作ってはめ込もうと思います。

 

 

 

 欠損した部分を、ポンス台を使ってステンレス棒で作ります。円形の孔にはめ込む箇所を、ステンレス棒をコイル状に丸めます。折れずに上手く丸まりました。

 せっかく作ったコイル、円形の溝にはめ込もうとピンセットで押し込んだら、折れてしまいました。

 バネ状に小さく巻き込んだ箇所が、座屈して折れてしまいました。一度に一気に巻かないと、それを戻したりさらに巻き込んだりすると折れてしまいます。

 改めて、作り直しです。円形の溝にしっかりはまり込むように、大きさを合わせて作ります。
 ポンス台で使っているこのバイスは、先端部分に0.5mm程の孔が開いています。そこに0.3mmのステンレス棒を差し込んで、バイスの先端側に巻き込みます。さて今度は上手き行きますか。

 おかげで、ポンス台の使い方に習熟してきました。やはりポンス台は、時計修理の必須アイテムです。

 

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SWISS MADE ?のスモールセコンド

2016-11-15 00:10:00 | 腕時計

多分 SWISS MADE のスモールセコンド

 文字盤がヤスリがけされていて、メーカー名が判りません。手荒なことをするものです。

 おそらく文字盤が汚れていたので、表面の塗装をヤスリで削り落としたのだと思います。手荒な作業です。プラ風防もありませんでした。ヤスリ目の傷があまりに酷いので、仕上げのコンパウンドで磨きました。これでも少しはキレイになりました。

 在庫の10/17のプラ風防が、ピッタリはまりました。ノギスで測ると、23.3mmでした。

 テンプの動きが渋いので洗浄剤でクリーニングすると、快調に動き出しました。
 しかし、リューズのかみ合わせが良くありません。ゼンマイの巻上げが空回りするし、引き上げても時間合わせも空回りして出来ません。
 古くて使い込まれた腕時計では、よくある症状です。この場合、リューズ周りの歯車が摩耗しているので、これを再生する必要があります。

 

 でも何とかゼンマイ巻上げができるので、風防も取り付けたしとりあえずここまで・・・とします。


 文字盤があまりにも酷い状況なので、雰囲気は変わってしまいますが、ペイントした方が好いかもしれません。

 

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猪苗代の紅葉

2016-11-12 14:54:53 | 旅行

猪苗代の亀が城、土津神社の紅葉

 ちょっと間が開きました。それで、旅行のご報告で恐縮です。
 このところ閉じこもって細かな時計いじりばかりしていたので、気分転換もかねて猪苗代の紅葉を見に行きました。

 地元から常磐道と磐越自動車道をつかって、猪苗代インターまで行きました。

 途中、中郷サービスエリアで休憩しました。

 

 中郷サービスエリアでは、地元茨城の土産物などを扱っています。焼き栗やアユの塩焼きなどが売られていました。

 野口雨情の碑がある公園があります。曇りの天気だったので、紅葉もいまいち冴えません。

 

 

 宿泊したホテルです。右は、近くの猪苗代湖畔にあるガラス館、ガラス器などが売られています。
 道を隔てた向かいには、野口英世記念館があります。

 

 ホテル前ロータリーの黄葉と、釣り堀池の紅葉です。

 

 左はホテルの遠景、右の写真は磐梯山。
 山頂は、雲に覆われています。

 

ホテルからの眺め、猪苗代湖です。曇り空で、夕焼けもさえません。

 

 翌朝、川桁駅まで散歩に出ました。
 猪苗代町の民家の生垣、ドウダンツツジの紅葉、真っ赤です。

 赤と黄色、咲き分けの紅黄葉です。まるで着物の模様のようです。

 

 ホテル最寄の駅は、磐越西線「川桁」です。無人駅で、急行は止まりません。右の写真は駅前の立派な家屋。旅館?ではないようです。

 

 

 昔は川桁駅から安達太良山裾の沼尻駅まで登山鉄道が通っていました。

 

 

 

 

 

  

朝の森の中、寒くて霜が降りていました。

 

 

 ホテル周囲は、森に囲まれています。熊!が出るようです。森のクマさんですって、そんな和やかな話ではありません。ホテルのハーブ園からは、磐梯山が見渡せます。

 

 猪苗代城、通称亀が城の紅葉です。亀ヶ城は会津若松の有名な鶴ヶ城と並び亀ヶ城と称されています。

 

 

 

石垣や階段、天守台跡があって、城や曲輪の建物は残っていません。かなり急な斜面の高台です。

 

 亀ヶ城跡の裏、北側の山裾にある土津神社の紅葉です。観光バスが来ていて、沢山の人が紅葉を見に来ていました。猪苗代では、有名な観光スポットのようです。

 

 猪苗代はそば処で、猪苗代町役場前の座敷縁側の窓から磐梯山が見渡せる食事処「芳本茶寮」でわっぱ飯御膳を頂きました。新そばで、大変おいしかったです。
 隣は「ラネージュ」という喫茶店なのですが、じつはここで出すお蕎麦が猪苗代で一番美味しいと言われています。朝11時開店なのですが、10時過ぎから人が集まり出して整理券が配られるほどです。以前に何度か食べたことがありますが、確かに腰があり甘味があってとても美味しいお蕎麦でした。天ぷらがサクサクで、特に天ざるは絶品です。
 でも「芳本茶寮」のお蕎麦も美味しかったです。

 猪苗代は空気がキレイで紅葉が素晴らしく、今回の旅行は大変良い気分転換になりました。
 さて、修理途中で放り出してある時計が溜まっているので、またこもって始めますか。

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