いったん耳に入ってしまったら、最低半日は勝手に脳内再生される、2024年WBSCプレミア12台湾チーム応援ソング「台灣尚勇」。
曲の総プロデューサー本人吳坤龍氏いわく、10年前に台湾プロ野球統一ライオンズ(統一獅)の応援ソング「統一尚勇」からのアレンジだそうだ。
そして、この「統一尚勇」もまた、オリジナルがあったという。千葉ロッテ(千葉羅德)のチャンステーマ(嗆司曲)だった。どうりで、なんとなく日本人のなじみそうなメロディだわ。
歌詞「Hero、Hito、安打、台灣尚勇」のなかに、気になるワードが2つ。「Hito」と「尚勇」。
「Hito」は調べたら、日本語の「ヒット」(Hit)からだった。外来語にいちいち母音をつける日本語の発音は、台湾人の耳にそう聞こえたというもの。
一方、「台灣尚勇」の「尚勇」は台湾語由来。「尚」(台湾語表記siōng ) は「一番、もっとも」の意味。「勇」(ióng)は「強い、丈夫」などの意。よって、「台灣尚勇」は、「台湾最強」が最適な訳かと。
歌詞がコンパクトで覚えやすく、そして力強い、この台湾勇者への応援ソング。実は英語、日本語、中国語と台湾語の融合でした。まさに、台湾という国のダイバーシティ(多樣性、多元性)を象徴したものだった。
台湾、最高!
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