大阪水曜ほっと集談会一世です。
最近オンラインの恩恵で全国の発見会の仲間と話す機会が増えた。
本音で集談会の現状、問題、幹事の悩みが時には赤裸々に語られることもある。
良い傾向である。
自分ではよいと思って発言したことが、初心者の若い世代の会員には、上からの押し付けと捉えられることもある。
結果傾聴、傾聴と何のコメントもしないという発想になる方もあるが、少し違うと思う。
そうではないと思う。
アプローチの仕方を少し変えるだけで同じコメントでも、受け取り方が変わる。
人は自分の事は、自分でわからないものである。
自己紹介後に他者からもらう小さなコメントはとても大切である。
それが無ければスパイスの効かないカレーのようで物足りない。
そこで注意したいのは、自分より若い世代から学ぼうとする謙虚な姿勢である。
更に言えば応援していますよというシンプルなメッセージは必要であると思う。
関西オンライン初心者懇談会を正式に開設して1年、受け入れをオンラインで始めたのが2年前である。
特に若い世代の初心者と言われる人たちは、60代~70代の発見会の中心を担う世代よりもある意味で情報量が多い。
SNSを通じて他の自助グループにも参加して、横のつながりを深めている。
にも拘らず初めて参加した集談会で旧態依然の行き過ぎたアドバイスを受ければ、所謂引いてしまう。
何でもかんでも森田理論で解決しようとすることには無理がある。
そもそも森田博士は森田療法はすべての精神疾患に対して万能であるとは言っていない。
精神科医や心理カウンセラーとの関係性の隙間を埋める、同じ苦しみを経験した仲間と触れ合いたいという率直な期待を裏切ってはいけない。
家族でも、友人でも、職場の人間でもない私たちである。
距離を取りながらさりげなく、若者の気づきをサポートするような淡い水のような関係性が今求められているのではないか!
若者の心のラインオーバをしないように自戒したいと思う私です。
2022.7.24 一世