連日増え続ける感染者数や、有名人の訃報などから、新型コロナウイルスは、恐ろしい毒性を持っていると思っている人が少なくありません。
しかし重症化の原因はウイルスの毒性よりも、免疫細胞が過剰に反応することで、多臓器不全や重症化肺炎を引き起こす、「サイトカインストーム」にあることがわかってきました。
免疫細胞を活性化させる、サイトカインの産出量が増えすぎると免疫細胞が暴走し、
ウイルスだけではなく自分の細胞まで傷つけてしまう「サイトカインストーム」が引き起こされるのです。
インフルエンザに比べ、新型コロナウイルスは「サイトカインストーム」に陥りやすいと言われています。
「順天堂大学医学部教授 小林弘幸先生・病気にならないプチ習慣より」
大阪水曜ほっと集談会一世です。
医療に関して全く素人の私ですが、たいへん興味深い文章でした。
免疫学でいわれる免疫細胞の過剰反応による暴走を心に置き替えた時、
仮説ですが、神経質症状についても当てはまるのではないでしょうか?
本来神経質の性格特徴の内向性、心配性、執着性、完全欲がある不安を感知した時に過剰に防衛し暴走したことによりパニックや鬱を引き起こす。
私一世は、未だに根拠のない、努力不足や、社会的体験不足、幼弱性や、人間的成長を唱えることに対して警鐘を鳴らす者であります。
そこには、自力により性格をコントロールしようという力みを感じるのです。
森田先生は、私はただ、事実を正しく観察し、研究する科学者でありたいと念じているものです。
と言われています。
皆さん、事実に即して物事を観察するとき、答えはやがて明らかになります。
神経質性格が良い悪いではないのです、すべてはバランスの問題です。
切れすぎる刃物は、自らを傷つける凶器にもなるのです。
神経質性格は、私たちが望んで手に入れたものではありません。
神経質性格がなぜ私たちに与えられたのかは、だれにもわかりません。
世間基準に当てはめようとすると、時には疎ましく持て余すこともあるでしょう。
しかし神経質性格の取説を学んだ私たちは、この性格の中にやがて砂金のようなきらめきを見出すでしょう。
それまで学びを止めてはなりません。
私はそれを切に願う者です。
さあ、来月もコロナに負けずオンラインで集談会を開催しましょう!
2021・1・29 一世