グッドぐんま 2

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嶺公園のカタクリ

2011年04月13日 20時15分58秒 | ぐんま花だより
春の嶺公園と言えばミズバショウが有名ですが、ミズバショウやリュウキンカの咲く湿生花園から少し上ったところに、カタクリも咲いています。


花のピークはやや過ぎた感じですが、今シーズンは春が遅く、カタクリが咲き始めるのが遅かったので、まだ見頃です。




カタクリは北海道から九州の落葉広葉樹林の林床に生育する多年草。林が明るい早春に葉を展開し、花を咲かせ、木々の葉が茂る初夏には地上部は枯れて姿が見えなくなってしまいます。春のわずかな期間だけ地上に現れるスプリングエフェメラルの代表的存在。
カタクリの種子にはアリが好むエライオソームという物質が付着しており、アリが種子を運ぶことによって分布域を拡大しますが、種子から花が咲くまでに何年もかかります。





カタクリが咲くと、雑木林は春本番。もうすぐ夏鳥たちの声も聞こえるでしょう。