大阪水曜ほっと集談会一世です。
発見会や集談会の場で取り上げられるのがかくあるべしである。
あるがままの対極になり諸悪の根源のような扱いである。
神経質者の認識の誤りという言葉で問題視される考え方である。
これがまるで自己責任のように語られることに違和感を感じている私です。
なぜなら私たちは毎日このウイルスならぬ、かくあるべしの脅威にさらされてびくびくしながら生きているのではないか。
しつけと称する心身の虐待、行き過ぎたブラック校則、企業に都合のよい社会規範など際限がない。
真面目で融通が利きにくい(陶冶前)の神経質者が陥るこのかくあるべしの罠に私も何度も落ち込み自分を責めた経験がある。
自分を欺く生き方はやがて、心身を蝕み鬱を助長する。
しかしながらこのように神経質者の真面目さや弱い立場に付け込み心のラインオーバー繰り返す人間はいくらでもいる。
自分を責めるのを止めよう!
もっと自分を守ろう!
理不尽に繰り返される心のラインオーバーから自由になろう!
家族や自助グループにおいても例外はありません。
定年を前に自分の本心と向き合うことを求められた私です。
サン=テグジュペリ 原作「星の王子さま」にこのような一節があります。
ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。
いちばんたいせつなことは、目に見えない。
曇った老眼鏡を拭きながらその言葉を思い起こした一世です。
2022.7.5 一世