大阪水曜ほっと集談会一世です。
最近痛ましい事件や事故を観るたびに、現代人の生き急ぎについて考えてしまう私です。
全てに効率や意味を見出そうとする社会のあり方に息苦しさを感じているのは私だけでしょうか。
大阪に単身赴任していた時に、大阪水曜ほっと集談会との出会いがありました。
当時人間関係や仕事に疲れると難波にある吉本新喜劇を見に行きました。
缶ビールを片手にたこ焼きを頬張る(ほおばる)とそこは至福の世界でした。
街をぶらぶらしていると時々ぼちぼちでんな!という掛け声が聞こえて来ました。
このぼちぼちが大好きな一世です。
そう言えばコロナ禍で吉本新喜劇にもしばらく行っていません。
森田療法は別名自覚療法と聞き及んだことがあります。
確かにそのような側面がありますね。
必然的に美味しいワインが出来るまでの工程に似て時間が掛かるのです。
ワインは原料であるブドウの仕込み、果汁のアルコール発酵、樽・タンクでの熟成、瓶詰の大きく4つの工程で行われます。
工程がシンプルなだけに、ワインの良し悪しは、原料のブドウの品質が大きいそうです。
どれ程優れた神経質性格でも、社会という樽の中で熟成される期間が必要なのです。
私は神経質性格の発酵を手助けするのが森田療法ではないかと思います。
皆様森田を学び始めて潜伏期間42年の私です。
最近ふと神経質が熟成されて美味しくなった、元気になったと思う瞬間があります。
入会したばかりの会員の皆様に改めて申し上げたい。
ぼちぼちいこか!
2022.7.9 一世